丸岡城がゴールドにライトアップ
早稲田大学らと共に小児がん啓発月間に初参加
9月の「世界小児がん啓発月間」に合わせて、福井県坂井市の丸岡城が9月1日~9月10日の午後6時~10時までの間、ゴールドカラーにライトアップされます。
平和を願いウクライナ国旗色にライトアップされた福井県坂井市の丸岡城。
今回はゴールドカラーにライトアップされます。
「世界小児がん啓発月間」とは、小児がんの患者さんとその家族、小児がん経験者の強い思いによって始まった、小児がんの世界的な啓発キャンペーン(Global Gold September Campaign)で、毎年9月に各国政府や国際機関を含む小児がんの支援者が、世界各地の名所をゴールドにライトアップしたり、ゴールドのリボンを掲げたりして支援を表明し、様々なチャリティーイベントを開催しています。
小児がんについて少しでも多くの方に知っていただき、治療中の子どもたちやサバイバーたちへの支援の輪を社会に広めていきたい、という考えのもとWBSの「企業経営と社会変革ゼミ」(鶴谷武親客員教授)は一昨年からCNJと共同で小児がん啓発の活動を推進してきました。
福井県坂井市にある丸岡城は、これまで福井県医師会と連携した「世界糖尿病デー」啓発のためのブルーライトアップ、ウクライナへの軍事侵攻による犠牲者追悼と世界平和を祈りウクライナ国旗と同じカラーにするライトアップなどを行ってきました。今回、WBSゼミ生の呼びかけに賛同し、9月の「世界小児がん啓発月間」に合わせて、下記日程により小児がん啓発カラーのゴールドにライトアップすることになりました。Global Gold September Campaignでの福井県内のライトアップは丸岡城が初めてとなります。ゴールドに照らされた歴史ある丸岡城に、ぜひ足を運んでみてください。
<丸岡城 小児がん啓発のゴールドセプテンバーキャンペーン概要>
期間 : 令和5年9月1日(金)~9月10日(日)
時間:午後6時~午後10時まで
場所:丸岡城天守(北東面) 福井県坂井市丸岡町霞町1―59
■小児がんとは
15歳未満の子どもが罹るがんの総称です。日本では年間約2,500人が「小児がん」と診断されていますが、小児がんの治療法が進み、8割が治るようになりました。しかし、成長の途中で強い治療を受ける子どもたちは、治療後に後遺症を抱えつつ社会で生活をしていくことになります。そのような彼等へ社会の理解と支援は十分ではありません。そのため、社会の理解とともに長期的な支援が必要とされています。
■認定NPO法人キャンサーネットジャパン
1991年に発足し、がん患者が本人の意思に基づき治療に臨むことができるように、科学的根拠に基づく情報発信を行うことをミッションとしています。2001年にNPO法人化、2007年1月に専用事務局を開設し、現在は東京と大阪を拠点に全国で活動しています。2016年8月認定NPO法人となり、現在の主な活動は、各種がんについての啓発イベント、全国のがん診療連携拠点病院等に設置されている「もっと知ってほしいシリーズ冊子」の制作、養成講座や認定試験など教育事業等も実施しています。これらの活動を通して、がんと向き合う人々が自分らしくがんと向き合える社会を実現することを目指しています。希少がんも含め、あらゆるがんに関する最新医療情報発信のため、2014年より毎年開催しているジャパンキャンサーフォーラムは、がん患者・家族のみならず一般市民を対象とした最大級のがん啓発イベントです。
■日本小児がん研究グループ
子どものがんを治そうと、専門医など 小児がんにかかわる医療従事者が結集したグループです。子どもたちのために、病院や地域の枠を越え、オールジャパンで 治療の研究・開発に取り組んでいます。小児がんの子どもたちを治療する全国の病院ほぼすべて(約200施設)が JCCGに参加しています。 JCCG HP http://jccg.jp/
■ 丸岡城について
福井県坂井市丸岡町にある丸岡城は、国の重要文化財に指定されています。丸岡城の天守は江戸時代以前に建設され、それが今もなお残っています。このようなお城は日本全国に12城あり「現存十二天守」と呼ばれています。丸岡城HP https://maruoka-castle.jp/
すべての画像