眼科遠隔診療サービスを提供する(株)MITAS Medical、JICAの「全世界医療 ICT による新型コロナウイルス対策支援に係る情報収集・確認調査』にてPoCパートナー企業として採択。
眼科遠隔診療サービスを提供する株式会社MITAS Medical(本社東京都港区、代表取締役CEO 北直史、以下「MITAS」)は、独立行政法人国際協力機構(本部:東京都千代田区、理事長:北岡伸一、以下「JICA」)の「全世界医療 ICT による新型コロナウイルス対策支援に係る情報収集・確認調査」におけるPoCパートナー企業として採択され、2021年11月よりインドネシアにて実証を開始いたします。
■今回の実証について
JICAの「全世界医療 ICT による新型コロナウイルス対策支援に係る情報収集・確認調査」 では、ブラジル、ケニア、インドネシアの3ヵ国において、民間企業の持つ医療 ICT 製品・サービスの概念実証(PoC)が行われます。
当社が参画する本PoCではインドネシア国内の複数の医療機関の協力のもと、スマートフォン接続型の眼科診療機器MS1(株式会社タカギセイコー長野県中野市、代表取締役社長:髙木一成と共同開発)と専用アプリを用い、大学病院と傘下にある眼科医がいない診療所や病院を繋ぎます。
眼科専門医に遠隔で簡単に相談できるようにすることで、これらの医療機関での眼科疾患患者への対応と専門医による治療が必要な重篤な患者の大学への迅速な紹介を可能にします。これにより不要な患者の往来を減らし、適切な眼科医療を眼科医がいない医療機関へ届け、コロナ感染リスク低下と失明率の低下へ寄与することを目指します。
■代表北よりコメント
インドネシアは日本の5倍程度の広大な国土とASEANで最大の2.6億人の人口を有します。近年発展を遂げるものの、1000人あたり医師数は0.4人で日本の1/6程度と医療リソースは限られており、また広大な国土に加えて 10000以上の離島を持つことで地理的にも医療へのアクセスが難しい地区もありCOVID-19の累計感染者数も400万人以上とされています。これらの医療リソース不足や地理的条件を克服するためにASEANの中でも特に遠隔診療が積極的に活用されてきた国でもあります。
眼科医療においても眼科医の数は20万人に1人程度と日本の1/20程度で世界的にも人口当たりの眼科医が少ない国になります。これに地理的条件が加わり都市部以外では眼科アクセスが悪く、50歳以上の失明率は3%程度と報告されています。現地医療機関へのヒアリングでは住民に近い医療機関では眼科医がおらず限られた眼科専門医の元へ患者が集中しやすく眼科外来の混雑がおこっていることがわかりました。
また一方で専門医による治療が必要な患者の治療が遅れがちになる事態も発生しています。このような現状に対して眼科医に遠隔で簡単に相談できる仕組みである弊社のソリューションを導入し、眼科医療のアクセスを改善することで失明予防とひいてはCOVID-19感染リスクの低下に寄与できればと考えています。
弊社のミッションである「医療が届かないところへ医療を届ける」ことを目指し、与えられたこの機会を生かしてJICA、現地医療機関と協力しながら最大限の効果が得られるように頑張りたいと思います。
■これまでの活動
MITASは眼科医療の領域で課題を抱える日本国内の僻地や新興国で活動してきました。
モンゴルでは、2019年10月からモンゴル国立医科大学と保健省の支援の下、モンゴルの西部の県にある全診療所にMS1と専用スマホアプリを配布し、各診療所と県中心部の眼科医をつなぐ遠隔診療サービスを導入しました。
結果として、月に100件以上の症例がMS1の遠隔診療システムを介して診療され、実際に緑内障発作による失明を未然に防ぐなど、その医学的・社会的必要性を再確認できています。このようにモンゴルの公共衛生に貢献するとともに、遠隔診療システムのオペレーションを円滑にまわすノウハウや、AI診断を可能にするためのデータ蓄積など数多くの成果を得ており、現在も進行しています。
(参考: https://www.mitasmedical.com/demonstration-experiment-in-mongol )
またカンボジアにおいては、首都プノンペンにある外資系総合病院にて、MITASの遠隔診療サービスが採択され、2020年1月から運用を開始しています。
加えて、2020年9月24日にJICAより発表された2020年度第一回「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に採択して頂いたことも更なる追い風になり、今後さらに課題解決に向け尽力していく次第です。
(参考: https://www.mitasmedical.com/jicas-sdgs-business-support-project-2020 )
国内においては、ひろしまサンドボックス「D-EGGS PROJECT」のコロナ禍のニューノーマル時代を再定義するアイディア391案件中、最終30案件の1つとして採択され、2021年7月より広島県内の複数の地域で実証を行なっています。
(参考: https://www.mitasmedical.com/experimental-project-has-started-in-hiroshima )
本件関連リンク
https://www.jica.go.jp/priv_partner/information/sdgs/2021/20211029_01.html
----------
会社名:株式会社MITAS Medical
代表者:代表取締役/医師 北直史
設立:2017年4月
所在地:東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス8F
https://www.mitasmedical.com/
本件に関する問い合わせ
担当:山内
Email: info@mitasmedical.com
JICAの「全世界医療 ICT による新型コロナウイルス対策支援に係る情報収集・確認調査」 では、ブラジル、ケニア、インドネシアの3ヵ国において、民間企業の持つ医療 ICT 製品・サービスの概念実証(PoC)が行われます。
当社が参画する本PoCではインドネシア国内の複数の医療機関の協力のもと、スマートフォン接続型の眼科診療機器MS1(株式会社タカギセイコー長野県中野市、代表取締役社長:髙木一成と共同開発)と専用アプリを用い、大学病院と傘下にある眼科医がいない診療所や病院を繋ぎます。
眼科専門医に遠隔で簡単に相談できるようにすることで、これらの医療機関での眼科疾患患者への対応と専門医による治療が必要な重篤な患者の大学への迅速な紹介を可能にします。これにより不要な患者の往来を減らし、適切な眼科医療を眼科医がいない医療機関へ届け、コロナ感染リスク低下と失明率の低下へ寄与することを目指します。
■代表北よりコメント
インドネシアは日本の5倍程度の広大な国土とASEANで最大の2.6億人の人口を有します。近年発展を遂げるものの、1000人あたり医師数は0.4人で日本の1/6程度と医療リソースは限られており、また広大な国土に加えて 10000以上の離島を持つことで地理的にも医療へのアクセスが難しい地区もありCOVID-19の累計感染者数も400万人以上とされています。これらの医療リソース不足や地理的条件を克服するためにASEANの中でも特に遠隔診療が積極的に活用されてきた国でもあります。
眼科医療においても眼科医の数は20万人に1人程度と日本の1/20程度で世界的にも人口当たりの眼科医が少ない国になります。これに地理的条件が加わり都市部以外では眼科アクセスが悪く、50歳以上の失明率は3%程度と報告されています。現地医療機関へのヒアリングでは住民に近い医療機関では眼科医がおらず限られた眼科専門医の元へ患者が集中しやすく眼科外来の混雑がおこっていることがわかりました。
また一方で専門医による治療が必要な患者の治療が遅れがちになる事態も発生しています。このような現状に対して眼科医に遠隔で簡単に相談できる仕組みである弊社のソリューションを導入し、眼科医療のアクセスを改善することで失明予防とひいてはCOVID-19感染リスクの低下に寄与できればと考えています。
弊社のミッションである「医療が届かないところへ医療を届ける」ことを目指し、与えられたこの機会を生かしてJICA、現地医療機関と協力しながら最大限の効果が得られるように頑張りたいと思います。
■これまでの活動
MITASは眼科医療の領域で課題を抱える日本国内の僻地や新興国で活動してきました。
モンゴルでは、2019年10月からモンゴル国立医科大学と保健省の支援の下、モンゴルの西部の県にある全診療所にMS1と専用スマホアプリを配布し、各診療所と県中心部の眼科医をつなぐ遠隔診療サービスを導入しました。
結果として、月に100件以上の症例がMS1の遠隔診療システムを介して診療され、実際に緑内障発作による失明を未然に防ぐなど、その医学的・社会的必要性を再確認できています。このようにモンゴルの公共衛生に貢献するとともに、遠隔診療システムのオペレーションを円滑にまわすノウハウや、AI診断を可能にするためのデータ蓄積など数多くの成果を得ており、現在も進行しています。
(参考: https://www.mitasmedical.com/demonstration-experiment-in-mongol )
またカンボジアにおいては、首都プノンペンにある外資系総合病院にて、MITASの遠隔診療サービスが採択され、2020年1月から運用を開始しています。
加えて、2020年9月24日にJICAより発表された2020年度第一回「中小企業・SDGsビジネス支援事業」に採択して頂いたことも更なる追い風になり、今後さらに課題解決に向け尽力していく次第です。
(参考: https://www.mitasmedical.com/jicas-sdgs-business-support-project-2020 )
国内においては、ひろしまサンドボックス「D-EGGS PROJECT」のコロナ禍のニューノーマル時代を再定義するアイディア391案件中、最終30案件の1つとして採択され、2021年7月より広島県内の複数の地域で実証を行なっています。
(参考: https://www.mitasmedical.com/experimental-project-has-started-in-hiroshima )
本件関連リンク
https://www.jica.go.jp/priv_partner/information/sdgs/2021/20211029_01.html
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会社名:株式会社MITAS Medical
代表者:代表取締役/医師 北直史
設立:2017年4月
所在地:東京都港区赤坂8-4-14 青山タワープレイス8F
https://www.mitasmedical.com/
本件に関する問い合わせ
担当:山内
Email: info@mitasmedical.com
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