【介護業界最高水準】ホーム長(施設長)の最低年収を700万円へ引き上げ。営業利益の10%社員還元も継続。2030年問題を見据え「介護を憧れの職業に」
「生産性向上」と「高稼働」の成果を現場リーダーへ還元 2030年に向けて業界標準を塗り替える人材投資を加速
都内を中心に12拠点の介護付き有料老人ホームを展開する株式会社アライブメディケア(本社:東京都、代表取締役:安田 雄太)は、2026年6月より現場責任者である「ホーム長(施設長)」の給与体系を大幅に改定し、最低年収(下限)を700万円に設定したことをお知らせいたします。
今回の処遇改善は2024年度の介護報酬改定で新設された「生産性推進体制加算」の全ホーム取得と、期首予算連続達成を支える高い入居率の維持という現場主導の経営成果を原資としたものです。深刻な人材不足が懸念される「2030年問題」を見据え、富裕層向けホームを展開するトップランナーとして、介護を「専門性が正当に評価される憧れの職業」へと変革してまいります。

■改定の概要:業界平均を大きく上回る給与体系へ。全職種で大幅な処遇改善を実現
介護業界の施設長の平均年収が約530万円(※1)とされる中、当社はホーム長の最低年収を700万円に設定しました。これは業界平均の約1.3倍超であり、現場を統括するマネジメント職の価値を再定義するものです。
また、当社ではホーム長へのキャリアパスおよび現場のリーダー育成の一環として独自の資格制度「介護士長」を設けています。今回の改定にともない、この介護士長の平均年収を600万円へと引き上げていきます。さらに日々のケアを支える介護スタッフにおいても平均年収420万円を確保し、全社的なベースアップを断行いたしました。
またこれらとは別に、当社では「経常利益の10%を社員に還元する」独自の運営ルールを敷いています。各ホームや部門ごとに明確な目標を設定し、その達成度に応じてダイレクトに分配する仕組みを構築。成果を出した人や頑張った人が正当に報われる環境を整えることで、業績の向上を社員が肌で実感し、高いモチベーションを持って挑戦し続けられる持続可能な体制を確立しています。
■大幅な処遇改善を可能にした「3つの成果」
今回の引き上げは単なる賃上げではなく、ホーム長を中心とした現場の努力が生み出した「成果の還元」です。
①「生産性推進体制加算」の最大活用と現場改革
ICTの積極活用や業務の役割分担を見直す「生産性向上」への取り組みをホーム長が主導。国の新制度である同加算を全ホームがいち早く取得できる体制を構築したことが、賃金アップの大きな原資となりました。
② 高水準の入居率維持による「安定した収益構造」
期首予算連続達成の背景には、各ホーム長による質の高いマネジメントがもたらす「高い入居率(高稼働)」があります。入居率と連動した収益をダイレクトに給与へ反映させることで、持続可能な経営モデルを構築しました。
③ 海外人材の定着による「安定運営」
代表自らが単身インドやインドネシアへ乗り込み、独自の採用ルートを開拓。現地政府と連携して「借金なしで来日できる独自のスキーム」を構築するなどしたことで、海外からの優秀な人材が安心して長期的に活躍できる環境を整えました。
現地の看護師資格を持つような優秀層の獲得・定着に成功しており、今年度には全職員の40%に達する約120名の海外人材が活躍する体制となります。
業界全体の課題である深刻な人手不足を解消し、派遣職員に依存しない安定した運営を維持できているこの強固な基盤があるからこそ、既存スタッフへの手厚い還元も可能にしました。
■背景:2030年問題といわれる介護崩壊の危機を「人の力」で突破する
日本の高齢化が加速する中、厚生労働省の調査(※2)ではこれまで増加傾向にあった介護職員の総数が調査開始以来初めて減少へ転じ、1年間で約1万5,000人減少するという事態が明らかになりました。
この深刻な「現役の介護士減少」に加え、今後の需要拡大に伴い、2026年度末までに約27万人、高齢者人口がピークを迎える2040年度末には約57万人もの介護人材が不足すると予測されており、日本の社会保障制度の持続可能性は今、根本から問われています。
こうした人材流出の背景には他産業との厳しい賃金格差や、「介護=自己犠牲」という固定観念が未だ根強く残っている現状があります。
当社は富裕層向けホームを展開するトップランナーとして、まずは自社が「次世代が夢を持てる介護」を体現し、優秀な人材を惹きつけることが介護業界全体の底上げとイメージ刷新に繋がると確信しています。
■代表取締役 安田 雄太の想い
施設長時代の原体験が原点。私が願い続けた「プロフェッショナルが報われる世界」

ホーム長はご入居者とスタッフの人生を預かる非常に難易度の高い「経営職」です。
私自身かつて施設長を務めていた際にその重圧を身をもって経験しました。
それまでは現場の達人として、介護やご入居者と一心に向き合うことに注力できていたのですが、人の上に立ち、組織を動かす立場になった途端、その難しさに直面したのです。
ホーム長は一つの組織を率いる独立した「経営者の入り口」です。だからこそ、その責任に見合った処遇を与えたいとずっと願い続けており、それは私の夢でもありました。
また、現場の要となるリーダーを育てる「介護士長」制度や、最前線のスタッフへの還元も彼らのプロフェッショナルとしての誇りを支えるために不可欠な投資です。
私たちは2030年に向けて介護を「若者が目指すべき魅力的な産業」に変えていきたいと思っています。今回の決断が、介護の専門性とマネジメント価値が正当に評価される社会への転換点となることを願っています。
会社概要
社名:株式会社アライブメディケア
本社:〒166-0002 東京都杉並区高円寺北1-17-5 上野ビル2階
設立:1980年6月
代表者:代表取締役 安田 雄太
資本金:5,000万円
事業内容:介護付きホームの企画・運営
※1 公益財団法人 介護労働安定センター「令和4年度 介護労働実態調査結果(事業所調査・資料編p.144~146)」における施設長・管理職の平均年収データ(平均月給383,228円、平均年間賞与852,258円より算出、平均年収約527万円)に基づいています。
※2厚生労働省「介護従事者処遇状況等調査」における常勤換算での職員数推移、および「第9期介護保険事業計画に基づく介護人材の必要数について」の試算に基づきます。
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