バスキュール、「プロジェクトデザインスタジオ」として新たに旗揚げ
SIX大八木翼が加入・共創スペース開設・宇宙の共創機会創出・博展とのコラボも始動
VUCAの時代に求められる「プロジェクトデザイン」
今夏、バスキュールは21周年を迎えました。社会へのデジタルテクノロジーの浸透を背景に、広告、メディア、プロダクト、スポーツ、教育、モビリティ、都市開発、そして宇宙へと、そのクリエイション領域を拡大させてきました。最近でも、国際宇宙ステーションにスタジオを開設し、史上初の宇宙からの双方向ライブ配信を実現した「KIBO宇宙放送局」や、史上最大規模のオンライン配信ライブ「This is 嵐 LIVE 2020.12.31」など、前人未到といえるプロジェクトを成功させています。
私たちは、こうした従来の枠組みを超えたプロジェクトの立ち上げから実現までのプロセスを「プロジェクトデザイン」と名づけました。時に史上初のプロジェクトの主体者として、時に新たな領域に挑む企業が立ち上げるプロジェクトの伴走者として、道なき道を手探りで進み、数々の失敗の経験を糧としながら、ありたい未来に至るまでの道筋を描くことのできるチームは希少であり、そのプロジェクトデザインの経験やノウハウは、VUCAの時代に求められるはずだと考えました。
これまでのクリエイティブスタジオは、企業課題に対するソリューションの提供が主な役割でした。しかし、先行きが見えないVUCAの時代と言われるいま、クリエイティブに求められるのは、産業の未来の可能性や、社会が抱える課題などを起点に、多くの人たちが共有できる目的地に旗を立て、分野・業種を超えてありたい未来を共創する原動力になることです。
プロジェクトデザインスタジオとして新たにスタートを切るバスキュールは、会社という枠にとらわれません。想いをともにする企業やクリエイターがそれぞれの力を最大限に発揮できるプロジェクトと巡り合える機会を提供していきます。麻布台の新たなオフィスを共創拠点と位置づけ、既存の枠組み超えて、新たなスタンダードをつくり出そうとする仲間たちとの出会いを増やし、これからも前人未到のプロジェクトに挑み続けていきます。(プロジェクトデザイン概念図の詳細:https://bascule.co.jp/concept/)
執行役員/クリエイティブディレクターに大八木翼が就任
2021年8月より、SIX INC.のクリエイティブディレクターとして活躍する大八木翼が、バスキュールの執行役員に就任。「Space Balloon Project」や「Tokyo City Symphony」など、10年以上に渡り、バスキュールとともに世界からも評価されるアウトプットを手がけてきた大八木が、立場を新たに、プロジェクトデザインという新しいクリエイションに挑みます。主に担当するのは、既存の広告的概念に囚われない、代表の朴が推進および担当する宇宙や万博など、自らビジョンを掲げて未来を創造するプロジェクト。これまで、技術的に実現するだけで手一杯になりがちだったプロジェクトに、大八木が加わることで、人々へのプレゼンテーションがよりシャープにより力強くなり、より大きな成果が期待できると考えています。また、彼の多彩なネットワークにより、全く新しい共創プロジェクトが生まれることを期待しています。
宇宙と空間の共創プロジェクト始動
2020年にバスキュールが開始した宇宙メディアプロジェクト「KIBO宇宙放送局」では、宇宙を舞台にした新しいエンターテイメント体験の創造に、継続チャレンジしています。
次回9月3日に本番を迎えるKIBO宇宙放送局では、国民的IPとのコラボレーションを実現します。その番組後半で、当社取締役クリエイティブディレクターの馬場鑑平がゲストを招き、宇宙を舞台にした共創トークセッションを予定しています。そこでの話をヒントに、2021年年末に実施予定の「KIBO宇宙放送局 THE SPACE SUNRISE LIVE 2022」では、多彩なクリエイターとともに、年越しライブエンターテインメントの共創を実現したいと考えています。(KIBO宇宙放送局公式Webサイト: https://kibo.space/ )
また、株式会社 博展(本社:東京都中央区、代表取締役社長:田口徳久)と、新たな空間体験を模索する共創チーム組成の検討を始めました。フィジカルとバーチャルが溶けあい、リアルタイムに連携しあう「ダイナミックデジタルツイン」といえるような空間のプロトタイピングを通じて、さまざまな領域の企業との共創プロジェクトを実現していきたいと考えています。
プロジェクトデザインスタジオの一員になりませんか?
バスキュールでは、「プロジェクトデザイン」という新しいクリエイションにともに挑んでくれる人材やパートナーを広く求めています。 未知の領域に挑むことにワクワクできるマインドを持ったクリエイターと一緒に未来のスタンダードをつくっていきたいと思っています!採用ページからのご応募お待ちしております。
ダブルワークやプロジェクト単位でのジョインなど、社員登用以外の契約形態をご希望の方は、採用ページのオープンポジションを選択ください。
応募ページ:https://bascule.co.jp/join-us/
コメント
<バスキュール 代表取締役 / 朴正義 >
今回のオフィス移転を機に「プロジェクトデザインスタジオ」という新しい旗印を掲げることにしました。2000年の創業以来、バスキュールはインターネットというコミュニケーション技術を駆使して、未来の価値をいかにデザインできるかという問いと愚直に向き合ってきました。これまでつながっていなかったモノ・コト・人をつなげることができたら、きっと素敵な未来が見えるはず!と、自らリスクをとり、さまざまな領域のプロジェクトに挑み続けてきました。そしてついに、宇宙を舞台にした世界初を実現するところにまで、ボクらの活動は辿り着いたのです。
既存の事情やフレームワークに囚われず、未来からのバックキャスティングでプロジェクトを紡いでいくボクらのやり方は、VUCAの時代、共創の時代に有効なんだと気づきました。その経験やノウハウを武器に、新しく仲間に加わった大八木さん、共創パートナーとなる博展さんはじめ、たくさんの企業やクリエイターのみなさんとともに、ワクワクする未来を創るプロジェクトに挑んでいきます。
麻布台の新オフィスで、ワクワクするプロジェクトのタネをもったみなさんと出会えることを心待ちにしています。
<バスキュール 執行役員 / 大八木翼 >
「バスキュールがなかったら、今の僕はない。」この紛れもない事実こそが、SIXとバスキュールのダブルワークという挑戦への大きな原動力となりました。インターネットの出現が既存のルールを破壊し、新しい時代の到来を告げたように。ひとと企業の繋がり方や働き方についても、新しい風が吹いているように思います。
熱い志とプロ意識さえ共有できれば、所属や組織は関係ない。そんな共創関係こそがこれからの未来を切り拓いていくようにも思います。今は、変化のとき。アイデアで情熱で、世の中をもっとよい方向へ。“Never forget your beginner’s spirit.” キャリア20年目に向かって初心に立ち返り、世界を驚かせるようなプロジェクトを次々と生み出していければと思っています。
【大八木翼プロフィール】
エグゼクティブクリエイティブディレクター
バスキュール 執行役員/SIXパートナー
2002年、博報堂に入社。2013年、SIXを設立。2021年、バスキュールの執行役員に就任。SIXのパートナー業務も続けながら、新しい働き方にチャレンジする。カンヌやD&ADを始め受賞多数。SANAAの建築と村上春樹の新作を楽しみにしながら、毎日を生きている。
問い合わせ先
株式会社バスキュール(担当:濵田・本瀬)
E-Mail:info@bascule.co.jp
HP : https://bascule.co.jp
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