障害の有無をこえた対話で新しい価値を生む新サービス「Valuable Design Workshop」スタート
トライアル実施企業を、期間限定・先着順で募集中。
「ちがう」を価値に変え、新しい働き方をデザインすることを掲げるveernca合同会社(本社:東京都渋谷区、以下「veernca」)は、障害の有無をこえたメンバーで共同で立ち上げた企業です。このたび、ダイバーシティ&インクルージョンを促進するための企業向け新サービス「Valuable Design Workshop(バリュアブルデザイン・ワークショップ)」をスタートします。また期間限定・先着順で、無料トライアル実施企業を募集します。
- Valuable Design Workshopの内容
「Valuable Design Workshop」は、障害のある方とない方が共創し、対話を通じて新たな新規事業・新商品を生み出すためのワークショップです。
企業内や、veerncaが連携しているメンバーでワークショップを実施します。ワークショップは「1日3時間」や「3日間3時間ずつ」など、ケースに合わせて実施可能です。また、オフライン、オンラインどちらでも実施しています。
ワークショップの内容は、大きく4つの要素で構成されます。
1. 信頼関係の構築:共創型対話を通して相互を理解し、チームメンバー間に信頼関係を構築する。
2. 潜在的価値の発見:信頼関係を構築したメンバーで顕在化されていない強み、価値を見つける。
3. 価値の顕在化:見出した潜在的な価値を、アイデアを出すアイディエーションや、プロトタイピングなどの発散的な手法を用いることで、顕在化させる。
4. 価値の提示:アイデアやプロトタイプとして顕在化された価値を、設計して精緻化し、外部へ提示することでフィードバックを得て、ブラッシュアップしていく。
ワークショップでは、参加者が話しやすく、共創型の対話が促されるように工夫をしています。例えば「対話テーマカード」を使えば、そのテーマに沿った深い対話をすることが可能になります。
- 活用例:Valuable Design Workshopから誕生。世界で高い評価を受けたソリューション"moom"
Valuable Design Workshopによって「音と位置で、情報を管理する “moom”」を開発し、世界最大規模のテクノロジー&カルチャーの祭典SXSW2021にて高い評価を受けました。
まず、晴眼者4名、視覚障害者2名のチームで「情報の扱い方」をベースに対話を重ねました。「メモをして見返すためにメモ管理アプリに入れておくが、結局あまり見返さない」「ポストイットにバーっと貼り出し整理を行う」といった発言があった一方、視覚障害のあるメンバーからは「基本的に情報をメモして残すことができないため、頭のなかに擬似的な部屋をつくり、モノを配置するように記憶している」という発言がありました。この記憶法を価値として捉え、「音と位置で、情報を管理する “moom”」のコンセプトをデザインしました。
このコンセプトを2021年3月に実施されたテクノロジー&カルチャーの展示会SXSWに出展し、29件のアンケートを取得したところ、90%以上の方から新規性を感じるという回答を得ました。「イノベーティブでユニーク」「非常に面白いコンセプトで、他のアクセスニーズを持つ人々にとっても価値がある」といったコメントからも、Valable Design Workshopを通じて、高い新規性と価値を生み出すコンセプトがデザインできたと考えられます。
- 潜在的な価値を顕在化し、新しい価値をつくるデザイン「Valuable Design」
詳細:https://veernca.co.jp/contents/003/
- 障害者の活躍推進に取り組む国際イニシアティブ「The Valuable 500」への貢献
・会社概要
veernca.LLC(ヴィアンカ合同会社)
所在地:東京都渋⾕区渋⾕3丁⽬1-9⽮沢ビル3階
設立:2020年1月
https://veernca.co.jp/
・本件に関するお問い合わせ先
veernca.LLC 三冨敬太
E-mail:info-v@veernca.co.jp
Tel:090-3526-8917
ワークショップのトライアル実施、コラボレーション、それ以外のお問い合わせについても、お気軽にご連絡ください。募集期間や詳細についてはveerncaサイトをご覧ください。
すべての画像