ダットジャパンとSBS東芝ロジスティクス、倉庫業界のペーパーレス化に向けた業務効率化アプリを共同開発
ロジスティクスDXを進めるために現場の使いやすさを追求したアプリ『ゲンバスター』を共同開発
・背景
ダットジャパン株式会社(以下、DATT)は35年以上にわたる建設系ソフトウェア開発の経験と業種を超えた豊富な知見を活かし、あらゆる業界の現場における「DX化」を支援する業務支援アプリ『ゲンバスター』を開発いたしました。
SBS東芝ロジスティクス株式会社(以下、TLOG)は倉庫現場のペーパレス化のために、DATTと共に『ゲンバスター』をベースとしたアプリを導入し、サプライチェーンの高度化のための共同実証に取り組んでいます。
両社は倉庫における入荷から出荷までに発生させていた紙帳票のレス化を手始めに、サプライチェーン高度化の課題に焦点を当て、ロジスティクスDXを進めるためのアプリを共同で開発してまいります。
・ゲンバスターの概要
『ゲンバスター』は客観的な証拠写真の添付によるトレーサビリティの強化・可視化、情物一致のための仕掛け、そしてワークフロー実装により、紙帳票中心の現場作業のリードタイム(LT)の短縮を実現します。また、現場で発生したデータのクラウドでの一元管理により、カイゼン活動のPDCA業務の効率化アプリです。
・倉庫現場従来の課題点
現場業務が紙で運用されていたため、日々の作成枚数が多量であり、記入や確認の作業負荷が大きかった
客観的な証拠(写真)の添付・保管ができず、問題の共有が難しかった
紙ベースのワークフローが作業場所に依存するため、承認プロセスに時間がかかった
紙帳票への記載が属人的であり、総覧性が無く、またヒューマンエラーが生じる可能性があった
紙帳票の保管や管理が煩雑で、情報の検索や見える化が難しい状況であった
・ゲンバスター導入後の改善点
客観的な証拠写真の添付が可能となり、情報の共有が容易になった
ペーパレス化により現場情報がデータ化され、またクラウドで情報を一元管理できるようになった
ワークフローの実装により、起案~確認~承認の一連の現場作業のリードタイム(LT)が短縮され、業務プロセスが効率化された
問題の迅速な解決が可能になり、品質向上に寄与した
データの整理や検索が容易になり、情報の見える化ができた
環境への負荷が低減し、持続可能な経営に貢献した
・今後について
DATTとTLOGは、倉庫内ペーパレス化の取り組みに留まらず、作業生産性を向上させるために、ゲンバスターのOCR(光学文字認識)機能を活用したピッキング作業を推進しています。
これにより、指示書の読み込みから指示内容をラベルへ出力までの作業フローが機械化され、効率的で正確なピッキング作業が可能となります。この取り組みによって、倉庫業界のDX化を推進し、より効率的で競争力のある環境を築くことを目指しています。
今回の実証実験を踏まえ、製品のブラッシュアップを引き続き行い、サプライチェーンを俯瞰した、さらなるアプリの性能向上と利便性の向上を目指します。さらに、海外拠点への導入・運用も推進し、グローバルなロジスティクスへの貢献を視野に入れています。
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<プレスリリースに関するお問い合わせ先>
ダットジャパン株式会社 広報担当 黄
Email: j-kou@datt.co.jp
Tel: 011-207-6211
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