女性50代の2人に1人が不眠リスク、うつリスクは約11倍に
〜1,000名企業で年間約1.3億円の生産性損失〜
睡眠改善を通じた健康経営支援を行うLifree株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役:サトウ未来)は、働く男女11,029名を対象に「睡眠状態とメンタルヘルスに関する実態調査」を実施しました。
■ 調査結果の背景:日本企業の「見えない損失」
厚生労働省発行の「企業の『健康経営』ガイドブック」によると、睡眠不足に伴う欠勤や生産性低下による経済損失は、従業員一人あたり年間約32.8万円(※)にのぼるとされています。Lifree(ライフリー)は今回、11,029名のデータを分析し、この「年間32.8万円の損失」を抱えるハイリスク層がどこに存在し、どのようなメンタルリスクを併発しているかを可視化しました。
(※出典:厚生労働省「企業の『健康経営』ガイドブック」内引用、RAND Europe 2016推計。1ドル110円換算時の2,986ドルを約32.8万円と算出)
※Web媒体にて本調査を引用される場合は、出典を明記のうえ、Lifree(https://lifree.world/)へのリンクをお願いいたします。
▼詳しい調査結果はこちら 「睡眠不足は企業に年間1.3億円の損失を生む?1.1万人調査で見えた人的資本リスク」(https://lifree.world/date-sleep-research/)」
■ 調査結果のトピックス
【経済損失】全体の40.7%が「不眠症の疑い(AIS 6点以上)」。1,000名規模の企業では年間約1億3,362万円の損失リスク。 【不眠とうつの連動】何らかの不眠兆候がある人(AIS 4点以上)は、ない人(AIS 0〜3点)に比べ「中等度以上のうつ症状」を抱える割合が約11倍に。 【女性50代の二重リスク】不眠スコア・抑うつスコアともに全属性でワースト1位。約6.6人に1人が不眠と中等度以上のうつを同時に抱える。 【女性30代・男性20代も要注意】女性30代は二重リスク率2位(約8.5人に1人)、男性20代は3位(約8.9人に1人)。
■ 調査結果詳細
① 「32.8万円の損失」を抱える不眠リスク層が40.7%
調査の結果、40.7%(4,493名)が不眠症の疑いがある「AIS 6点以上」に該当しました。さらに「やや危険(AIS 4〜5点)」を含めると、61.1%が何らかの不眠リスクを抱えている実態が明らかになりました。
・AIS(アテネ不眠尺度)判定別の割合 n=11,029名

これを1,000名規模の企業に当てはめると、約407名が不眠による生産性低下の状態にあります。一人あたり年間32.8万円の損失(RAND Europe推計)を乗じると、1企業(1,000名)あたり年間約1億3,362万円の経済損失が生じている計算になります。
・1,000名規模の企業における睡眠不足の経済損失試算

睡眠改善は、もはや福利厚生ではなく、直接的な「利益創出」のための経営戦略です。
② 「不眠兆候」はメンタルダウンの先行指標。リスクは約11倍へ
何らかの不眠兆候がある群(AIS 4点以上)では、18.3%が「中等度以上のうつ症状」を併発していました。不眠リスクのない層(AIS 0〜3点、1.7%)と比較すると、その差は約11倍に達します(n=11,029)。
・中等度以上のうつ症状(QIDS 11点以上)の該当率


「少し眠れていない」という段階からの早期介入が、いかにメンタル不調の予防に重要かが証明されました。休職者が一人出れば、代替要員のコスト・業務引き継ぎ負荷・職場の士気低下など、直接費用だけでは計れない損失が生まれます。そのリスクを水際で防ぐ鍵が、睡眠への早期介入にあります。
③ 女性50代に集中する「睡眠×メンタル」の二重リスク
属性別の分析により、日本の組織が抱える課題が浮き彫りになりました。
不眠リスク(AIS≥6)と中等度以上のうつ症状(QIDS≥11)を同時に抱える「二重リスク率」で全属性を比較すると、以下のランキングになります。
・不眠+うつ 二重リスク率(AIS 4点以上 かつ QIDS 11点以上)属性別ランキング

女性50代(n=458名)は、不眠スコア(AIS)平均・抑うつスコア(QIDS)平均・不眠率・うつ率・二重リスク率のすべての指標において全属性ワースト1位となりました。不眠症の疑い(AIS 6点以上)に該当する割合は52.0%と2人に1人を超え、全体平均(40.7%)を大きく上回っています。
・女性50代 vs 全体平均 3指標比較(n=11,029名)

管理職・専門職として組織の中核を担う女性50代がパフォーマンスを発揮できていない状態は、企業にとって知識・経験・判断力の損失を意味します。更年期による睡眠への影響も加わりやすく、女性活躍推進の観点からも、この層への健康投資は急務です。
また、女性30代(二重リスク率11.8%・約8.5人に1人)と男性20代(11.3%・約8.9人に1人)も高水準にあります。育児・家事と仕事の両立、就職後の環境変化など、睡眠を圧迫しやすい要因が集中する若手・中堅層へのケアも、組織の持続的な生産性向上には欠かせません。
■ Lifreeの提言:睡眠改善は「人的資本経営」の基盤
Lifreeの提供する睡眠改善プログラム導入企業では、受講後に不眠スコア・睡眠不足スコア・抑うつスコアの改善が見られ、生産性が回復する実績が出ています。「眠れない」を個人の問題から経営の課題へ。Lifreeは1.1万人のデータと科学的根拠に基づき、企業の生産性向上を支援します。
■ 調査概要

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有効回答数 |
11,029名 |
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調査期間 |
2023年1月〜2026年3月 |
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調査対象 |
Lifreeの企業向け睡眠改善研修・プログラムを導入した企業(IT・金融・製造・サービス等、業種を問わず180社以上)に所属する従業員(研修受講前) |
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調査手法 |
AIS(アテネ不眠尺度)、QIDS(簡易抑うつ症状尺度)を用いた定量調査 |
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調査主体 |
Lifree株式会社 |
【本件に関するお問い合わせ先】
Lifree株式会社
広報担当:高橋
Email:info@lifree.world
公式HP:https://lifree.world/
詳しい調査結果: https://lifree.world/date-sleep-research/
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