福井県文書館所蔵「松平文庫」の市民参加型翻刻プロジェクトを開始!
~地域の歴史資料を市民との協力を通じて解読します~
「みんなで翻刻」最新プロジェクト始動 最新のAI技術を使用しながら 古文書解読に参加しよう!
国立歴史民俗博物館を中心に開発を進める歴史資料の市民参加型翻刻プラットフォーム「みんなで翻刻」(※1)では、これまでに5,000人の市民の参加により1,400万文字以上の「くずし字」で書かれた歴史資料が解読されました。
「みんなで翻刻」では、新たに、福井県文書館と連携して松平文庫の資料の翻刻に取り組みます。このプロジェクトにより多数の未翻刻資料が含まれる松平文庫の翻刻を着実に進めます。また、地域の歴史資料の解読を通して、歴史研究の基礎資料拡充と地域の歴史に対する市民の親しみと知識の深化につなます。
今回のプロジェクトの概要
●松平文庫は、江戸時代に福井藩で作成・使用された公文書類(藩政資料)や越前松平家・福井藩校に伝来した書籍(国書・漢籍)など、1万点を超える資料から構成されるコレクションです。1950年の福井県立図書館の開館以来、松平家より寄託を受けた同図書館がその利用と保存に努めてきました。2019年には寄託先が福井県文書館へ変更されました。
●今回のプロジェクトは、福井県文書館(「デジタルアーカイブ福井」)との連携のもと、多数の未翻刻資料が含まれる松平文庫を「みんなで翻刻」上で公開し、市民参加とAIによるサポート(※2)を通じて翻刻資料を大幅に増やすことを目的にしています。歴史研究の基礎資料拡充に加えて、地域の歴史に対する市民の親しみと知識の深化が効果として期待されます。
※1 みんなで翻刻 https://honkoku.org/
「翻刻」は、くずし字等で書かれている古文書を、一字ずつ現代文字に活字化する作業のこと。
※2 みんなで翻刻は、AIによる「くずし字」の自動認識機能を搭載しています。
株式会社凸版印刷や人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)から技術提供を受けたものです。
「くずし字」に慣れない初心者でも、AIの支援を受けながら翻刻作業に参加することができます。
▼資料一例
「みんなで翻刻」について https://honkoku.org/
「みんなで翻刻」の主な機能と特徴
「みんなで翻刻」の現状と今後
※4 IIIF(International Image Interoperability Framework、トリプルアイエフ) https://iiif.io/
※5 株式会社凸版印刷や人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)から提供を受けたものです。
※6 くずし字学習支援アプリKuLA(大阪大学大学院文学研究科)https://kula.honkoku.org/
「みんなで翻刻」では、新たに、福井県文書館と連携して松平文庫の資料の翻刻に取り組みます。このプロジェクトにより多数の未翻刻資料が含まれる松平文庫の翻刻を着実に進めます。また、地域の歴史資料の解読を通して、歴史研究の基礎資料拡充と地域の歴史に対する市民の親しみと知識の深化につなます。
今回のプロジェクトの概要
●松平文庫は、江戸時代に福井藩で作成・使用された公文書類(藩政資料)や越前松平家・福井藩校に伝来した書籍(国書・漢籍)など、1万点を超える資料から構成されるコレクションです。1950年の福井県立図書館の開館以来、松平家より寄託を受けた同図書館がその利用と保存に努めてきました。2019年には寄託先が福井県文書館へ変更されました。
●今回のプロジェクトは、福井県文書館(「デジタルアーカイブ福井」)との連携のもと、多数の未翻刻資料が含まれる松平文庫を「みんなで翻刻」上で公開し、市民参加とAIによるサポート(※2)を通じて翻刻資料を大幅に増やすことを目的にしています。歴史研究の基礎資料拡充に加えて、地域の歴史に対する市民の親しみと知識の深化が効果として期待されます。
※1 みんなで翻刻 https://honkoku.org/
「翻刻」は、くずし字等で書かれている古文書を、一字ずつ現代文字に活字化する作業のこと。
※2 みんなで翻刻は、AIによる「くずし字」の自動認識機能を搭載しています。
株式会社凸版印刷や人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)から技術提供を受けたものです。
「くずし字」に慣れない初心者でも、AIの支援を受けながら翻刻作業に参加することができます。
▼資料一例
「みんなで翻刻」について https://honkoku.org/
- オンラインでの市民参加型の歴史資料の翻刻プラットフォームです。
- 「ライブラリー・オブ・ザ・イヤー2020大賞」(※3)に選出されました。
- 2017年1月にスタートし、大量に存在する歴史資料を解読し、過去の地震の理解に役立てることを当初の目的としていました。
- 2019年7月の大幅リニューアルで、デジタルアーカイブの国際標準規格IIIF(※4)に対応し、国内外の多種多様な機関が所蔵する資料を翻刻しています。
- AIによる「くずし字」の自動認識機能を搭載しています(※5)。「くずし字」に慣れない初心者でもAIの支援を受けながら翻刻作業に参加することができます。(福井県文書館資料のAI支援については、4月以降に対応予定)。
- ご参加いただいた方が古文書に親しみ、その解読の楽しみを知ること、地域の歴史に目をむけることに寄与しています。
「みんなで翻刻」の主な機能と特徴
- 「ま な ぶ」 数多くのくずし字のパターンや、江戸時代の本から収集した熟語・約3000パターンを収 録。くずし字学習支援アプリKuLA(※6)と連携。
- 「翻刻する」 約2400点の資料を登録。Wikipediaのように、多人数が同時に書き込める「ライブ」機能付き。
- 「つながる」 SNS機能で写真や文章の投稿が可能。
- 歴史資料をパラパラめくるように閲覧できます。
「みんなで翻刻」の現状と今後
- 多様な機関と連携し、15の翻刻プロジェクトを実施しています。
- 総入力文字数は1,400万文字を越えています。
※4 IIIF(International Image Interoperability Framework、トリプルアイエフ) https://iiif.io/
※5 株式会社凸版印刷や人文学オープンデータ共同利用センター(CODH)から提供を受けたものです。
※6 くずし字学習支援アプリKuLA(大阪大学大学院文学研究科)https://kula.honkoku.org/
「みんなで翻刻」の開発と運用には、国立歴史民俗博物館開発型共同研究「歴史災害研究のオープンデータ化に向けた研究」、災害の軽減に貢献するための地震火山観測研究計画、日本学術振興会(JSPS)科研費 JP15H02948、JP18K18338、東京大学地震研究所共同研究プログラム2020-W-11ほか4件、および京都大学防災研究所一般共同研究25G-01の助成を受けています。
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