岡山大学:「若手トップリサーチャー研究奨励賞」 土口史記准教授と藤村篤史助教を表彰
岡山から世界に、新たな価値を創造し続けるSDGs推進研究大学を担う国際的に活躍できる若手研究者らの育成を推進
2021(令和3)年2月28日
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)は、優れた業績を挙げた若手研究者を顕彰する「岡山大学若手トップリサーチャー研究奨励賞」の文系受賞者に大学院社会文化科学研究科の土口史記准教授、理系受賞者に大学院医歯薬学総合研究科の藤村篤史助教を選び、学長室で表彰式を行いました。
藤村助教は、がん細胞に特異的なタンパク質合成機構を精密に制御する因子としてtRNA修飾酵素群が重要である証左をつかみ、この機構を標的化するという新しい創薬概念を提起し創薬基盤を創出するという取組や、製薬企業との積極的な共同研究の推進、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)における新規ホウ素製剤の開発とそれを適用する患者層別化の技術開発、新規ホウ素製剤の抗がん作用の実証などの取組が高く評価されました。
表彰式には受賞者と槇野博史学長、那須保友理事・副学長(研究担当)が出席。槇野学長が表彰状と記念品を手渡し、「岡山大学はSDGsを推進する研究大学であるが、これを記念として、次世代を担う若手人材の中心として、本学の発展にもご尽力いただき、社会的・国際的にもさらに活躍してほしい」と激励しました。
同賞は国際的に活躍できる若手研究者の育成を図るため、平成19年度に創設。研究成果や外部資金獲得実績、将来性などを評価基準に学内で審査し、受賞者を決定しています。
◆岡山から世界に、新たな価値を創造し続けるSDGs推進研究大学を担う若手研究者育成を加速
国連(United Nations)が世界各国・地域とともに進める「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals;SDGs)」は、誰一人取り残さず、一人ひとりの多様な幸せ(well-being)の実現などを目指す地球規模の取組のひとつです。本学では歴史的な背景などもあり、このSDGsにいち早く賛同し、全学を挙げて「岡山から世界に、新たな価値を創造し続けるSDGs推進研究大学」を掲げ、SDGs大学経営を推進しています。その中で、社会課題を解決する人材や未知の課題を見つけ出す能力を有する人材、社会に新しい価値を提供するためのサービスを創出するイノベーション人材などが求められています。
近年、我が国では大学院博士期課程に進学する人が減少しており、また研究者などの博士人材のキャリアパスも不透明である点などがあります。そのため、国などでも多様な大学院博士課程及び若手研究者の支援が進められています。本学でも若手研究者支援のために「岡山大学若手研究者育成支援パッケージ」を策定し、次世代を担う研究者育成などを精力的に進めています。今回の「岡山大学若手トップリサーチャー研究奨励賞」もその活動のひとつです。
◆本件問い合わせ先
岡山大学 研究協力部 研究協力課
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-7118
岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
国立大学法人岡山大学
https://www.okayama-u.ac.jp/
国立大学法人岡山大学(本部:岡山市北区、学長:槇野博史)は、優れた業績を挙げた若手研究者を顕彰する「岡山大学若手トップリサーチャー研究奨励賞」の文系受賞者に大学院社会文化科学研究科の土口史記准教授、理系受賞者に大学院医歯薬学総合研究科の藤村篤史助教を選び、学長室で表彰式を行いました。
土口准教授は、近年の考古発掘の進展を背景に、これまでにない量と質で発見される木簡・竹簡の文字資料を読み解き、秦時代から漢時代にかけて「地方における中央集権」が生じていることや正史には無い秦の執拗な監察体制の特徴を明らかにした業績、国際シンポジウムの開催など国際交流にも積極的に努めていることなどが高く評価されました。
藤村助教は、がん細胞に特異的なタンパク質合成機構を精密に制御する因子としてtRNA修飾酵素群が重要である証左をつかみ、この機構を標的化するという新しい創薬概念を提起し創薬基盤を創出するという取組や、製薬企業との積極的な共同研究の推進、ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)における新規ホウ素製剤の開発とそれを適用する患者層別化の技術開発、新規ホウ素製剤の抗がん作用の実証などの取組が高く評価されました。
表彰式には受賞者と槇野博史学長、那須保友理事・副学長(研究担当)が出席。槇野学長が表彰状と記念品を手渡し、「岡山大学はSDGsを推進する研究大学であるが、これを記念として、次世代を担う若手人材の中心として、本学の発展にもご尽力いただき、社会的・国際的にもさらに活躍してほしい」と激励しました。
同賞は国際的に活躍できる若手研究者の育成を図るため、平成19年度に創設。研究成果や外部資金獲得実績、将来性などを評価基準に学内で審査し、受賞者を決定しています。
◆岡山から世界に、新たな価値を創造し続けるSDGs推進研究大学を担う若手研究者育成を加速
国連(United Nations)が世界各国・地域とともに進める「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals;SDGs)」は、誰一人取り残さず、一人ひとりの多様な幸せ(well-being)の実現などを目指す地球規模の取組のひとつです。本学では歴史的な背景などもあり、このSDGsにいち早く賛同し、全学を挙げて「岡山から世界に、新たな価値を創造し続けるSDGs推進研究大学」を掲げ、SDGs大学経営を推進しています。その中で、社会課題を解決する人材や未知の課題を見つけ出す能力を有する人材、社会に新しい価値を提供するためのサービスを創出するイノベーション人材などが求められています。
近年、我が国では大学院博士期課程に進学する人が減少しており、また研究者などの博士人材のキャリアパスも不透明である点などがあります。そのため、国などでも多様な大学院博士課程及び若手研究者の支援が進められています。本学でも若手研究者支援のために「岡山大学若手研究者育成支援パッケージ」を策定し、次世代を担う研究者育成などを精力的に進めています。今回の「岡山大学若手トップリサーチャー研究奨励賞」もその活動のひとつです。
◆本件問い合わせ先
岡山大学 研究協力部 研究協力課
〒700-8530 岡山県岡山市北区津島中1-1-1 岡山大学津島キャンパス 本部棟1階
TEL:086-251-7118
岡山大学Image Movie (2020):https://youtu.be/pKMHm4XJLtw
岡山大学SDGsホームページ:https://sdgs.okayama-u.ac.jp/
すべての画像