国際交流基金日米センター×朝日地球会議2021 特別共催セッション

~生物学者・福岡伸一氏とハーバード大学のマイケル・サンデル氏らが対談~

国際交流基金日米センターでは、2021年10月17日(日)~21日(木)にオンラインで開かれる「朝日地球会議2021『希望と行動が世界を変える』」(主催:朝日新聞社)において、特別共催として10月17日(日)に2つの対談・パネルディスカッションを実施します。
特別共催セッションは、「ポストコロナ時代における人類や社会のあり方」をテーマに2つの対談とパネルディスカッションを行います。第1部では、アメリカの政治哲学者マイケル・サンデル教授と生物学者の福岡伸一教授に、より大きな視点で「新しい知」について議論していただきます。第2部では、福岡教授に東京工業大学未来の人類研究センター長の伊藤亜紗教授と新公益連盟の白井智子代表理事が加わり、「多様な社会における他者との向き合い方、関わり合い方」をより身近な意識で議論します。取材をご希望の方は、10月14日(木)午後5時までに、広報担当宛てにご連絡ください。


日米センターは1991年の設立以来、さまざまな分野で日米共同によるグローバルな課題解決に向けた対話や交流に取り組んできました。この30年の間に変わりゆく国際情勢やポストコロナ時代の望ましい社会のありかたを見据えて、新たに事業テーマとして「レジリエントな社会の構築」、「社会的包摂の実現」、「科学技術で豊かな社会の創造」の3つを選びました。より豊かな社会の実現に向けて取り組む多様な人々の対話や交流を促し、また、そうした取り組みを支える人材を育成していきたいと考えています。

今年の朝日地球会議は「希望と行動が世界を変える」をメインテーマに掲げ、すべての人が暮らしやすい持続可能な地球と社会について考える場として開催されます。日米センターがこれから取り組む新しい方向性とも通ずる重要なテーマであり、特別共催セッションでは「この困難な時代において私たちは何を学び、どのように生きていくのか」といった根源的な問いへの考察を深めます。

                    記

第1部      ポストコロナ時代の人類と社会~いま考える「新しい知」
日時
2021年10月17日(日) 14時10分開始
登壇者
福岡伸一(生物学者、青山学院大学教授、米ロックフェラー大学客員研究者)
マイケル・サンデル(ハーバード大学教授、政治哲学者) ※オンライン出演のみ
長野智子(キャスター、ジャーナリスト)
概要
実力や能力ばかりを評価する競争社会が分断を深めている?新著「実力も運のうち 能力主義は正義か?」で、コロナ禍で浮き彫りとなった社会的分断の背景に、行き過ぎた「能力主義(メリトクラシー)」があると指摘するマイケル・サンデル教授が登壇します。対談する福岡伸一教授は、知識・スキル偏重主義を脱して「新しい知」を探究することこそが、分断を乗り越え混迷の時代を生き抜くために必要だと説きます。日米を代表する知識人が分野を超えた巨視的視点から、ポストコロナ時代における社会のあり方について議論します。

特別共催者あいさつ 梅本和義 国際交流基金理事長
日時
2021年10月17日(日)15時10分開始

第2部  教育とケアから考える「利他」
日時
2021年10月17日(日) 15時20分開始
登壇者
伊藤亜紗(東京工業大学 未来の人類研究センター長)
白井智子(特定非営利活動法人 新公益連盟 代表理事)
福岡伸一(生物学者、青山学院大学教授、米ロックフェラー大学客員研究者)
鈴木暁子(朝日新聞GLOBE副編集長)
概要
福岡伸一教授をコメンテーターに迎えて、東京工業大学未来の人類研究センターで「利他プロジェクト」に取り組む伊藤亜紗教授と、日本の学校教育に対してオルタナティブを提案し続けてきた白井智子・新公益連盟代表理事が対談します。さまざまな人が暮らす私たちの社会。「多様性」「共生」という言葉が溢れる中、自分と違う他者とどう向き合い、関わっていけばよいのでしょうか。障害を通して身体のあり方を研究する伊藤さんと、多様な子どもたちと接してきた白井さんがそれぞれの経験を踏まえて、他者との関わり方を議論します。

※プログラム開始時間は、朝日地球会議全体プログラム及び進行の都合で若干前後する可能性があります。
※朝日地球会議2021全体のプログラム詳細や最新情報は公式サイト(http://t.asahi.com/awfcgp)をご覧ください。

<主催> 朝日新聞社
<特別共催> 国際交流基金日米センター


登壇者プロフィール(敬称略)

福岡 伸一(ふくおか しんいち)/生物学者、青山学院大学教授、米ロックフェラー大学客員研究者

1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て青山学院大学教授・米国ロックフェラー大学客員研究者。サントリー学芸賞を受賞し、80万部を超えるベストセラーとなった『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、『動的平衡』(木楽舎)など、“生命とは何か”を動的平衡論から問い直した著作を数多く発表。ほかに『世界は分けてもわからない』(講談社現代新書)、『できそこないの男たち』(光文社新書)などがある。近刊に『迷走生活の方法』(文藝春秋)、『生命海流GALAPAGOS』(朝日出版)。2015年11月からは、読書のあり方を問い直す「福岡伸一の知恵の学校」をスタートさせ、校長を務めている。

マイケル・サンデル(Michael J. Sandel)/ハーバード大学教授、政治哲学者

1953年生まれ。ブランダイス大学を卒業後、オックスフォード大学にて博士号取得。専門は政治哲学。ブッシュ政権下で大統領生命倫理評議会委員を務めたほか、米学術団体アメリカ芸術科学アカデミー会員。ソルボンヌ大学客員教授。主著「これから「正義」の話をしよう」「それをお金で買いますか」は30以上の言語に翻訳され、近著の「実力も運のうち 能力主義は正義か?」は英ガーディアン紙、米ブルームバーグ通信で「Best Books of 2020」に選ばれるなど国際的ベストセラーとなっている。また、政治哲学講義シリーズ「Justice」はハーバード大学の授業で初めてオンライン無料配信され、日本でも「ハーバード白熱教室」(NHK教育テレビ)として放送されると大きな話題となった。

長野 智子(ながの ともこ)/キャスター、ジャーナリスト

米ニュージャージー州生まれ。上智大学外国語学部英語学科卒業後アナウンサーとしてフジテレビに入社。夫のアメリカ赴任に伴い渡米。ニューヨーク大学・大学院において「メディア環境学」を専攻し、人間あるいは歴史に対して及ぼすメディアの影響について研究した。2000年4月より「ザ・スクープ」(テレビ朝日系)のキャスターとなる。「朝まで生テレビ!」「ザ・スクープスペシャル」「報道ステーション」「サンデーステーション」のキャスターなどを経て、現在は自らも国内外の現場へ取材に出る傍ら、国連UNHCR協会報道ディレクターも務める。

伊藤 亜紗(いとう あさ)/東京工業大学未来の人類研究センター長

専門は、美学、現代アート。もともと生物学者を目指していたが、大学3年次に文転。障害を通して、人間の身体のあり方を研究している。
2010年に東京大学大学院人文社会系研究科基礎文化研究美学芸術学専門分野を単位取得のうえ、退学。同年、同大学にて博士号を取得(文学)。学術振興会特別研究員を経て、2013年に東京工業大学リベラルアーツセンター准教授に着任。2016年4月より現職。主な著書に『ヴァレリーの芸術哲学、あるいは身体の解剖』(水声社、2013年)、『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(光文社、2015年)、『手の倫理』(講談社、2020年)など。

白井 智子(しらい ともこ)/特定非営利活動法人 新公益連盟 代表理事

千葉県生まれ、幼少期を豪・シドニーで過ごす。東京大学法学部卒、松下政経塾16期。1999年沖縄でフリースクールを立ち上げ、校長をつとめる。2003年大阪府池田市教育委員会から委託を受け、不登校児童生徒のための日本初の公設民営のフリースクールを立ち上げた。その後、大阪府、福島県を中心に子どもたちの居場所や学びの場をつくり運営しつつ、中央教育審議会臨時委員等の公職も多数つとめた。2002年からソーシャルセクター100団体等が加盟する新公益連盟の代表をつとめる。内閣府休眠預金等活用審議会委員、経済産業省産業構造審議会教育イノベーション小委員会委員、サステナブルイノヴェイションラボ共同代表等も務める。

鈴木 暁子(すずき あきこ)/朝日新聞GLOBE副編集長

1973年、埼玉県生まれ。1998年朝日新聞に入り、鳥取と奈良総局と大阪・東京の経済部、GLOBE編集部などを経て、2016年9月から3年3カ月ハノイ支局長としてベトナム、カンボジア、フィリピンのニュースを担当した。現在GLOBE副編集長、記者。

以上

 

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