病気を抱える子どもたちの学ぶ権利を保障するために、教育や医療など多職種が連携した実践事例集を制作
全国の教育現場や支援団体に支援ノウハウを提供するため電子ブックとして無料公開
コロナ禍で変化した学校現場や、感染症対策がより一層厳しくなった医療現場と協力しながら、ポケットサポートも保健所や教育委員会など多機関・多職種連携で、ひとり一人の子どもたちの思いと願いに寄り添った事例を集めた実践事例集を制作しました。
印刷製本した冊子は岡山県内の小学校から高等学校、小児慢性疾病指定医療機関、市町村教育委員会等に郵送するだけでなく、全国の教育現場や支援団体の参考にしていただきたいという思いから、電子ブックとして公開しています。
下記のWEBページから実践事例集を閲覧することができます。
https://www.pokesapo.site/work/2282/
<教育関係者からの感想>(一部抜粋)
このような取り組みをしてくださること、とても貴重でありがたいことだと感じています。今後、関わっているケースで同様の相談があれば、ぜひ活用させていただきたいと思います。
病気療養児の闘病以外の部分も支援する取り組み、すばらしいと思います。
令和4年度にはじめて、庁内の連絡会議を実施し、今後も継続していくこととなりました。連携の実践事例がとても参考になりました。ありがとうございました。
一人一台iPadを持っているので、オンラインでの学習はこれからどんどん進みます。学校に居なくても一緒にできることの価値が大きいです。どんどん小さな学校にも進めてほしい。
校内で回覧し、知見を深めることができました。ありがとうございました。
今後、療養中の児童が入学してくる時の学校の受け入れ体制や、サポート体制を考える上で、大変参考になりました。ありがとうございました。
生徒の声や支援のポイントのヒントが満載で、しっかり読んで勉強させていただいています。貴重な資料として、Webとともに見ております。
オンラインによる教育活動の可能性を感じるとともに、その有効性についての検証の必要性も感じています。
子どもの成長や時間の流れは待ってくれません。「学びを止めない病弱教育」と言う通りできることや可能性を見つける第一歩となりました。
院内学級に転籍後でも原籍校とオンラインでつながるようになればよい医療的ケアが必要な子どもがスムーズに復学、教育を受けられるような体制が整うと良いと思います。
有用・先進的活動をされており非常に参考になります。本来国や自治体のすべきことですが、動きも遅く全く前に進まずといった状況にあるように思います。
本校には特別支援学級はなく、事例に該当する生徒もいませんが、合理的配慮の点については参考になる内容が多いと思いますので、職員に紹介したいと思います。
タブレット端末使用の可能性を知ることができた。視野が広がった。
<認定NPO法人ポケットサポートについて>
認定NPO法人ポケットサポートは、岡山県岡山市を中心に小児がんや心臓病などの慢性疾病を抱える主に小学生~高校生とその家族を対象に「病気を抱える子どもたちが将来に希望をもって自分らしく暮らせる社会」をビジョンに掲げて、入院治療中から退院・復学・自宅療養中まで切れ目のない継続的な支援活動を展開しています。
支援拠点(事務所)を開放した学習&交流スペースの開設
岡山市内2カ所の小児入院病棟に訪問しての相互交流支援
同じような長期療養を経験した支援員によるピアサポート相談
当事者家族を対象とした夏祭りやクリスマス会などの交流イベント
地域支援ネットワーク拡充のための講演会・研修会の開催
コロナ禍に関わらず、入院中の子どもたちは家族や友達と離れての生活になり、孤立感や精神的ストレスを感じやすくなります。そんな子どもたちには「自分ひとりだけがしんどい思いをしているわけではない」「自分だけが特別なわけではない」と思える空間や、励まし合える仲間がいることがとても大切です。「友達と同じように遊んだり、勉強したり、友達と会話したい!」という子どもたちの願いを叶えるために私たちポケットサポートは活動をしています。
団体名:認定特定非営利活動法人ポケットサポート
代表理事:三好 祐也
事務所所在地:〒700-0932 岡山県岡山市北区奥田本町22-2
公式ホームページ:https://www.pokesapo.com/
活動開始時期:平成23年7月
法人格取得 :平成27年11月 (平成30年4月13日に認定NPO取得)
非営利組織の透明性・信頼性を評価する公益財団法人 日本非営利組織評価センターより「グッドガバナンス認証マーク」を2018年に岡山県で初めて取得(https://jcne.or.jp/gg/2018g0002.html)
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