環境に配慮した生ごみ処理技術を提供するkomham、J-KISS型新株予約権による資金調達を実施

スマートコンポストを札幌市で開催されるイベント「NoMaps」へ設置

独自開発された微生物群「コムハム」を使用した生ごみ処理技術を提供する株式会社komham（本社：札幌市厚別区、営業所：東京都渋谷区、代表取締役：西山すの）は、Open Network Lab・ESG１号投資事業有限責任組合、立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合、株式会社D2 Garageを引受先とするJ-KISS型新株予約権による資金調達を実施したことをお知らせします。また、10/21-10/23の間、札幌市で開催される「NoMaps」内のフードイベント「ちょっとだけ短くなった すすきのロングテーブルダイニング」にて、生ごみ投入量や温室効果ガス排出量を観測し、ソーラー発電で自動駆動する「スマートコンポスト」を設置します。北海道内で当社技術を提供するはじめてのイベントです。

【「ちょっとだけ短くなった すすきのロングテーブルダイニング」へのスマートコンポスト設置について】
当社独自開発の微生物群「コムハム」の入ったスマートコンポストが北海道内で初めて「ちょっとだけ短くなった すすきのロングテーブルダイニング」に設置されます。札幌市では、近年、東京オリンピックでの競技会場提供や北海道マラソン、冬季オリンピック誘致など、グローバル基準での持続可能なイベント運営が求められる環境下にあります。今回、本イベントへスマートコンポストを設置し、会場内で排出される生ごみ量・温室効果ガス排出量を計測し、その場で微生物群「コムハム」に分解処理させます。取得された計測データは、札幌市へ共有し、今後、札幌市内で開催されるイベントでのスマートコンポスト設置に向けたシミュレーションに活用されます。

■「ちょっとだけ短くなった すすきのロングテーブルダイニング」概要
2022年10月21日(金)12:00～20:00
2022年10月22日(土)12:00～19:00
2022年10月23日(日)12:00～19:00
札幌市中央区南2条西5丁目20（狸小路商店街内/狸小路５丁目センタービル跡地）

【J-KISS型新株予約権引受先一覧】
・Open Network Lab・ESG１号投資事業有限責任組合（運営：株式会社DGインキュベーション）
・立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合（運営：プラスソーシャルインベストメント株式会社）
・株式会社D2 Garage

■株式会社DGインキュベーション 前川 雅彦氏 コメント
「Open Network Lab HOKKAIDO」参画時より、komham社の生ゴミ処理技術に注目し、事業展開をサポートしてきました。今回、さらなる事業発展に貢献するため、Open Network Lab・ESG1号投資事業有限責任組合（通称：Earthshotファンド） より出資いたしました。持続可能な生ゴミ処理インフラ構築実現に向けて引き続き支援してまいります。

■立命館ソーシャルインパクトファンド投資事業有限責任組合　 野池雅人氏 コメント
立命館学園の卒業生でもある西山さんが代表をされている株式会社komhamの微生物テクノロジーを使用した廃棄物処理技術の開発と地域社会での実践は、本ファンドの趣旨に合致したものであり、このような形で事業が発展していることを大変嬉しく思っています。これからも株式会社komhamのミッション達成に向けて、全力でサポートをしていきたいと考えております。

■株式会社D2 Garage 佐々木智也氏 コメント
北海道の牧場で発見された微生物を使った生ゴミ処理技術に可能性を感じ、創業まもない頃から支援を続けてまいりました。この度、出資という形で更に事業発展に貢献できることを嬉しく思います。深刻な環境問題への対処の重要性が高まる中、komham社が日本をリードするスタートアップに育つよう、今後ともサポートしてまいります。

■株式会社komham 代表取締役 西山すの コメント
昨年参加したデジタルガレージグループのアクセラレーションプログラム「Open Network Lab HOKKAIDO」から、私たちのワガママを我慢強く聞き続け、サポートしてくださった前川さん、佐々木さんが運営するファンドから出資を受けない選択肢はありませんでした。また、1年半前の熱量以外何もないkomham社に出資してくださった立命館ソーシャルインパクトファンドは、出資に限らず立命館学園のアセットを解放し支援いただき、本ラウンドでの追加出資に至りました。
3社の期待を裏切らないよう引き続き事業拡大、持続可能な生ゴミ処理インフラ構築を目指してまいります。

【「スマートコンポスト」とは】

「スマートコンポスト」は、AC電源や排水処理を必要としないソーラー発電で自動駆動する独立型の生ごみ処理機です。生ごみの高速処理が得意な当社微生物群「コムハム」がより安定して生ごみを分解できる環境をスマートコンポスト内に整え、街中や施設内に設置しても景観を損なわないデザインで開発しました。また、管理者は、クラウドにアップロードされたデータから、生ごみ投入量、投入量から算出された想定温室効果ガス排出量、バッテリー残量など、利用情報を取得することができ、壁面をメディア面として販売することも可能です。

【製品概要】
サイズ：1012.40 (W) x 1468.20 (H) x 1137.70 (D) mm    
本体重量：約200kg 
処理能力：最大10リットル/日
測定・取得できるデータ：生ごみ投入量/想定温室効果ガス排出量

【 komhamについて（https://komham.jp/）】
「あらゆる人が 持続可能な選択をしたくなる未来をつくる 」をミッションに掲げ、生ごみを高速分解/減容する能力を持つ微生物群「コムハム」の研究と、その研究技術を用いたバイオマスリサイクルシステムを、食品ロスなどの生ごみ処理に困っている事業者へ提供しています。また、生ごみ処理技術提供にとどまらず、弊社技術を応用したサービスや商品の開発を行い、だれもが意識せずとも環境にやさしい暮らしができるインフラ作りを目指しています。 
会社名：株式会社komham
本店：札幌市厚別区下野幌テクノパーク1丁目1-10-211号
支店：東京都渋谷区猿楽町17-10 代官山アートビレッジ3階B 代官山TOKO
代表者：代表取締役 西山すの
設立：2020年1月