GPE、世界教育サミット 「Global Education Summit」 開催 23のドナーから過去最高の40億米ドルを調達
1 憶 7,500万人の子どもたちの教育を支援します
GPEは、世界で最も弱い立場にある何百万人もの子どもたちの教育を変革するために、今後5年間で少なくとも50億米ドルを調達するという目標の達成に向けて、しっかりと歩みを進めています。2025年までに最大1億7,500万人の子どもたちが学習できるよう、また、8,800万人以上の子どもたちが学校に通えるよう支援活動を展開します。
この度の「Global Education Summit」には、各国政府、企業、民間財団、開発銀行のリーダーたちが参加し、低所得国の子どもたちの教育支援に向けた資金提供と支援を約束しました。
23のドナーからGPEに対する40億ドルの拠出に加え、19のパートナー国がそれぞれの国家予算の少なくとも20%を教育に充てることを約束し、ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領が主導した教育資金に関する政治声明に賛同しました。この声明に賛同した国々による教育資金の合計は、今後5年間で1,960億米ドルにのぼります。これらは、新型コロナウイルスの経済的影響による学習機会の損失を防ぐ重要なコミットメントとなります。
「Global Education Summit」には、日本から茂木敏充外務大臣がビデオメッセージで参加し、「日本として教育分野において、GPEへの支援の継続を含め、今後5年間で15億米ドルを超える支援を行っていくことを表明するとともに、G7外相会合で合意された女子教育宣言も踏まえ、750万人の途上国の女子の教育及び人材育成のための支援」(外務省ウェブサイトより https://www.mofa.go.jp/mofaj/press/release/press1_000576.html )を約束しました。しかしながら、GPEへの具体的な拠出についての表明はありませんでした。
- 「Global Education Summit」 の様子は、下記URL(英語サイト)やYouTubeより無料でご覧いただけます。
- https://www.globalpartnership.org/financing-2025/summit
ボリス・ジョンソン 英国首相(画像 右)コメント;
「本日のサミットで集められた資金は、世界の何百万人もの子どもたちの生活を変えることができます。イギリスは、教育のためのGPEに4億3,000万ポンドを拠出しました。すべての子どもたちに質の高い教育を提供するという目標に向けて、他の国々が歩み寄り、貢献していることは素晴らしいことです。教育は、男女の不平等から気候変動に至るまで、無数の問題を解決するために非常に重要であり、各国の経済回復のための、最も確実な方法の一つです。すべての子どもたち、特に女子が、教育を受けられるようにすることは、新型コロナウイルスによる影響からの回復をするための最も賢明な投資です。」
ウフル・ケニヤッタ ケニア共和国大統領(画像 中央)コメント;
「国内資金調達に関する声明に賛同し、国内予算の少なくとも20%を教育に充てるよう、各国の首脳に呼びかけます。これにより、質の高い包括的な教育を通じて未来を確保するという、子どもたちへの約束を守ることができます。」
ジュリア・ギラード GPE理事会議長/オーストラリア元首相(画像 左)コメント;
「Global Education Summitでは、教育が国際的なアジェンダの最上位に位置づけられ、貧困の撲滅、気候変動防止、健康状態の改善に向けた取り組みを加速させる上での教育の役割が強調されました。今回のサミットは、新型コロナウイルスによる影響によって教育に支障をきたしている世界中の何百万人もの子どもや若者にとって重要な成功であり、教育が新型コロナウイルスによる影響への対応と回復の中心であることを確実にするための重要な一歩となります。」
- GPE とは
教育のためのグローバル・パートナーシップ「Global Partnership for Education(GPE) 」は、2002年に世界銀行が主導して、設立された世界で唯一の教育課題に特化した国際基金です。すべての子どもたちに、公平で質の高い教育を提供することを目指しています。
また、途上国、支援援助国、民間企業、各国政府や、国連機関、NGOなどによるパートナーシップであり、世界中から教育のための資金を調達し、90の低所得国とともに教育制度の改善・強化を図り、彼らが直面する教育の最重要課題を解決できるように支援を行っています。GPEはSDGsの目標4「質の高い教育をみんなに」の達成を目指しています。
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