沖縄県における公開型生体認証基盤(PBI)を活用したオンライン診療での本人確認の実証実験を完了

 株式会社日立ソリューションズ西日本(本社:広島県広島市、取締役社長:久保田 健二)は、日立製作所の特約店である株式会社沖縄エジソン(本社:沖縄県那覇市、取締役社長:安次嶺 之治)と「ちゃーがんじゅう(*1)沖縄!コンソーシアム」を組成し、沖縄県の補助金事業「令和2年度アジアITビジネス活性化推進事業」の実証実験を2020年10月より行ってまいりましたが、昨年度末をもって実証実験を終了しました。本実証実験はその経費の一部に対して同補助金の交付を受けて実施するものであり、沖縄空手会館において2021年2月25日に成果報告会を実施しております。
*1 ちゃーがんじゅう:いつも元気!という意味で使われている沖縄方言
 本実証実験では「公開型生体認証基盤(PBI)を活用した顔認証本人確認システム」を開発し、沖縄県の医療機関様においてオンライン診療時における本人確認システムの有用性などを検証しました。
 本システムは、患者側のスマートフォンなどのデバイスに認証アプリをインストールすることなくまた、特別な生体読み取り装置も不要で、デバイスに付属している通常のWebカメラで認証できます。
 さらに、病院側で利用しているオンライン診療システムに依存することなくアドオンで利用できるため、既存システムへの改修等も不要です。患者と医師間でオンライン診療のビデオ通信が確立した時点で、患者・医師双方の顔の生体情報により、瞬時に患者が正しく本人であること、資格のある医師が診察を行うことを確認できます。医師の認証結果は患者側スマートフォンなどへメールで通知します。
 現状目視で行っている本人確認をシステム化できるため、厚生労働省のガイドラインで最低限遵守すべき患者・医師双方の本人確認を自動的かつ確実に行うことができ、医療機関様からも「十分に使用するメリットがある」旨の評価をいただきました。今後さらに普及が想定されるオンライン診療において、患者の取り間違いや患者・医師のなりすましなどの社会的課題を生体認証で解決できるシステムです。

 PBI(Public Biometric Infrastructure)とは、生体認証とPKI(公開鍵暗号基盤)を組み合わせた、日立が開発した認証基盤技術です。PBIでは生体情報の特徴データを暗号学的に安全な「一方向性変換」により復号できない形で登録します。そのため、生体情報の画像データそのものは用いられず、システム内に保管することもないので、システム内のデータが漏洩した場合でもそこから生体情報や特徴データを復元することができず安全です。本人を認証する際には、生体情報を基に本人のみが持つ秘密鍵をその都度作成するため、他者によるなりすましはできません。

 これらの仕組みにより、「漏れても安全なセキュリティ」、「確実な本人確認」、「なりすましの防止」および「高度な個人情報保護」が実現できます。

 本実証実験により、PBIを活用(*2)した本人確認システムの有用性、利用者の利便性、改善点などを検証・調査することができました。今後、我々コンソーシアムは本実証実験で得られた成果を基に、本年度中に沖縄県から事業化し、全国展開することを予定しています。
*2 日立グループが提供するクラウドサービス「生体認証統合基盤サービス」など

<商品・サービスに関するお問い合わせ先>
担当部署:公共ソリューション事業部 公共第1ソリューション本部
担当  :柳原 育造
Tel:03-5782-8906  Fax:03-5782-8908
E-mail:ikuzou.yanagihara.zk@hitachi-solutions.com
ホームページからのお問い合わせ:https://www.hitachi-solutions-west.co.jp/inquiry/

以上

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