Trepogirls(トレポガールズ)が選ぶ「2022年上半期Z世代トレンドランキング」

「コト・モノ」「プリクラポーズ」「流行語」「グルメ・スイーツ」「インフルエンサー」の5部門に分け、調査を実施!

株式会社Creative Group

株式会社Creative Group(代表取締役:中原一真)が運営する10代~20代女性向けトレンドメディア『Trepo(トレポ)』は、16歳~22歳の女性(Trepogirls)を対象に、2022年上半期のZ世代トレンド調査を行いました。WEBで実施したアンケート調査(以降「Trepogirls調査」)の結果をお知らせします。

今回は、16歳~22歳の女性(Trepogirls)(※1)を対象に「コト・モノ」「プリクラポーズ」「流行語」「グルメ・スイーツ」「インフルエンサー」の5部門に分け、2022年上半期のZ世代(※2)トレンドをランキング化しました。

※1 ​Trepogirls(トレポガールズ)とは、10代~20代女性向けトレンドメディア『Trepo(トレポ)』を、一緒に盛り上げてくれる「流行に敏感で可愛いもの好きの16歳~22歳の女性」です。
※2 Z世代とは、1990年後半頃から2012年頃に生まれた世代です。ソーシャルメディアやスマホ時代に生まれたソーシャルネイティブを指します。
  • 【コト・モノ部門】2022年上半期のトレンドはリバイバル⁈

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1位 フレンチガーリー

1位に選ばれたのは、近年新たに誕生したファッションジャンル「フレンチガーリー」。まるでパリにいる女の子のような、上品でガーリーなファッションスタイル。リボンやフリルなどのガーリーなアイテムを用いるも、カラーはモノトーン調に揃えた落ち着きのあるコーディネートが特徴。Instagramでは、「#フレンチガーリー」をつけた投稿が約45万件超(2022年6月時点)。「フレンチガーリー」をテーマにしたカフェや、ブランドも数多く誕生しました。また、「ハイソックス」や「バレエシューズ」、「カチューシャ」など、昔からあるアイテムが進化して人気が高まり、フレンチガーリー風に使いこなした写真やプリクラを撮るZ世代が溢れています。

2位 令和ギャル

2位は、令和時代の現役「ギャル」をさす「令和ギャル」がランクイン。「平成ギャル」のリバイバルとして、「ルーズソックス」を履き「デコスクバ」を持ち「ギャルピース」をして写真を撮ることがZ世代の間ではブームに。一方で、平成ギャルの特徴であった「ガングロメイク」ではなく、美白を意識した「ナチュ(ラル)盛りメイク」や、逆毛にしボリュームを出した「盛り髪」ではなく、黒髪・茶髪の「ふんわり巻き」、「ストレート巻き」をするなど、「令和ギャル」は清楚要素を併せ持つ特徴があります。

3位 デフトバン

3位は、2022年に誕生したヘアアレンジアイテム「デフトバン」。ワイヤーが中に入ったリボンのような形状で、中心の穴に髪を通し内巻きになるようくるくる巻き、リボンを作るようにワイヤーを交差させれば完成する時短アイテムとしても話題に。簡単にギブソンタックと呼ばれる、韓国風のお団子ヘアアレンジができます。

4位 90年代 エモい曲

4位にランクインしたのは、「90年代 エモい曲」。1990年代に流行った「ロマンスの神様/ 広瀬香美」や「接吻/Original Love」の曲に合わせ、ダンスをする動画がTikTokでブームに。また、「これが私の生きる道/PUFFY」や「バンザイ〜好きでよかった〜/ウルフルズ」の曲をBGMとして用いたvlog動画をInstagramにアップするZ世代が続出しました。

5位 レトロカフェ

そして、数年前からZ世代を中心に広がる「レトロカルチャーブーム」の一環として、昔懐かしい雰囲気の「レトロカフェ」が5位に。体験したことがなくても、懐かしさを感じるものに「エモい」、「ノスタルジック」と感じる風潮が高まっています。「レトロカフェ」の中でも人気のメニューは、【グルメ・スイーツ部門】で5位にランクインした「クリームソーダ」や、チェリーが乗った昔ながらのトレンドである固めの「プリン」など、SNS映えするものとなっています。
 
  • 【プリクラポーズ部門】定番のピースやハートポーズも令和色に。

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1位 ギャルピース

1位に選ばれたのは、ピースを裏返して体の前に出す、「ギャルピース」。「ギャルピ」などの略称でも呼ばれます。【コト・モノ部門】で2位にランクインした「令和ギャル」の間で大流行中のプリクラポーズ。このポーズは、「平成ギャル」の間でも流行しており、令和の時代になり再流行を果たしました。また、韓国のアイドルグループ「IVE(アイヴ)」の日本人メンバー「レイ」が「ギャルピース」をSNS上で披露すると瞬く間に韓国アイドル界でも広がりを見せました。

2位 片思いハート

2位にランクインしたのは、「片思いハートポーズ」。片手ではハートを作り、もう片方の手ではグットポーズをするポーズです。Twitter上で“オタク”がアイドルとチェキ写真を撮る「推し活」が数年前から人気を集めていますが、この際、“オタク側”がハートポーズを作り、アイドルはグットポーズしている"片思い"な画像が有名になり、このポーズを真似する人が急増しました。また、プリクラ上だけでなく日常のショットを撮る際のポーズとして使う人も続出しています。

3位 ルダハート

3位には指でつくったハートポーズで顔を挟む「ルダハート」ポーズがランクイン。韓国アイドルグループ「宇宙少女」のメンバー「ルダ」が作ったポーズとして日本でも大流行しました。顔まわりにハートを作るので小顔ポーズとしても人気です。最近では、プリクラの定番ポーズとして定着しています。

4位 ギャルポーズ

4位は、「ギャルポーズ」。手のひらを顔の前に当てるポーズです。同部門1位の「ギャルピース」同様、2022年「令和ギャル」ブームに乗り誕生した、新たなポーズとして流行中。小顔効果はもちろん、ネイルを綺麗に見せてくれるのが唯一無二の特徴で、Z世代の間では定番のポーズに。ギャルポーズは、プリクラだけでなく写真を撮る際にもよく使われるポーズの一つです。

5位 さくピース

5位は薬指と小指でピースを作る、「さくピース」がランクイン。こちらは、「SnowMan」のメンバー「佐久間大介」考案のピースポーズ。簡単にできる一方、通常のピースポーズよりも「おしゃれで映える」として人気が高まっています。また「さくピース」も【コト・モノ部門】で2位にランクインした「令和ギャル」の間でポーズのひとつとして使われます。
 
  • 【流行語部門】2022年流行語はリズミカルな単語がランクイン!

1位 ギャル

1位は、【コト・モノ部門】で第2位の「令和ギャル」より広まった「ギャル」。TikTokで話題の曲「GAL (ft. Shake Pepper & Yvngboi P)/OHAYO」の中の『ギャル 超かわいい』というキャッチーでリズミカルな歌詞がZ世代の間で大流行。Instagram上で「#ギャル」を付けた投稿は約105万件(2022年6月時点)。「ギャル」と言いながら、ギャルピースをして写真を撮り、SNS上にアップするZ世代が溢れています。

2位 きまZ

2位は、チャンネル登録者数49万人超(2022年6月時点)のYoutuber「ウチら三姉妹」の一人であり、個人Instagramのフォロワー数は52万人の「とうあ」から広まった言葉「きまZ(きまゼット)」。友達といる時などに生じる“気まずい瞬間”に、その空気を打破するために使われます。「気まずい」とタイプを打った際に変換で「きまZ」とタイプミスをしたことが発端で、語呂の良さからZ世代の間で多用されるようになりました。

3位 好(ハオ)

3位は、「佐伯ポインティ」より広まった「好(ハオ)」。株式会社ポインティのCEOである佐伯ポインティのYoutubeチャンネル「佐伯ポインティのwaidanTV」はチャンネル登録者数85万人超(2022年6月時点)。Instagramのストーリーズ機能を用いて行う「質問」を元に、自身の考えや体験談を話す動画が話題となり、Z世代の間でも絶大なる人気を集めています。その中で、「佐伯ポインティ」が“好き”を表すときに使っている「好(ハオ)」がランクイン。2020年に流行した「きゅんです」の進化系としても使われます。

4位 ちょえ

4位にランクインしたのは、Z世代で多用する人が急上昇中の「ちょえ」。【インフルエンサー部門】で1位にランクインしたチャンネル登録者数344万人(2022年6月時点)のYouTuber「コムドット」のリーダー「やまと」が、動画の中で「ちょえちょえちょえ」というツッコミをしたことがきっかけに、ファンの間で広まりました。「ちょっと待って」という意味で使われ、言いやすさや語呂の良さからZ世代の友達同士の会話中にもよく使われているようです。

5位 生きる

5位にランクインしたのは、TikTok発の流行語「生きる」。元々面白い時や、嫌なことがあった時にZ世代の間で使われていた「死ぬ」という言葉が、マイナスな意味であるため、その代わりに「生きる」を使おうという発言が高校生中心に賛同され広まりました。前向きな言葉で、笑い飛ばそうとする肯定的なイメージが、若々しさを感じるとして大人世代からもいい印象を受けています。
 
  • 【グルメ部門】SNS映え抜群の話題グルメ!

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1位 生ドーナツ

1位に選ばれたのは、「生ドーナツ」。イタリアの郷土ドーナツ「ボンボローニ」のことをさします。丸く成形し発酵させた生地に、クリームを詰めたドーナツ。短時間で表面のみを油でさっと上げることにより、中はとろとろの“生”のままであるため、「生ドーナツ」と呼ばれ人気を集めています。特に2022年3月に中目黒、5月に渋谷に店をオープンしたドーナツ店「I'm donut?」は、土日は2時間以上並ぶほど。2022年下半期も注目のスイーツとなるでしょう。

2位 カヌレ

2位には、フランスの伝統菓子である「カヌレ」がランクイン。外はカリッと固く、中はモチモチと柔らかい食感が特徴です。Z世代の間でも「可愛い」「SNS映えする」と話題になり、専門店はもちろん、カヌレカフェも続々オープン。最近では、「半熟カヌレ」や生クリームをのせた「アレンジカヌレ」などの「進化系カヌレ」が登場しています。また、コンビニエンスストアファミリーマートでも、2022年5月に「生カヌレ」を発売し、話題となっています。

3位 ギョウザ

3位は、手軽に食べられ、コスパも良いのに“SNS映えする”と人気沸騰中の「ギョウザ」。数年前からZ世代の間で流行中の「ネオ居酒屋」の中でも、ギョウザをメインにした「ギョウザ居酒屋」が人気を呼びました。「ギョウザ」はついつい食べてしまう、高カロリーな「背徳グルメ」の一環として、ニンニクなど匂いの強いものでも、マスク生活により、匂いを気にせずに食べられると再ブレイクしたようです。

4位 カップケーキ

4位は、カラフルでポップな見た目が「インスタ映えする」と話題の「カップケーキ」がランクイン。カフェはもちろん、自分好みにオーダーできるカップケーキ専門店も登場しています。また、「推し活」や「推し不在の誕生日会」などで、誕生日ケーキとしてオタクの間でも人気に。カラフルなカップケーキのなかから、推しの担当カラーである「推しカラー」を注文するZ世代が続出しました。

5位 クリームソーダ

5位は、【コト・モノ部門】で5位にランクインした「レトロカフェ」で人気メニューである「クリームソーダ」。カラフルなソーダとその上に乗ったアイスクリームは、昭和レトロな雰囲気を味わえると大人気。また、自粛生活でブームとなった「おうちカフェ」のなかでも、“簡単に作れて、可愛い”と挑戦する人が増えています。
 
  •  【インフルエンサー部門】若者の心を魅了するYouTuber(ユーチューバー)&TikToker(ティックトッカー)!


1位 コムドット

堂々の1位に選ばれたのは、チャンネル登録者数344万人(2022年6月時点)の5人組YouTuber「コムドット」。2021年上半期のランキングに続き、2度目の1位獲得となりました。2021年の年内登録者数目標300万人を見事年内に達成し、2022年の年内登録者数目標を400万人としています。また、その活躍ぶりは動画配信にとどまらず、アパレルブランド「Birdog」の設立や、東京ガールズコレクション出場など多岐にわたります。さらに、発売した写真集『コムドット写真集 TRACE』(講談社)」は『第15回オリコン上半期“本”ランキング2022』で期間内売上26.1万部で2位を獲得し、同ランキング ジャンル別「写真集」でも1位となり、男性グループ写真集の累積売上部数において歴代1位(2022年6月時点)を記録。そして、リーダー・やまと2冊目の著書「アイドル2.0」が2022年8月に発売予定(2022年6月時点)。さらに、2022年5月には、TVCMに初出演を果たし、その勢いは止まるところを知りません。

2位 むくえな

2位は、次世代注目YouTuberとして人気上昇中の2人組女性YouTuber「むくえな」。“トウシンダイ幼馴染ツインズ”として恋バナや雑談動画などで、共感を得る同世代のファンが続出しています。YouTubeチャンネル「むくえなちっく。」はチャンネル登録者数は46万人を突破(2022年6月時点)し、2022年4月23日には楽曲「友達にはきっと、戻らない。」でアーティストデビューも果たしています。

3位 平成フラミンゴ

3位は、チャンネル登録者数290万人を突破(2022年6月時点)した2人組女性YouTuber「平成フラミンゴ」。幼馴染である「RIHO」「NICO」で結成され、二人の行動や言動が重なる「シンクロ」が話題となり、TikTokでは「シンクロ集」がファンの間で投稿されるなどその仲の良さが人気の一つとなっています。また、東京ガールズコレクションや関西コレクション、雑誌での表紙、テレビ番組への出演も果たしました。

4位 Seira

4位は、モデル・YouTuberとして活躍する「Seira」。【インフルエンサー部門】第1位を獲得した「コムドット」のリーダー「やまと」の妹としても注目を集めています。2021年3月に開設したYouTubeチャンネル「せいら」はチャンネル登録者数63万人超(2022年6月時点)。さらに、抜群のスタイルを活かし、自身のInstagramに投稿する「#セイラシフク」は、Z世代のファッションアイコンとしても注目の的に。ファッション誌「ViVi」での特集や「GirlsAward」への出演、ファッション誌「anan」スペシャルエディション版の表紙を飾るなど、モデルとしての活動にも期待が高まる注目のインフルエンサーです。

5位 Rちゃん

5位は、チャンネル登録者数68万人超(2022年6月時点)のYouTuberの「Rちゃん」。高校生の頃から行っている整形について赤裸々に語る様子に注目が集まっています。アパレルブランド「Riu」の代表でもあり、美容好きのZ世代の女子たちから絶大な人気を誇ります。2022年3月の関西コレクションでは、スタイルの良さが話題になりました。

ー調査概要ー
調査対象:Trepo girls(16歳~22歳女性100名)
調査期間:2022年5月1日~2022年6月15日
調査実施:Trepo編集部
 
  • 総括
2022年上半期のZ世代のトレンドは、「YouTube・TikTok」の影響を強く受ける結果となりました。この流れは2021年上半期・下半期のランキングでも同様の傾向がみられ、Z世代のトレンドには「YouTube・TikTok」が切り離せない関係であることがうかがえます。

【プリクラポーズ部門】と【流行語部門】では、「YouTube・TikTok」をきっかけに話題となったポーズ・言葉がランクインしています。SNSが生活の中で欠かせない存在となっているZ世代は、地域の情報格差のない収集源であるSNSから強い影響を受け、その勢いは衰えることなく日に日に強くなっています。
また、5部門中4部門が時代のリバイバルトレンドを占めていることから、2022年上半期のZ世代の流行には、昭和・平成時代の流行りが大きな影響を受けていることが明らかになりました。

【コト・モノ部門】、【プリクラポーズ部門】、【流行語部門】では、「ギャル」から派生したものがランクインし、平成時代に巻き起こった「ギャルブーム」が再熱したと考えられます。さらに、【コト・モノ部門】では「90年代 エモい曲」、「レトロカフェ」がランクインし、【グルメ・スイーツ部門】では「クリームソーダ」がランクインしています。

Withコロナも3年目となり、「YouTube・TikTok」などのデジタルを通した生活に夢中になる一方で、“造られた美しい世界”への窮屈さも感じ、よりエネルギッシュで攻撃的だった昭和・平成時代のカルチャーに憧れを抱いている感じられるようです。
 
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上場
未上場
資本金
300万円
設立
2017年09月