『東北の社会起業家インパクトレポート』をICHI COMMONS(株)が制作【リンクより全文DL可能】

東日本大震災以降、さまざまな社会課題の解決に取り組む東北の社会企業家 計32名を対象に、これまでの取り組み内容と事業の効果について、独自の観点から定量的・定性的に調査した初のレポートを制作

ICHI COMMONS株式会社

 ICHI COMMONS 株式会社(読み : イチ コモンズ、代表取締役:伏見崇宏)は、セクターを超えたひと・お金・もの・情報の好循環を促し、社会課題の解決をめざすマッチングプラットフォーム『ICHI. SOCIAL』https://ichi.social/ を提供しています。
  
 この度、次世代グローバルリーダーの育成および東北社会起業家の育成・支援活動を行う(一社)IMPACT Foundation Japan(以下「INTILAQ」)と共同で『東北の社会起業家インパクトレポート』(以下「本レポート」を制作しました。本レポートは、INTILAQが仙台市より受託した「ソーシャルイノベーター育成・支援事業」において支援してきた東北の社会起業家を中心に、計32名を対象としたアンケートおよびインタビュー調査結果についてまとめたものです。東北の社会起業家たちの取り組みやこれまでの事業を通じたインパクトに関してまとめた調査報告は、今回のレポートが初となります。
 
 本レポートの公開が東北地域、ひいては日本、世界で活動されている社会起業家の活動の意義と事業効果を見える化し、多面的な支えとなることを期待しています。

ココロイキルヒトリーダーズへのインタビュー掲載ページココロイキルヒトリーダーズへのインタビュー掲載ページ


 ICHI COMMONS(株)は今後も、公共・民間・ソーシャル並びに市民セクターとの連携を促進し、さらにそのプロセスと効果についてICHI.SOCIAL上でモニタリングをすることで、データの蓄積と活用が可能な体制を整えていく予定です。
 
 東北起業家インパクトレポートは、下記リンクから全文ダウンロードの上、お読みいただけます。
 リンク:https://intilaq.jp/wp-content/uploads/2022/05/ImpactReport2022.pdf?fbclid=IwAR1lB8rQjNB5Hcy8GOmDvKe5bT-yG980MqEjk4FemLMjqb8OwKHkc2SGoQA
  


■調査目的および対象者 

解決を目指す東北の社会課題:分類と定義解決を目指す東北の社会課題:分類と定義

 本レポートでは、ココロイキルヒトリーダーズ※1と SOCIAL INNOVATION Accelerator(SIA)卒業生※2 へのアンケートとインタビューに基づき、それぞれの活動分類とその領域におけるインパクトを独自の観点から見える化しています。
 東北のココロイキルヒト・コミュニティの起業家がどのような状況にいる、どんな人たちに対して、事業を通じてどのような影響を及ぼしたいのかについて、各地で生み出しているつながりとイノベーションについて、定量的かつ定性的に調査し詳細に取り上げています。
 
 ■調査結果の概要 

「数字で見る東北の社会起業家」では、それぞれの社会起業家が解決をめざす社会課題について複数回答で重要視している課題の割合を示しています。複数回答といたしました理由は、社会課題が画一的・個別的なものではなく有機的に結びついていると考えられるためです。ココロイキルヒトリーダーズと SIA 卒業生の傾向を見ると、前者が復興と産業発展に重点を置かれており、後者は多様性と働き方に取り組まれている割合が高いことが見受けられます。

数字で見る東北の社会起業家「活動地域」など数字で見る東北の社会起業家「活動地域」など

数字で見る東北の社会起業家「総支出合計額」など数字で見る東北の社会起業家「総支出合計額」など


 定量的な評価においては、ココロイキルヒトリーダーズ、SIA 卒業生ともに、官公庁・地方自治体と密に連携して公的資金を活用した社会的事業の展開が行われていることがわかります。補助金・助成金に対する民間資本の割合は、SIA 卒業生で高くなっています。これは、ココロイキルヒトリーダーズの活動歴(平均 8.9 年)が、SIA 卒業生(平均 4.5 年)の倍であることを考えると、近年、より一層の民間資本がソーシャル・イノベーションに投下される傾向にあると捉えられます。


 ​東日本大震災から 11 年経ち、被災地域に根差した地域資源の発掘・事業化を中心とした「復興」から、人口減少や少子高齢化など日本全体が抱える課題領域へと着眼点が移りつつあり、そうした必要性にも応じる形でイノベーションを起こそうと奮闘する社会起業家たちの変化も読み取ることができます。
 
 ※1 ココロイキルヒトリーダーズ

 「ココロイキルヒト」とは、心意気(チャレンジ)、心生きる(感動する)など複数の意味を有する東北起業家を指したオリジナルのコトバです。東北各地にたくさんのココロイキルヒトがいますが、その中でも東北を代表する「ココロイキルヒト」としてINTILAQが独自に選定した方々を「ココロイキルヒトリーダーズ」と呼んでいます。
 
 ※2 SIA卒業生
  2017年からスタートした仙台市主催、INTILAQ企画・運営の社会起業家支援・育成プログラム「SOCIAL INNOVATION Accelerator(SIA)」プログラムの卒業生。SIAは、社会を少しでも良くしていきたいというあなたの想いを、Vision/Missionという形で言語化し、メンターが伴走しながら持続可能な形で事業計画に落とし込み、各事業計画の実現可能性を高めていくプログラムです。
 
 ■レポート内容より抜粋 


 「2011 年の東日本大震災から、一歩ずつあゆみを進めてこられた東北の皆さまの軌跡が、この度ソーシャル・インパクト・レポートという形で実を結びましたこと、謹んでお慶びを申し上げます。(中略)めまぐるしく変化する世界の中で、東北で生きる社会起業家の皆さまが世界に対して提供できるのは、まさしく「賢い資本主義」の経営手法と本質的なソーシャルイノベーションの在り方だと信じております。皆さまの益々のご活躍とご発展にご期待申しあげ、お慶びと奨励のことばとさせていただきます。」
  竹内 弘高
  ハーバード・ビジネス・スクール教授
  国際基督教大学理事長
  一橋大学経営大学院名誉教授
 
 「(前略)仙台市と共に取り組んでいるスーパーシティ構想では、技術中心の課題解決から人間中心の課題解決に移行することを掲げています。社会と科学の接点が拡がり、それぞれの立場で、価値を最大限発揮できる役割を全うすることによる共創の実現が理想です。そのためには、市民の皆さんの目線が最も大切となります。社会起業家の皆さまの活動を大学が後押しさせていただくことで大学のサイエンスを市民につなげていき、このスーパーシティ構想を通じて共に社会変革を起こしてパートナーとして、これからもご一緒させていただけることを心より楽しみにしております。」
  青木孝文
  東北大学 理事・副学長
 (企画戦略総括担当・プロポス・CDO)
 

 

 
 ■一般社団法 IMPACT Foundation Japan(INTILAQ)について
 IMPACT Foundation Japan は、次世代グローバルリーダーの育成を目指し、2010年に設立された法人で、これまでに TEDxTokyo や H-Lab のような革新的なプログラムの企画、運営を行ってまいりました。
 
 カタールフレンド基金より、起業家支援プロジェクト「INTILAQ(インティラック)」への支援を受け、東北地方の沿岸被災3県(宮城、岩手、福島)にて、「Catalyze the venture ecosystem」、つまり新しいビジネスやサービスが生まれ育って行くエコシステムを創造することを目標に、その「場」となる「INTILAQ東北イノベーションセンター」の運営と、「コンテンツ」となる様々なイベント、ワークショップ、メンタリングサービスなどの企画・提供を行なっています。
 INTILAQ(インティラック)URL:https://intilaq.jp/
 
 ■ICHIが提供する企業向けサービス

企業からソーシャルセクターへの寄付先をコンペ形式にて募集し、従業員の投票によって支援先を決定する参画型の社会貢献サービスです。企業からソーシャルセクターへの寄付先をコンペ形式にて募集し、従業員の投票によって支援先を決定する参画型の社会貢献サービスです。

最大9割税優遇の企業版ふるさと納税を活用した、企業と自治体の連携促進サービス。企業が志すパーパスに沿った地域事業者との出会いを創出します。最大9割税優遇の企業版ふるさと納税を活用した、企業と自治体の連携促進サービス。企業が志すパーパスに沿った地域事業者との出会いを創出します。

■関連ウェブサイト

 https://www.ichicommons.com/
 https://ichi.social/
 https://ichi.press
 
 ■経営陣プロフィール
 伏見 崇宏
 シンガポール生まれ、アメリカ南部アラバマ州で幼少期を過ごし、12歳の時に日本に帰国。慶應義塾大学在学中に教育系NPO HLABの立ち上げに携わり、卒業後はゼネラル・エレクトリックに入社。同社リーダーシッププログラムで東京や新潟の工場にて各事業部のプロジェクトを推進。その後、社会的投資の中間支援をする一般社団法人C4に転職し、同時に日本の上場企業に投資をする米系ファンドにてアレンジャー業務に従事。国、産業、セクターを横断した経験を活かし持続可能な社会の仕組みを創りたいと、2020年1月にICHI COMMONSを創業。
 
 河西 智哉
 京都大学在学中にプログラミングを学び始め、C言語やCommon Lisp、Rubyなど様々な言語に触れる。22歳の時に、サムライト株式会社に入社して5ヶ月でCTOに就任、以来複数社のアプリケーションエンジニア、テックリード、CTOを歴任する。独立後は多数スタートアップのゼロイチ開発パートナーとして活動。事業開発に留まらず、VCやインキュベーション活動を日本の企業、投資家と共に経験。好きなこと、楽しいことをやる人生が何より大切。ものを作って世に出して、便利になっていく社会を楽しみたい。

 

■本リリースに関するお問い合わせ先
 ICHI COMMONS株式会社
 代表取締役 伏見 崇宏
 email: contact@ichicommons.com

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会社概要

ICHI COMMONS株式会社

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URL
https://www.ichicommons.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都千代田区紀尾井町1-4 ニューオータニガーデンコート12階
電話番号
03-4510-3445
代表者名
伏見 崇宏
上場
未上場
資本金
9450万円
設立
2020年01月