劇場におけるバリアフリーについて考える<オンライン パネルディスカッション>を開催
[オンライン パネルディスカッション]どうすれば良いのか 劇場におけるバリアフリー-「障害者差別解消法」改正を契機として-
株式会社イヤホンガイド(本社:東京都中央区銀座三丁目14-1 代表取締役:久門隆)は、劇場におけるバリアフリーについて考えるためのパネルディスカッションをオンライン配信します。株式会社イヤホンガイドは、これまで、劇場における「バリアフリー」の取り組みに様々に関わってきました。その中で、より良い方向へ向かうために関係者が立場を超え、真摯に話し合うことが大切だと考え、パネルディスカッションを開催することとしました。
公演主催者や劇場関係者、エンターテイメント事業に関わる皆様、ぜひこの機会にご視聴ください。
差別解消法の改正によって何が変わったか?
障がい者への差別を解消し、「共生社会」の実現を目指す「障害者差別解消法」が改正され、2024年4月に施行されました。従来から「障害者差別解消法」では、劇場に止まらず、官公庁や企業・団体などのあらゆる事業者に対し、障がい者への「合理的配慮」が求められています。今回の改正では、この「合理的配慮」が、「努力義務」から「義務」へと強化されました。これに伴い、事業者にはこれまで以上の配慮が求められることが予想されます。
みんなの悩み「何をすれば良いのか?」
施行されて間もない現在、「合理的配慮」のために、具体的にどこまでやらなければならないのか?何をすべきなのか?どのようにすべきなのか? 公共・民間を問わず劇場関係者は、様々な課題を抱えていることと思います。その課題を共有することにより、解決の糸口を見付け、「共生社会」の実現に近づくことを目的として、オンライン形式でのパネルディスカッションを開催します。
みんなで考える「何ができるのか?」
パネルディスカッションには、アートマネジメントの研究者、公共劇場の事業者、民間劇場の事業者、障がい者団体代表者など、これまで劇場での「バリアフリー」の問題に様々な立場で関わって来た方々をパネリストとして招き、今後の「バリアフリー」のあり方について話し合います。
イベントの詳細
開催場所 |
オンライン |
開催日時 |
2024年11月8日(金)14:00~16:00(予定) |
参加費用 |
無料 ※要事前申し込み |
参加方法
※申し込みをされたお客様に、視聴URLをお送りいたします。
パネリスト(※五十音順)
久門隆[くもん たかし] 株式会社イヤホンガイド代表取締役
1965年、東京生まれ。工学院大学機械工学部卒業。1989年、東京エレクトロンデバイス(株)に入社し、半導体などの企画・営業を担当。2004年 に 朝日解説事業株式会社(現在の株式会社イヤホンガイド)に入社。2008年から代表取締役を務める。歌舞伎等のイヤホンガイドに加え、2006年から国立能楽堂で日本初の座席型新字幕システムの運用を開始。2010年からiPod touchを利用した聴覚障がい者向け新字幕サービスの運用を開始。2013年から歌舞伎座で、座席着脱式ポータブル新字幕システムの運用を開始。演劇における音声/字幕提供サービスを一貫して手掛ける。
篠田麻鼓[しのだ あさこ] ホリプロ執行役員 公演事業本部長
1977年、千葉生まれ。千葉大学文学部卒業。2001年にホリプロ入社。舞台・ミュージカルの制作に携わり、プロデューサー、部長を経て2022年に執行役員公演事業本部長に就任。日本コンテンツを海外アーティストと創作した作品が多い。『100万回生きたねこ』などオリジナル作品をプロデュースする一方で、ミュージカル『メリー・ポピンズ』など海外作品の日本人キャスト版初演のチーフプロデューサーとして活躍。現在、ロングランを続ける舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』では立上げを担うなど新しいチャレンジを続ける。
高萩宏[たかはぎ ひろし] 世田谷パブリックシアター館長/多摩美術大学客員教授
1953年、東京生まれ。東京大学文学部卒業、コロンビア大学アーツアドミニストレーション学科中退。1976年、劇団夢の遊眠社創立に参加。東京グローブ座支配人を経て、世田谷パブリックシアターのオープニングから制作課長・部長。東京芸術劇場副館長の後、世田谷パブリックシアターへ戻り、館長を務める。全国公立文化施設協議会常務理事、多摩美術大学客員教授、日本大学芸術学部非常勤講師を兼任。文化庁文化審議会文化政策部会委員、東京都芸術文化評議会専門委員などを歴任。著書「僕と演劇と夢の遊眠社」(日本経済新聞出版社)。
谷本裕[たにもと ゆたか] 沖縄県立芸術大学教授
1962年、京都生まれ。立命館大学法学部卒業。1985年に北海道新聞に入社。帯広・函館両報道部などを経て、札幌本社文化部で音楽記者として国内・外で取材を重ね、99年に退職。2000年から大阪・梅田の「あいおいニッセイ同和損保ザ・フェニックスホール」企画担当チーフマネジャーを16年間務め、この間、京都市立芸術大学大学院音楽研究科修了。2016年から沖縄県立芸術大学音楽学部教授。専門は文化政策・アートマネジメント。公共文化政策の中で、障害者らを対象とする実演芸術・芸能の取り組みについての研究に取り組む。
廣川麻子[ひろかわ あさこ] TA-net理事長
1972年、東京生まれ。先天性ろう者。和光大学人文学部在学中の1994年に、トット基金日本ろう者劇団入団。2009年ダスキン障害者リーダー育成海外派遣事業第29期生として1年間、英国で研修。2012年、シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)設立。2015年度芸術選奨文部科学大臣新人賞(芸術振興部門)受賞。2018年から東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野ユーザーリサーチャー/特任研究員として芸術文化におけるアクセスを研究している。
司会
中村雅之[なかむら まさゆき] 横浜能楽堂芸術監督/明治大学大学院兼任講師
1959年、北海道生まれ。法政大学大学院修士課程修了。1996年の開館時から横浜能楽堂に勤務。能・狂言、琉球芸能を中心に幅広く伝統芸能の公演をプロデュース。館長を経て芸術監督。明治大学大学院兼任講師を兼ねる。東京都芸術文化評議会専門委員、横浜市芸術文化振興財団理事などを歴任。2015年には、「バリアフリー能」が評価され横浜能楽堂として「内閣府特命担当大臣表彰優良賞」を受賞。プロデュースした公演が、文化庁芸術祭で大賞と優秀賞を受賞。『野村萬斎』(新潮社)、『空白の團十郎』(筑摩書房)など著書多数。
お問い合わせ
株式会社イヤホンガイド 開発事業部
e_kaihatsu@eg-gm.jp
03-3546-0265
【パネルディスカッション情報掲載ページ】
https://www.eg-gm.jp/e_guide/announcement/discussion/index.html
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