『ヒサヤオオドオリパーク』にラム・カツィールによるアートベンチ《Stay》が登場
このたびTOSHIO SHIMIZU ART OFFICEは、本年9月18日にオープンした名古屋市の『ヒサヤオオドオリパーク』(旧久屋大通公園)に彫刻を設置しました。
作者はアムステルダム在住のアーティスト、ラム・カツィールです。アーティスティック・ディレクターは弊社代表でもある清水敏男が務めました。
作品は二人の人物が寄り添う彫刻『Stay』です。どちらから見ても二人の人物が寄り添い支え合う姿の彫刻で、コロナ禍の時代に人と人のつながりの大切さを思わせる作品です。
- 作品概要
作家名:ラム・カツィール(Ram Katzir)
作品サイズ:H2.27m、W4.02m、D0.82m
素材:ブロンズに塗装、⽊材
制作年:2020
設置場所:『Hisaya-odori Park(ヒサヤオオドオリパーク)』ZONE 1 シバフヒロバ
アーティスティック・ディレクター:清⽔敏男
アートコーディネーション:TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE
アーティスト:ラム・カツィール(Ram Katzir)
事業者:三井不動産株式会社
公園設計:株式会社⽇建設計・⼤成建設株式社
設計・施⼯:⼤成建設株式会社
造園・植栽整備:岩間造園株式会社
アーティスティック・ディレクター コメント
久屋大通公園にあたらしく出現したシバフヒロバに彫刻を設置しました。広いシバフヒロバは名古屋の中心市街地では貴重な緑あふれる空間で多くの市民や観光客が集う場所となることと思います。
ここに置かれる彫刻は、眺めるモニュメントではなく、シバフヒロバを利用する子供から大人までが親しめるもの、楽しめるものとしたいと思いました。触ったり、登ったり、座ったりできる彫刻です。
作者のラム・カツィールは、本人もたいへん人なつこい人物で、作る彫刻も人と人をつなぐ、心温まる作品です。
この度の彫刻は、テレビ塔を眺めて座ることもできますし、緑の芝生を眺めて座ることもできます。
こちら側から見ても、向こう側から見ても、いつも二人は支え合っています。作者のラム・カツィールは「支えあうということの本当の姿を表現したいと思いました」と言っています。皆さんも座って支えあってください。
作家コメント
本作Stayは「支え合い」について表現した彫刻です。作品を一方から見ると、大きな人が小さな人を抱き寄せているように見えますが、反対側から見ると、小さな人が大きな人を抱き寄せているように見えます。どちらの面からも、遠くを一緒に眺める二人の後ろ姿が見えます。皆さんがStayに寄り添い作品に参加することで、支え合いの輪が広がることを祈ります。
- アーティストについて
プロフィール
ラム・カツィールは1969年イスラエルに生まれ、現在はアムステルダムを拠点として活動しています。ニューヨークのクーパーユニオンで彫刻と写真を学び、ヘリット・リートフェルト学院映像学科でアニメーションを学びました。
1997年に鑑賞者参加型のインスタレーション作品「Your Coloring Book」を発表し、国際的なアートシーンでの活動を開始しました。ヨーロッパを中心に活動し、数多くのパブリックアートを制作しています。
日本では、横浜三井ビルディング、東京・大崎ブライトプラザ、高松市屋島四国村(瀬戸内国際芸術祭2019参加作品)で作品を見ることができます。
- アーティスティック・ディレクターについて
プロフィール
TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE代表取締役、学習院女子大学・大学院教授、キュレーター、美術評論家。
1953年東京生まれ。ルーヴル美術館大学修士課程修了。東京都庭園美術館、水戸芸術館現代美術センター芸術監督を経て、現在は展覧会やアートイベントの開催、パブリックアートのプロデュースを中心に活動している。
- 基本情報・アクセス
開業: 2020年9⽉18⽇(⾦)
Hisaya-odori Park公式ウェブサイトURL:https://rhp.nagoya/
所在地: 〒460-0002 愛知県名古屋市中区丸の内3丁⽬6
アクセス:市営地下鉄桜通線「久屋⼤通駅」出⼝すぐ、
市営地下鉄名城線「久屋⼤通駅」出⼝すぐ、
市営地下鉄東⼭線「栄駅」出⼝すぐ、市営地下鉄名城線「栄駅」出⼝すぐ、
名鉄瀬⼾線「栄町駅」出⼝すぐ
*駅の出⼝は各交通機関ホームページをご覧ください。
*⾞・バイクでお越しの⽅はHisaya-odori Park 公式ウェブサイトにて駐⾞場のご案内をご確認ください。
- アクセスマップ
- 問い合わせ先
TOSHIO SHIMIZU ART OFFICE
担当:川瀬
mail:info@shimizuoffice.com
- 作品写真
下記クレジットを必ず明記して下さい。
Ram Katzir©️2020
photo:Hiroshi Wada©️2020
すべての画像