1台で9種の充填方式を実現 ― OEB5レベル対応、マイクロバッチ生産やR&Dに適したカプセル充填機「GKF60」を発売開始
よりフレキシブルに、そしてスピーディーに、新薬開発をサポート
食品・医薬品向け包装機械のグローバルメーカーであるシンテゴンテクノロジー(本社:ドイツ、旧社名 ボッシュパッケージングテクノロジー。以下、シンテゴン)は、高機能な小ロット対応カプセル充填機「GKF60」を2021年6月にリリースしました。ご要望に応じて9タイプの充填システムから選択でき、OEB3~5レベルの多様な製剤の充填が可能です。また、基本設計はGKFシリーズの高処理能力生産機と共通化しているため、大量生産へのスケールアップが容易です。新薬開発における検証を迅速化し、商業化への移行をスムーズに実現します。
GKF60の5つの特徴
- 9種類の充填システムモジュール
充填量0.1mg対応のピエゾ/バイブレーション式充填(新開発)をはじめ、シングルパンチ(新開発)、タンピング式充填、ドセーター式充填、顆粒充填、錠剤充填、微小錠剤(ミニタブレット)充填、液体充填、真空充填(ドージングホイール)から選択が可能 - 6つのステーションから構成
省スペースなボディでありながら、高処理能力の生産機と同様に、3つの充填ステーション(組み合わせ充填可)を設置 - OEB5レベルの高薬理活性製剤まで柔軟に対応
標準モデルをはじめ、OEB3からOEB5対応のコンテインメントモデル、あるいは、両モデルを簡単に切替できる兼用機をご提供。WIP(Washing in place)までの洗浄コンセプトを採用。標準モデルを導入した場合も、コンテインメントモデルへの改造が可能 - 100%重量測定システム
各充填ステーションで、IPC(In-Process Control)をオプション搭載 - 製品ごとに最適な充填パラメータを自動算出
QbD(Quality by Design: 設計による品質の作り込み)と工程最適化を実践するために、独自に開発したAPD(Automated Process Development)手法を採用(特許取得技術)。製品特性に合わせ、最適な充填パラメータを全て自動で算出
シンテゴンテクノロジーについて
シンテゴンテクノロジーは、グローバルに事業展開するプロセス・包装機械のリーディングサプライヤーです。ボッシュの包装機械事業部であったボッシュパッケージングテクノロジーとして、50年に渡り医薬品および食品分野における技術を中心に事業を展開し、2020年1月からは、ヴァイブリンゲン(ドイツ)に本社をもつ企業として独立しました。シンテゴンテクノロジーは、世界15か国以上で30を超える拠点を構え、従業員数は合計6,000名に上ります。単体機から一貫したライン設備、アフターサービスを含め、インテリジェントかつサステナブルな技術を展開しています。医薬品産業向けには、液剤および固形剤の製造ライン(製剤、充填、検査、包装など)を対象に、機械やソリューションを提供しています。食品業界向けには、製菓用プロセス技術をはじめ、ドライフード(バー菓子、焼成菓子、コーヒーなど)、冷凍食品、乳製品を対象とした包装ソリューションなど、幅広い製品およびサービスを提供しています。シンテゴンテクノロジー株式会社(日本)は、1982年に設立。日本の医薬品・食品市場向けに自社製の国産機や輸入機の販売をはじめ、包装資材、バリデーション、総合的なサービス等を、お客様のご要望に応じて幅広く提供しています。
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