【株式会社アネシス】熊本発、住宅メーカーだけが知っている台湾人移住の問題　日本人と異なる価値観・こだわり。台湾人が本当に求める住まいについて

株式会社アネシスは、熊本に根ざしたハウスメーカーとして、台湾人のお客様との交流を通じ、彼らの文化やこだわりに触れ、深く理解する機会を得ました。私たちが知る、熊本TSMC社に関する住宅事情を報告します。

株式会社アネシス

2024年2月17日 08時00分

現在、半導体大手メーカーTSMC社の熊本新工場稼働に伴い、台湾からの移住者が増加する中、彼らが真に求める住まいについての重要なこだわりをご報告いたします。

2024年2月6日にはTSMC社の第２工場建設が発表され、2月24日に迫るTSMC社の開所式には蒲島郁夫熊本県知事も出席を予定しております。地域経済が大きく動く中、増加する台湾からの移住者が真に求める住まいに関する情報です。

株式会社アネシスは台湾人のお客様と直接対話を重ね、台湾へ直接足を運びながら住宅販売を行ってまいりました。しかし、風水を重視するといった独特の価値観を持つ台湾人のニーズに応え、適切な土地選び、間取りに配慮した住宅が不足してきています。当社が感じる日本人と異なるこだわりのポイントをお伝えします。

【写真】天井は高く開放感があり、庭には緑がある住宅が好まれている

【写真】分譲地名：合志みなみプレイス（ＴＳＭＣ周辺の大型分譲地）

台湾移住者の住まいに関する３つのこだわり

●風水へのこだわり

台湾の方々は、風水を住宅選びの重要な要素としています。住まいは幸運を呼び込む吉方位に建てられることが望ましいとされ、開放的な前面空間と、背後には山または高い建造物を配することが好まれます。内部では、寝室や勉強部屋を吉方位に配置し、家の入口からすぐにトイレやキッチンが見えない設計、そして明るい玄関が重要視されます。また、住宅の周囲には水や緑を取り入れることで、自然との調和を図り、良い気の流れを生み出します。
●戸建て住宅への憧れ

台湾の方々の多くは、マンションや賃貸住宅での生活が主流となっていますが、一方で戸建て住宅への強い憧れを持っている方も少なくありません。賃貸で生活を始めた後でも、持ち家である戸建て住宅に関心を持ち、検討する方が増えています。

●長期不在時の住宅の取り扱い

台湾では賃貸住宅に住むことが一般的であり、ライフステージの変化に応じて転居する文化が根付いています。この考え方は戸建て住宅にも及びます。そのため、長期間にわたって家を空ける場合、単に空き家として放置するのではなく、他人が住むなどの様々な住宅活用を考えるフレキシブルなニーズがあります。これにより、戸建て住宅の管理を他者に任せたいと考える方もいらっしゃるのです。

台湾プロジェクト紹介（表）

2023年	活動内容	場所
6月11日	第一回オンライン住宅説明会	オンライン
6月29日～7月2日	TIEE台湾国際不動産博覧会出展	台湾
8月26日	第二回オンライン住宅説明会	オンライン
9月17日	日本台湾不動産協会　会長就任式参加	東京
9月21日	第一回日本不動産ANESIS台北説明会	台湾
10月1日	日本台湾不動産協会　賛助会員入会
12月24日～26日	台湾現地視察・交流会	台湾
（予定）2024年3月	第二回日本不動産ANESIS台北説明会	台湾
（予定）2024年3月	移住者向け交流会　　 ※すでに日本に移住されている方向けの交流会	日本