電気設備業界の人材育成と業界活性化を目指す「電気技術者奨学金制度」第3期目、外国人留学生18名のご紹介を開始しました。(サオマイジャパン株式会社、学校法人穴吹学園)
サオマイジャパン株式会社は、学校法⼈ ⽳吹学園と連携し、今年も⽇本で電気技術を学ぶ外国⼈留学⽣を対象とした「電気技術者奨学⾦制度」を実施いたします。
「電気技術者奨学⾦制度」は、⽇本で電気技術者としての就職を志す外国⼈留学⽣に「修学と就職
の機会」を提供することを⽬的とし、2022 年に⽳吹学園とサオマイジャパンの連携により創設され、今回で3 期⽬を迎えます。
今回、奨学⾦受給の対象となる留学⽣は、同校で電気・CAD コースを履修中の18 名(2026 年3⽉卒業予定)です。全員が⽇本の電気設備業界での就職を志し、卒業までに「第⼆種電気⼯事⼠」および「⽇本語能⼒検定(JLPT) N2」の取得を⽬指して勉学に励んでいます。奨学⽣を採⽤いただいた企業は、2 年次の学費に相当する「60 万円」を奨学⾦として拠出いただき、経済的な負担の低減を図ります。卒業後は奨学⾦を拠出いただいた企業へ⼊社しますので、企業にとって有効な若⼿⼈材獲得⼿段となります。
また、マッチング精度の⾼さに定評のあるサオマイジャパンが、企業の社⾵にマッチする留学⽣をご紹介することで、⼊社後のミスマッチを防ぎ、定着につなげます。
学校法⼈⽳吹学園とサオマイジャパンは、更なる連携を図りながら、電設設備業界でのキャリアを築きたい留学⽣の育成と⼊職の機会を創出し、重要なインフラである電気設備の品質確保並びに機能維持な
ど、社会の発展に貢献してまいります。
1.「電気技術者奨学金制度」設立の背景
(1) 日本人学生数の減少により、建設業入職者の確保がより困難な時代に
日本人の高齢化には歯止めがかかりません。特に建設業界では、55歳以上が4割、29歳以下の就労者は1割に留まります。
また、日本人学生数も減少の一途をたどります。2024年時点で18歳人口は109万人ですが、2034年には100万人を割り込み、2040年には79万人まで減少すると予測されています。若手人材確保の重要な選択肢である新卒採用ですが、これからは全業界・全職種で少ないパイの取り合いになり、ますます人材確保が困難になっていくことは想像に難くありません。
(2) 外国人留学生数、建設業での外国人就労者数は増加傾向にある
日本国内で就労する外国人204万人のうち、建設業就労者数は14.4万人(約7%)[2]です。また、日本で学ぶ外国人留学生は、約28万人(2023年、前年比+20.8%)と増加傾向にあります。外国人留学生のうち、卒業後も日本で活動を続ける割合は9割を超え、そのうち6割以上が日本企業に就職[3]をしています。
日本人採用が困難となる中で、「外国人採用」が人材確保の重要な選択肢になります。
[1] 建設業就業者の高齢化の進行(日建連ハンドブック)
[2]「外国人雇用状況」の届出状況まとめ(2023年10月末時点) (厚生労働省)
[3] 2022(令和4)年度外国人留学生進路状況調査結果(独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)
2.制度の概要
(1) 電気設備業界で就労するには、高度な資格・日本語力が必要
電気設備業界で施工管理や設計・CAD職として就労するには、施工管理技士や電気工事士などの国家資格、そして施主・協力会社、社内関係者らとコミュニケーションを取ることのできる日本語力が必要です。外国人技術者を採用しようと思っても、このレベルにまで到達した人材は非常に希少です。
(2) 質の高い教育を受けた留学生をご紹介、選考から入社まで一貫してサポート
学校法人穴吹学園は、日本への留学支援や日本語教育に強みを持っています。また、国際ITエンジニア学科 電気・CADコース(2年制)では、電気設備業界で働く上で不可欠な専門知識(電気工事概論、CAD演習、施工管理演習)に加え、キャリアデザインに関する教育も実施しています。卒業時点で「第二種電気工事士」および「日本語能力検定(JLPT) N2」の取得を目指す教育により、高い専門性と日本語力を身に付けた人材を輩出しています。
サオマイジャパンは、電気設備の技術者・CAD技術者に特化した人材紹介会社として、留学生と採用希望企業の懸け橋となり、入社までのサポートを行います。
企業と外国人のマッチング精度の高さや、ご紹介した人材の定着率(3年以上同企業で勤務を継続した割合:94%)に定評があるサオマイジャパンのサポートにより、外国人採用に不慣れな企業にも安心して留学生を迎え入れていただけます。
3.募集要項
2026年3月卒業予定の留学生18名に対する奨学金拠出企業を募集いたします。学業へ真摯に向き合う学生は、入社後も向上心高く業務を学び、身に付ける傾向にあることが分かっています。そのため、本制度では、「JLPT N3相当の日本語能力」、「講義出席率95%以上」という厳しい基準にて奨学金受給候補となる留学生を選抜しています。
●奨学金受給候補対象となる留学生
1) 奨学金受給候補留学生 |
国際ITエンジニア学科(電気・CAD専攻) 18名 |
---|---|
2) 国籍 |
ネパール、中国、フィリピン、ベトナム、キルギス |
3) 選抜基準 |
2025年1月(1年生後期)時点で、 ・講義出席率 95%および ・JLPT N3相当の日本語能力を習得していること |
4) 入社予定年月 |
2026年4月 |
5) 卒業時の目標取得資格 |
・JLPT N2 ・第二種電気工事士(筆記・実技双方) |
(1) 奨学金について
項目 |
内容 |
---|---|
① 奨学金貸与額 |
60万円 |
② 奨学金の種類 |
無利子貸与型(返済免除特約あり) |
③ 貸付期間 |
2025年4月~2026年3月 |
④支払先 |
学校法人穴吹学園(授業料に充当) |
⑤受給基準 |
2025年1月(1年生後期) 時点で、下記の要件を満たすこと。 ・講義出席率 95% ・JLPT N3相当の日本語能力を習得していること |
⑥ 保証の範囲 |
連帯保証人を1名定める(主に保護者) |
⑦ 返還方法 |
2026年4月の企業入社後から2年6ヶ月(30ヶ月)での定額返還。 ただし、返済猶予期間を経て、同期間を常勤職員(社員)として勤務した場合は返済免除となる。 |
(2) 人材紹介手数料・諸費用について
内容 |
金額 |
支払先 |
支払いスケジュール等 |
---|---|---|---|
① 人材紹介手数料 |
50万円 |
サオマイ ジャパン |
・内定時 人材紹介手数料の1/2 ・入社時 人材紹介手数料残1/2 |
② 在留資格変更費用 |
約10万円 |
行政書士・ 入国管理局 |
・在留資格「留学」→「技術・人文知識・ 国際業務」への切り替え ・外国人の在留資格手配に詳しい行政書士 のご紹介も可能 |
③ 印紙税 |
1,000円 |
‐ |
・奨学金貸与契約印紙税(実費) |
④ その他実費 |
内容により変動 |
内容により変動 |
・対面面接や企業見学実施の場合、交通費実費ほか(企業様の方針による) |
(3) 入社までのスケジュール
「電気技術者奨学金制度」ご利用時の採用までの流れは、下記の通りです。
3.参考情報
(1) 穴吹カレッジグループ 概要
法人名 |
学校法人穴吹学園 |
---|---|
事業内容 |
専門学校・せとうち観光専門職短期大学・社会人教育・ 通信制高校からなる教育事業 |
資本金 |
無 |
事業開始日 |
設立年月と同じ |
学生数 |
穴吹カレッジグループ14校 約4,300名 |
URL |
福山校 |
高松校 |
|
所在地 |
〒720-0052 広島県福山市東町2-3-6 |
〒760-0020 香川県高松市錦町1-22-23 |
設立年月日 |
1988年12月 |
1991年4月 |
代表者 |
穴吹 薫 |
穴吹 忠嗣 |
(2) サオマイジャパン 概要
法人名 |
サオマイジャパン株式会社 |
---|---|
本社 |
〒154-8521 東京都世田谷区新町1-21-12 旭日ビル内2階 TEL:03-5426-6227 E-mail:info@saomai.co.jp |
設立年月日 |
2020年1月29日(水) |
事業内容 |
①有料職業紹介事業 (有料職業紹介事業許可番号:13 -ユ- 312393) ②人材の教育訓練、指導及び育成事業 ③人材の職業適性能力の開発のための研修の実施 ④電気工事、電気通信工事、管工事、消防施設工事の各事業 ⑤前各号に附帯関連する一切の事業 |
代表者 |
代表取締役 富井 弘之 |
資本金 |
3,000万円 ※旭日電気工業(株)の100%子会社 |
事業開始日 |
2020年9月1日 |
URL |
「電気技術者奨学金制度」説明動画
♦「電気技術者奨学金制度」特設ページ:https://www.saomai.co.jp/company/scholarship/
♦「電気技術者奨学金対象者リスト」ページ:https://www.saomai.co.jp/blog-company/3427/
♦お問い合わせ:
サオマイジャパン株式会社
・電話:03-5426-6227
・メールアドレス:info@saomai.co.jp
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