日本航空のデジタル変革を加速するハイブリッド・クラウド基盤構築を実施

日本アイ・ビー・エム株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:山口明夫、以下「日本IBM」)は、日本航空株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役社長:赤坂祐二、以下「日本航空」)のデジタル変革を支える複数のクラウド・ベンダーによるハイブリッド・クラウド基盤とその統合管理システムの構築を実施し、本年6月から全面的な運用を開始しました。

日本航空では、新システム基盤として、クラウド技術を全面的に活用して、以下の課題解決を図りました。

 ・  標準化したインフラサービスの提供(カタログ化)による、基盤構築スピードアップと高い可用性の確保
・  インフラリソースの適切な配分と運用業務の自動化による業務効率向上、運用管理業務効率化とコスト適正化
・  統合化・仮想化されたインフラ基盤の水平展開による既存環境からの確実なシステム移行と今後の柔軟な拡張性の担保

今回運用を開始した「新システム基盤」は、相互にネットワークで接続された3つのクラウドで構成しました。

日本航空のデータセンター内に「プライベートクラウド基盤[1]」を構築しました。また、ビジネス環境の変化への俊敏な対応と業務を革新、先進化し競争優位性を発揮させるために、IBM Cloudによる「専有IaaS パブリッククラウド基盤[2]」と、他のベンダーから提供される「共有IaaS・PaaSパブリッククラウド基盤[3]」の2種類を準備しました。さらに、これらのプライベートとパブリック、専有と共有といった性質やベンダーが異なる3つのクラウドを統合的に管理する「統合管理基盤」を構築しました。

日本IBMは「ハイブリッド・クラウド基盤」と「統合管理基盤」のセルフポータルをはじめ、プロビジョニング、サービス管理、共通基盤、各種リソースプールなどの機能に関し、各領域で最適なソリューションを複数社のパートナーと協業し、長年にわたる日本航空のシステム構築の経験を活かして、統一されたアーキテクチャーによる設計、インテグレーション、保守を一貫して提供しました。

「プライベートクラウド基盤」には、既存の仮想環境との親和性の高いVMware vSphere®、VMware vSAN™、VMware NSX®を活用し、オンプレミスの既存システムから安全で確実な移行を実現しました。また、物理サーバと仮想サーバの混在環境に対してネットワークをリソースプール化するために、Cisco ACIを活用しました。さらに、「専有IaaSパブリッククラウド基盤」と「共有IaaS・PaaSパブリッククラウド基盤」を用意したことで、使用用途や高性能ベアメタル、スケールアウトなどの要件に合わせて適切なIaaS環境を選択することができます。

「統合管理基盤」は、ServiceNowのIT Service ManagementとVMware vRealize®を組み合わせて、利用者にポータル機能やサービス管理機能を提供し、標準化・自動化をすすめました。この「統合管理基盤」は、従来数日かかっていた仮想サーバの構築期間が数時間へ短縮できるアーキテクチャーとなっており、日本航空のデジタル変革をより加速することが可能となります。

日本IBMは、15年を超える日本航空とのITアウトソーシング契約を通じて培われた知識と経験を十分に活用し、今回利用を開始するハイブリッド・クラウド基盤への継続的なご支援を通じて、「JAL Vision」の実現に貢献します。

以上

[1] 特定の企業や個人だけが利用できるように構築された専用クラウドサービス
[2] パブリッククラウド上で、特定の企業や個人だけが使えるサーバやストレージ、ネットワークなどのハードウェアやインフラまでを提供するサービス
[3] パブリッククラウド上で、複数の企業や個人が共有するIaaSおよび、システム開発に必要なアプリケーションとOSをつなぐミドルウェアやデータベース管理システム、プログラミング言語、WebサーバOSなどといったソフトウェア一式
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