ソマウッドが林業の人材育成をDX化。業界初のオンデマンド研修「キコリスクール」をリリース
チェーンソーによる伐木等の業務に係る特別教育(学科)をオンデマンド配信で人材育成の合理化を提案
【背景】
大前提として、国内にチェーンソーの取り扱いに関する免許制度は存在しません。
林業は国内全ての産業において最も労災保険の掛金が高い業種であり、死傷年千人率が最大つまり労働者当たりの死傷者数が最も多い産業です。その死傷者のおよそ3分の2を占めるのが立木の伐採時に起きています。その伐採に使用される道具はほとんどの場合チェーンソーです。
毎年30~50人程度の死亡者数が報告されていいますが、これは林業従事者のみの統計となっており、自治会活動や寺社における奉仕活動、個人所有地内での作業における事故件数は含まれていないので、実際にはそれ以上の死者が発生していると推測できます。
【課題】
法令上、チェーンソー使用に関して定められているのは「特別教育」しかありませんが、実際には死亡事故を起こすリスクのある道具がチェーンソーです。安全な作業を担保できる効果的な教育システムの構築と誰もが受講しやすい環境づくりが求められています。
【オンデマンド特別教育(学科)とは?】
労働安全衛生規則に定められた「チェーンソーによる伐木等の業務に係る特別教育」のカリキュラムの内、学科部分(9時間)をオンデマンド配信することで自宅や通勤中など事業所以外の場所でも24時間いつでもどこでもWEB受講できるサービスです。
WEB受講のプラットフォームにはクラウド型eラーニングシステム(LMS )を利用した学習管理システム(etudes/エチュード)を採用しています。(https://etudes.jp/)
etudes/エチュードでは、受講者がどの科目をどこまで受講したかを秒単位で記録しているので、規定時間以上しっかり受講したことを証明することが可能です。
※別途カリキュラムに定められた実技研修を実施(対面)することと合わせて特別教育の修了証を発行します。
【教本】
オンデマンド特別教育(学科)では、教本として『伐木造材とチェーンソーワーク』(全国林業改良普及協会)を採用しています。
【他サービスとの違い】
これまではチェーンソー研修と言えば対面開催しかありませんでした。特に特別教育の現場では、最大100人程度の受講生に対し、講義形式(一方通行型ティーチング)で実施されていましたので、個別対応が難しかったり集中力を維持しにくい環境だったと言えます。本サービスでは、個別に受講できることに加え、法令では義務付けられていない小テストを独自に盛り込むことで習熟度を高める工夫をしています。また、期間内であれば何度でも繰り返し受講できることから、振り返りの学びを得ることも可能となります。
【講師プロフィール】
久米歩 (くめあゆむ)
エネキコリ®
再生可能エネルギープロデューサー
株式会社ソマウッド 代表取締役
昭和52年6月生まれ
富山県射水市出身
静岡県立大学国際関係学部卒
大学卒業後、『伐木造材とチェーンソーワーク』の著者 石垣正喜氏に師事する。
石垣氏らが創立したチェーンソーワークの指導者を育成するNPO法人ジットネットワークサービスの事務局を務める傍ら、全国各地で開催されるチェーンソー研修会で補助講師として研鑽を積む。
ソマウッド創業後は独自のチェーンソー伐木研修会を開催、主な取引先として中部電力パワーグリッド株式会社静岡支社から社員研修などを請け負っている。
理念は
「森を育てることは100年先への投資。
自然エネルギーへのシフトは未来のこどもたちへのプレゼント」
【実施スケジュール】
2023年5月1日(月)9:00受付開始
2023年6月1日(月)9:00配信スタート
申込サイト:https://enekikori.com/chainsaw-special-education/
【業界初のオンデマンド配信型特別教育について】
調査方法:自社調べ
調査時期:2023年4月末日現在
調査範囲:「チェーンソーによる伐木等の業務に係る特別教育」におけるオンデマンド型配信サービス
【会社概要】
会社名:株式会社ソマウッド
所在地:静岡県静岡市清水区布沢243
設立:2009年8月
代表者:代表取締役 久米歩
事業内容:林業サービス業、木材伐出業、風倒木処理、薪製造販売、
再生可能エネルギー事業、キコリスクール
URL:https://enekikori.com/
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