ＡＩ水位計測技術に関する特許を出願、サービス化に向けた検討を開始します

ＡＩを活用した水位計測により、正確かつ効率的に河川等を管理

九電ビジネスソリューションズ株式会社（Ｑｓｏｌ）及び西日本技術開発株式会社（ＷＥＳＴ ＪＥＣ）は、河川やダム、貯水池、用水路等の撮影画像から、ＡＩによる画像解析を行い水位や水深を計測する「ＡＩ水位計測技術」に関する特許を出願、当該技術を活用したサービス化の検討を開始しました。

少子高齢化による労働人口の減少や、景気低迷による税収の減少などにより、河川等を管理する自治体や企業では、管理に係る労力の確保やコストの低減が課題となっています。また、水位計測には、フロート式、水圧式、電波式など様々な技術が存在し、方式によっては多くの労力やコストが発生します。

ＡＩなど最新のＩＣＴの知見を有するＱｓｏｌと、エネルギー・環境・社会基盤の総合技術コンサルタントであるＷＥＳＴ ＪＥＣは、互いの強みを活かし、撮影した画像のみで計測対象の水位・水深をデータ化できる技術を共同開発しました。

これにより、洪水や氾濫発生時でも、人が現地に行かずに、カメラの画像から水位・水深を計測できるようになるため、安全な河川管理が可能となります。また、要件を満たしていれば、既存のカメラを活用することができるため、初期費用の低減も期待できます。

今回の特許出願にあたり、両社では当該技術を活用したフィールドテストを既に実施しており、今後は蓄えた知見を基にサービス化に向けた検討を開始します。

<ＡＩ水位計測技術の概要>