【絶望の淵から年商35億への逆転劇】眠っていた織機から起きた奇跡!?顧客の声から生まれた“バスタオル代わりの神サイズ”ヒオリエの「ビッグフェイスタオル」が累計1,000万枚を突破
たかがタオル、されどタオル。1959年創業の泉州タオルメーカーが駆け抜けた、EC挑戦から20年の軌跡。1枚に200人もの手仕事を注ぐ実直なものづくりが実を結び、シリーズ累計は2,000万枚を突破。
130年以上続く日本のタオル産業発祥の地である大阪・泉州地域のタオルメーカー、株式会社丸中(本社所在地:大阪府泉佐野市、代表取締役:中道哲)は、自身が運営するブランド・ヒオリエ タオルファクトリーの「ホテルスタイル ビッグフェイスタオル」において、販売累計1,000万枚、シリーズ累計2,000万枚を達成いたしました(※)。

20年前、安価な海外製タオルの台頭により「あと5年ももたない」と絶望の淵に立たされていた私たちが、自社ECでの直接販売へと舵を切り、幾多の試練を乗り越え、年商35億円企業へとV字回復を遂げる──その最大の原動力となったのが本製品「ビッグフェイスタオル」です。


動かない織機を回すための“苦肉の策”が…お客様の声でまさかの大化け!?
2006年に自社ECサイトを立ち上げるも売上はゼロ。先が見えない状況のなか、受注減少により工場で眠っていた40cm幅の織機を動かすために作ったタオルが、私たちの運命を大きく変えることになります。
通常のフェイスタオルの織機の仕掛け幅は34cmです。当時の業界では、バスタオルの面積のおよそ半分程度の40×100cmというこのサイズは「スポーツ用」とされるのが常識で、ふだん使いとして売るという発想は誰も持っていませんでした。しかし業界外から入社したスタッフが家庭用としてECで販売したところ、状況が一変しました。

私たちに届いたのは、「洗濯ものがかさばらない」「コンパクトで収納しやすい」「バスタオルより乾きやすい」「普通のハンガーで干せて部屋干しできる」という、バスタオル代わりに愛用するお客様からのたくさんの声でした。
眠っていた織機を動かすために作ったタオルが、毎日の家事をラクにする「新しいバスタオルの定番」へと姿を変えた瞬間。作り手である私たちの想像を超え、暮らしの中で新しい価値が生まれたこの瞬間を見逃さず、すぐに「バスタオル代わりになるビッグフェイスタオル」として売り出し、大ヒットへと繋がりました。


1枚に200人の職人技。130年続く「泉州タオルの分業制」とプロのこだわり
この大ヒットを支える背景として、日本のタオル発祥の地と言われる大阪の泉州地域で、130年以上受け継がれてきた伝統的な「地域内分業制」があります。
1つの工場ですべてを作るのではなく、織る、洗う、染める、縫うといったタオル製造の各工程を地域の熟練職人たちがリレーのようにバトンを繋いでいきます。そのため、バスタオルのおよそ半分ほどのこのタオル1枚が完成するまでに、じつに200名という膨大な職人の手が入っています。機械まかせにしない職人たちのさまざまな創意工夫が、耐久性や使い心地を生み出しています。



①織る─あえて選んだ「少し太めの糸」と「ヒオリエ独自のオリジナル糸」
重厚な風合いは高級感を生む一方で乾きにくく、ふんわり柔らかなタオルは耐久性に物足りなさを感じる。タオルには「何かを得れば、何かを失う」という常識がありました。
だからこそ私たちは、「本当に良いタオルとは何か」を追求しました。たどり着いた答えは、使う人の暮らしにちょうどフィットし、毎日を少しご機嫌にしてくれるタオルです。
その理想を形にするため、糸選びから織りの設計まで何度も試作を重ねました。
一般的なタオルより約 1.2倍太い綿糸を採用し、長めのパイルで織り上げることで、軽やかなボリューム感を実現。さらに2017年からは毛羽落ちを抑えるヒオリエ独自のオリジナル糸を採用し、洗濯を繰り返しても心地良い風合いが長く続くタオルへと進化しました。

こうして丁寧に織り上げたタオルは、今治タオル基準(5秒)を大きく上回る吸水速度1秒(※日本タオル検査協会測定)を実現。約800mlの吸水力(※自社試験結果)と、「5年使ってもへたりにくい」と評価される耐久性を兼ね備えています。ホテルのような心地よさと毎日の使いやすさ。そのどちらも妥協せず追求した一枚です。

②洗う-和泉山脈の天然水で晒す伝統の「後晒し製法」
織り上げたばかりのタオルに残る糊(のり)や油分などの不純物を、最後に一気に洗い流す泉州伝統の「後晒し(あとさらし)製法」。ヒオリエでは、地元である和泉山脈の豊かな天然水を使い、職人が時間をかけて丁寧に晒し(洗い)の工程を行っています。
柔軟剤などの化学薬品に頼って無理に柔らかさを出すのではなく、きよらかな天然水で洗うことで綿本来の柔らかさと高い吸水性を極限まで引き出しました。このひと手間により、おろしたての瞬間から水分をグングン吸い取り、洗濯を繰り返すほどにふんわりと育つ極上の肌触りを実現しています。

③染める-肌に優しい「自然なオフホワイト」と「染色の職人技」
タオルを真っ白に見せるための化学薬品(蛍光増白剤)は一切使用せず、素材本来の優しさを活かす漂白製法を徹底しています(そのためヒオリエでは白いタオルは「オフホワイト」と呼んでいます)。
お客様に選ぶ楽しみも持ってほしい、その想いでこだわったカラーバリエーションは全18色。
微妙なニュアンスカラーを表現し、定番として維持することは難しいことですが、その日の気温や湿度によってつど変わる色の調合が、職人の高い技術と努力で保たれています。

④縫う-機械まかせにせず、人の目と手で調整
自動ミシンを導入し機械化は進みましたが、生地の伸び縮みに合わせて職人がテンションを調整し、ヘムと呼ばれる端縫製をしています。仕様によっては手縫いミシンも使われており、最終の仕上げには人の手は欠かせません。

ポスト投函で配送コストと再配達を削減。4,000万円を投資した特注圧縮機で物流問題にも貢献
ヒオリエの創意工夫は、使い心地の良いタオルを作ることだけにとどまりません。
EC販売の大きなネックとなる送料の値上げが続く中でも、できる限りコストを抑え、お客様がお求めやすい価格でお届けできるよう思い切った設備投資を行いました。
食品工場などで使われる連続ロータリー式真空圧縮機を、およそ4,000万円をかけてタオル用に特注。
ボリュームのあるタオルをポスト投函が可能な「厚さ3cm以内」に圧縮して届ける革新的な仕組みを構築したのです。これにより、配送コストの削減と、お客様が荷物を受け取る手間を省くと同時に、社会問題となっている配達員の再配達負担(物流問題)の削減に大きく貢献。
簡易包装の茶封筒に入ってペシャンコで届き、開封後は洗濯するたびに空気を吸って驚くほどふわふわに育つ仕様となっており、売り手よし、買い手よし、世間よしの「三方よし」の工夫は、お客様からも高く評価されています。

「家族の定番」が、日本のものづくりの灯を100年先へ繋ぐ
安価な海外製の台頭や職人の高齢化により、130年以上続く地場産業である泉州地域のタオル産業の会社数は最盛期の1/10以下(約60~70社)に激減し、タオル製造の各工程において1~2社しか残っていないというサプライチェーン崩壊の危機に直面しています。
贈答用を中心に高級ブランド化を目指す産地もある中で、私たちが選んだ道は「家族の定番になるタオル」。使い心地、安心感、コストすべてのバランスがちょうどよく、馴染みやすい。そんな「ちょうど良いタオル」を目指しています。
毎日の暮らしの中でヒオリエのタオルを定番にしていただくことが、結果として失われゆく日本のものづくりを未来へ繋ぐ力になると考えています。
私たちはこれからも、シリーズ累計2,000万枚・レビュー総数20万件という実績を糧に、「リアルな声」に真摯に耳を傾け、日本のタオル産業発祥の地である大阪・泉州地域が培ってきた技術を活かし、今の暮らしに寄り添うタオルを作り続けてまいります。
<参考URL>
ビッグフェイスタオル
https://www.hiorie.com/c/towel/series/hotelstyletowel/standard/HSLf2
ホテルスタイルタオルシリーズ
https://www.hiorie.com/c/towel/series/hotelstyletowel/standard
ヒオリエ(本店ECサイト)
株式会社丸中(コーポレートサイト)
https://www.marunaka1959.co.jp/
(※)累計販売数、レビュー総数自社調べ(集計期間:2007年7月~2026年6月)
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