社員の成長支援を目的に、内省力と自己肯定感を高めるAI導入
15年間、全社員で社内日報の可能性を追求してきた「nanoty」
2005年から15年間、全社員で日報の読み書きを実践し、社内日報の可能性を追求してきた株式会社サンロフト(静岡県焼津市、代表取締役社長:松田敏孝)は、4か月間の社内実証実験を経て2021年4月15日に社内日報SNS「nanoty(ナノティ)」*1に「社員成長支援機能」をリリースしました。
▼リリースの背景 ~ 成長要素を日報に見出し、社員と会社の成長を促したい ~
日報は文字どおり報告を目的としています。サンロフトでは、日報にこそ会社と社員の成長に必要な情報があると考え、SNSブームが始まった2005年より独自で開発した社内日報SNS「nanoty」で運用を開始。日報の書き方やデータの活用について追求をしてきました。その結果、日報で内省をする習慣は浸透しましたが、「いいね!」を分析し、何が社員や会社の成長につながっているのかに関心が及び、「社員成長支援機能」を開発することになりました。
▼社員成長支援機能とは? ~ 日報内の価値情報を収集・解析し、成長要素を可視化する機能 ~
「 社員成長支援機能」(特許出願中)には「成長マーカー」と「成長レポート」の2つがあります。「成長マーカー」とは、他者の日報で関心を持った部分を選択し、「成長バッジ」(弊社では「チームワーク・チャレンジ・創意工夫・課題発見・共感のいずれか」)を贈る機能です。
▼社内実証実験の結果 ~「いいね!」の理由を明確にすることで、互いの成長支援をより意識~
弊社の社長は社員の日報を毎日読み、自らも日報を記入する習慣があります。実証実験にも積極的に参加しました。期間中の2021年3月のデータによると、社長は正社員57名の日報を読み、「いいね!」を1,050/月(52/日)、「成長バッジ」を494/月(25/日)贈っていました。社員からの「いいね!」は856/月(42/日)、「成長バッジ」は55/月(2/日)もらっていました。これまでは「いいね!」のみで承認や共感を示していましたが、近年は既読の意味合いも強くなってきていたため、今回の「社員成長機能」の導入によって、行動や思考の何が良いのかを具体的に把握することができるようになり、互いの成長支援をより意識するきっかけが生まれました。
日報は文字どおり報告を目的としています。サンロフトでは、日報にこそ会社と社員の成長に必要な情報があると考え、SNSブームが始まった2005年より独自で開発した社内日報SNS「nanoty」で運用を開始。日報の書き方やデータの活用について追求をしてきました。その結果、日報で内省をする習慣は浸透しましたが、「いいね!」を分析し、何が社員や会社の成長につながっているのかに関心が及び、「社員成長支援機能」を開発することになりました。
▼社員成長支援機能とは? ~ 日報内の価値情報を収集・解析し、成長要素を可視化する機能 ~
「 社員成長支援機能」(特許出願中)には「成長マーカー」と「成長レポート」の2つがあります。「成長マーカー」とは、他者の日報で関心を持った部分を選択し、「成長バッジ」(弊社では「チームワーク・チャレンジ・創意工夫・課題発見・共感のいずれか」)を贈る機能です。
「成長レポート」とは、1か月ごとに成長バッジの配付数・獲得数、成長マーカーされた文章群をAI解析(高度自然言語処理)して抽出した「高評価キーワード」などのレポートです。上司や同僚の評価が可視化されるので、自己肯定感や意欲の向上が期待できます。また、上司はこのレポートを1on1や定期面談などにも活用することで、具体的な仕事の場面に応じた人材育成支援ができます。
▼社内実証実験の結果 ~「いいね!」の理由を明確にすることで、互いの成長支援をより意識~
弊社の社長は社員の日報を毎日読み、自らも日報を記入する習慣があります。実証実験にも積極的に参加しました。期間中の2021年3月のデータによると、社長は正社員57名の日報を読み、「いいね!」を1,050/月(52/日)、「成長バッジ」を494/月(25/日)贈っていました。社員からの「いいね!」は856/月(42/日)、「成長バッジ」は55/月(2/日)もらっていました。これまでは「いいね!」のみで承認や共感を示していましたが、近年は既読の意味合いも強くなってきていたため、今回の「社員成長機能」の導入によって、行動や思考の何が良いのかを具体的に把握することができるようになり、互いの成長支援をより意識するきっかけが生まれました。
また、3月の社長の日報で評価の高いキーワードとして、「ありがたい」「感謝」「笑顔」「ご縁」などが挙がっていました。年度末を迎え、コロナ禍の1年を振り返りながら、仕事ができることへの感謝、お客さまへの感謝、仲間たちへの感謝などを社長が日報で語り、それに対して社員も共感していたことを表しています。
こうした機能は、徳島大学情報センター 講師の谷岡広樹氏との共同研究「日報入力システムにおけるアノテーション機能を用いたキーワード分析」の成果に基づいています。いずれのデータも日報活用を継続することでAIの精度が高まり、より確かな知識ベースが生成され、成長支援にも活かせることから、今後も弊社内での実証実験を継続し、その成果を公開していく予定です。また、組織力の強化、人材マネジメントなどに課題を感じている企業の課題解決支援にも貢献することを目指し、セミナーの開催も計画してまいります。
- *1「nanoty(ナノティ)」:「nanoty」とは「nano」と「community」を組み合わせた造語です。職場を成長の場と捉え、組織全体で承認・共感・感謝をしたり、互いの成長を支援したりするための社内日報SNS「nanoty」を企画・開発しています。(URL:https://www.nanotybp.jp/annotateop/)
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