あの日から10年　皆さまの応援が夢に向かう力に

皆さまのご支援で、東日本大震災の被災地の子どもたちの進学と夢を支えます

公益社団法人日本ユネスコ協会連盟（東京都渋谷区・会長 佐藤美樹）は、2011年の東日本大震災の発生直後より、震災により経済状況が悪化した生徒を対象とした返済不要の奨学金「ユネスコ協会就学支援奨学金」を実施しています。
この奨学金は、皆さまからのご寄付で運営され、2011年の事業開始からこれまでに3466人（給付額累計23億円）の子どもたちに奨学金を給付してきました。

 

　

　10年の間に、奨学生の暮らしのようすも変化していきました。奨学生、保護者から届いた1万通を超えるお手紙のなかから、その一部をご紹介します。

■震災直後、　自宅が全壊、保護者の失業…進学をためらう子どもも
　日々の暮らしに精いっぱいの親を目の当たりにし、高校進学を親に言い出せない子どももいました。高校進学をあきらめさせない、という思いから、奨学金を中学3年次から給付し、高校入学準備にも役立ててもらいました。
 

宮城県石巻市の奨学生からのお便りより

中学生の保護者の方からのお便りより

■震災から4年、　徐々に復興が進む一方、取り残される家庭も
　震災から4年がたち、町のかさ上げ工事が進むなか、仮設住宅での避難生活が続いている家庭も多くあり、進学時の制服代として助かった、という声もいただきました。
 

避難生活が続くなか、夢に向かって励む奨学生

 

自宅が全壊した家庭の保護者の方からのお便りより

■9年が経過　小学校入学時に震災、高校入学時は新型コロナウィルス感染症
　学生生活の節目である時期に、2度もつらい出来事と重なった現奨学生。そんななかでも、前向きに勉学、部活に励む声が届きました。

奨学生からのお便り。前向きにがんばる気持ちが綴られています。

部活に、体育祭に充実した高校生活を送るようすを伝えてくれました

　いまなお、教育費の捻出に頭を悩ませているご家庭も少なくありません。子どもたちが被災による経済的理由で進学や夢をあきらめることのないよう、皆さまのご支援をよろしくお願いします。

【ご支援方法】
■銀行振込によるご寄付
銀行名：三菱UFJ銀行　　　支店名：神田支店　　　口座番号：普通　0297275
口座名：シャ）ニホンユネスコキョウカイレンメイ

■毎月のご寄付（月1いいことプログラム）
毎月お決めいただいた金額を継続的にご寄付いただくプログラムです。当連盟ホームページからお手続きいただけます。
https://www.unesco.or.jp/monthly-donation/

■Yahoo！ネット募金によるご寄付
Yahoo! JAPANの特集「3.11企画 のりこえるチカラ」に、当団体が掲載されています。ぜひ、募金やシェアで応援してください。※Ｔポイントで1ポイントから、クレジットカードで100円からご寄付いただけます。
https://donation.yahoo.co.jp/detail/252005/

■メルカリ寄付
フリマアプリ「メルカリ」より、メルカリの売上金（メルペイ残高）で寄付いただけます。
https://www.mercari.com/jp/help_center/article/978/

■ポイントを使った寄付
Tポイント：https://tsite.jp/donation/index.pl?xpg=PCTC0202&bokin_id=5
JRE POINT：https://www.jrepoint.jp/item/20014152

▼詳しくは
https://www.unesco.or.jp/activities/saigai/tohokulp/

■ユネスコ協会就学支援奨学金について
　日本ユネスコ協会連盟では、子どもたちが被災による経済的な理由で夢や進学をあきらめることなく安心して学校に通えるよう、奨学金の支援を行っています。
　地震や津波による家屋の流失・損壊や原発事故による避難などの理由により経済状況が悪化した世帯の中学3年生を対象に、奨学生１人あたり月額2万円を3年間給付します。
　毎年、寄せられたご寄付の範囲で支援可能な奨学生数を算出し、岩手県、宮城県、福島県の3県で被害の大きかった市町村を特定して実施しています。