NPO法人AYINAがバースデードネーションを皮切りに日本語向上プロジェクトを本格化
NPO法人AYINA(アイーナ)が、9月19日23:59までおこなうバースデードネーションを皮切りに、在日アフリカンズへ向けた日本語向上プロジェクトを本格化させます。
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https://syncable.biz/campaign/1841/
【日本語向上プロジェクトおよびバースデードネーションの背景・課題】
AYINAが在日アフリカンズにおこなった独自のアンケートから
「92%が日本語学習で困難を感じており、そのうち25%が資金不足で学習できていない」
と判明しました。
しかし、日本語を学ぶことは以下のようなことから必要です。
・日本で仕事を得るチャンスが増え、母国への仕送りの額を増やすことができ、日本語学習などへの自己投資をおこなうことができる。
・社会性の高いアフリカンズにとって大きな課題のひとつである「日本の友達ができない」という問題を解決する糸口になる。
よって、受講者であるアフリカンズからは資金を頂戴しない形で日本語授業を実施する必要があります。
「日本語講師をボランティアで募れば良いのでは?」
「NPOの事業に寄附やお金の循環が必要なのか?」
といった意見もあるかもしれません。
今回のプロジェクトでいえば、日本語講師への謝金が持続可能性の鍵を握っています。
このプロジェクトの意義を理解し、日本語を教えるだけでなくアフリカンズの気持ちや考え方・文化に寄り添うような深いコミットが求められるからです。
そのためには、報酬を渡してプロとしてお願いすることが必要となります。
また、昨今の情勢から日本語講師の海外での仕事が減っていることから、このプロジェクトを機に少しでも仕事が増えればという願いも込められています。
しかし、予算の関係上もう1名の受講が限界という現状です。
そこで今回、更にプラスして最大3名に日本語授業を届けられるよう、バースデードネーションをおこないます。
【目的・ゴール・プロジェクト実施後のステークホルダーのイメージ】
在日アフリカンズ:日本語での会話能力が上がることで、仕事を得られる機会や交友関係が広がり、社会の一員としての誇りを持つことができる。
サポーター(寄附者):交流会において、アフリカンズから日本語でこれまで知らなかった生のアフリカ情報を得ることで、日本にいながら新しい世界を感じることが出来る。
日本語講師:AYINAが間に入りフィードバックや交流会をおこなうことで、授業の質をあげることができ、今後の仕事へのスキルアップにもつながる。
AYINA:日本語で自身や自国について発信できるアフリカンズを増やし交流の機会をつくることで、団体のビジョンのひとつである「日本とアフリカを繋ぐ」を達成する。
社会全体:日本語授業によりSDGsの4番「質の高い教育をみんなに」が、交流会などの実際のコミュニケーションによりSDGsの17番「パートナーシップで目標を達成しよう」が、共に実現されることで、ひいてはルーツなどに関わらず同じ地球に住む者同士として対等に、自分らしく生きられる世界になる。
【プロジェクト概要・流れ】
①生徒候補者を選定
一般公募または提携組織などと共同で募集します。
②生徒候補者と日本語講師の面談
現在の日本語レベルや目標とする習得レベルを把握し、学習方法などを打ち合わせます。
③日本語レッスン
毎回の授業後、AYINAメンバーが生徒および講師からフィードバックを受け、間接的にコメント・改善します。
④生徒との定期的な交流会をコーディネート
週1回の講義を受け、実践的な日本語練習の場として交流会を開催します。
バースデードネーションを頂戴したサポーターが優先的に、アフリカンズの方との交流会に招待されます。
⑤サポーターへ、少なくとも月に一回成果を報告
ステークホルダーは次のようなメリットを得られます。
在日アフリカンズ:無償で日本語を学ぶことができる
プロの日本語講師:授業や交流会でのフィードバックを得て、授業の質をあげることができる
サポーター:アフリカンズとの日本語メインでの交流会に参加でき、自分の応援がどのように使われているかを見ることができる
【資金運用方法】
AYINAの口座に送金され、日本語講師への謝金となります。金額に対応する授業時間・回数は以下の通りです。
500円→1時間の日本語授業1回のうちの12分間分
1250円→1時間の日本語授業1回のうちの30分間分
2500円→1時間の日本語授業1回(週1回分)
5000円→1時間の日本語授業2回(月2回分)
10000円→1時間の日本語授業4回(1ヶ月分)
※以上全て受講者1名分
【NPO法人AYINA(アイーナ)とは?】
「アフリカと日本が繋がる場をつくる」「Africa by Africans(アフリカの方々によるアフリカ)の促進」の2つのビジョンを掲げ、最終的にはルーツなどに関係なく、誰もが一人の人として生き方や活動を自分らしく発信でき、みな同じ人間として平等に生きることができる地球を目指して活動しています。
http://ayina.org/
アフリカホームステイ:
アフリカの魅力のひとつであり、観光でホテルに宿泊するだけでは分からない「人」の魅力に触れていただくため、アフリカ12カ国でのホームステイコーディネートのサポートをおこないました。パンデミック前までに70名ほどが参加しています。
アフリカフレンドシップパーティー・お祭出店:
アフリカンズが主役の音楽・ダンスなどのパーティーや地域でのお祭りなどを2014年から主催・共催しました。
出張講義:
対面やオンラインで、アフリカンズとの連携を図りながら小学校~大学、夏休み中の特別寺子屋などでアフリカの魅力を伝えています。
ヨーグルト会社サポートプロジェクト:
ベナン人によるベナン人のためのヨーグルト会社を創立すべく、必要資金を日本からクラウドファンディングで集めました。今ではベナン国内40店舗にこの会社のヨーグルトが置かれています。
今回の日本語向上プロジェクトは特に、「日本とアフリカを繋ぐ」ために必要なステップです。
【AYINAによる在日アフリカンサポート事業のこれまで】
AYINAは日本語向上プロジェクトを本格化させるにあたり、「在日アフリカンズサポート事業」として、在日アフリカンズを主役とした活動実績を積んできました。その例は以下の通りです。
・取材記事掲載: 30件以上 https://ayina.org/?cat=138
・オンラインイベント:10回以上
それは
「42%が日本の友達をつくることに難しさを覚えており、
89%が日本の友達をつくる機会である交流会に参加してみたいと考えている」
ということです。
取材記事作成・掲載:
「△△さんの出身の○○という国はどういう国なのか」
と、まずはひとりの人として出会っていただき、
そこから国や他のアフリカの国に興味を持ってもらうことを目的としています。
オンラインイベント:
インタビュイーが主役となり、出身国や自身について紹介するオンラインラインイベントを主催してきました。
このイベントがきっかけで「日本の友達ができた」「大学で招待講義をおこなった」等の成果が生まれ、オンラインでではありますが、”日本の友達をつくる交流会”の導入のような機会を創出しました。
また、昨年末からはアフリカと日本のミックスの方を主役としたイベントもおこなっています。
また、パンデミック前はジャパンホームステイという事業もおこなっていました。
日本に留学などで滞在しており、かつ大都市にいらっしゃるアフリカンに、地方都市でホームステイしてもらう事業です。
人と人、心と心を家族として親密に繋げることで、正に日本の友達をつくること
ひいては心の平和の醸成に貢献するのではないかと期待しておこなっています。
以上のような実績・地盤を活用して日本語向上プロジェクトを本格化させ、より明るい地球の未来へ貢献します。
【お問い合わせ・バースデードネーション情報】
お問い合わせ:NPO法人AYINA https://ayina.org/
バースデードネーション情報:https://syncable.biz/campaign/1841/
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