三越伊勢丹システム・ソリューションズ、百貨店業界向けにフォーカスした「百貨店共通プラットフォーム」を発表
百貨店業界の共通ニーズ、課題に応えるクラウド型システム基盤サービスをグループ外の百貨店各社に向けて販売を開始。新開発のMDX(受発注業務システム)はファーストカスタマーで稼働中
株式会社三越伊勢丹システム・ソリューションズ(本社:東京都中央区、代表取締役社長:箕輪康浩、以下、IMS)は、百貨店業界特有の商習慣や業務手順に最適化した百貨店向けの業務システム体系、「百貨店共通プラットフォーム」を発表いたしました。
「百貨店共通プラットフォーム」は、百貨店ビジネスならではの商取引や顧客サービスに求められるビジネスロジックを標準化・共通化することで、TCOの最適化を可能にする業務システム体系の総称です。
当初の「百貨店共通プラットフォーム」のラインナップは次のとおりです。
ビジネス連携ソリューション
・IQRS.net(IMSが運営する百貨店向けWEB-EDIサービス)
・IQRS Gateway(各種百貨店EDIのアグリゲーションサービス)
・共同配送(*)システム(中元歳暮のギフト包装・出荷業務を支えるシステム)
*三越伊勢丹ビジネス・サポートとの協業事業
基幹業務ソリューション
・MDX(受発注業務の標準化・ペーパーレス化をサポート)
フロントソリューション
・POSシステム *開発中
百貨店業界では、社会や消費者の動向、デジタル化、顧客サービスの高度化など、新たな価値向上のためにICT改革が待ったなしの状況であり、非競争領域のシステムコスト負担を抑えて、付加価値を生む競争領域に投資を集中することが求められています。 IMSは、20の百貨店と20,000を超える取引先をつなぐEDIサービス(IQRS.net)を20年以上にわたって提供してきた中で、業界各社の共通課題(IT人材不足、コンプライアンス対応、2024年問題対策、BCP対応など)の相談を数多く受けてきました。こうした経緯を踏まえ、IMSでは、百貨店業界に特化したクラウド型ソリューションをグループ内外を問わず提供することが、百貨店を中核とした小売グループのITソリューションプロバイダとしての責務であると考え、業界全体の発展に貢献する「百貨店共通プラットフォーム」を展開していくことにいたしました。
また、この度、新規開発した「MDX」につきまして、ファーストカスタマーでの利用が開始されたことを併せてお知らせいたします。基幹系業務システムのリニューアルにあたって「百貨店共通プラットフォーム」の趣旨にご賛同いただき、ビジネス連携ソリューションのIQRSシリーズに加え、基幹業務ソリューションの「MDX」をご採用いただきました。
IMSは、「百貨店共通プラットフォーム」の提供を通じ、業界固有の共通課題に対応することで非競争領域のシステムコストを低減させ、各社が戦略的なIT投資にリソースを集中することを可能とし、百貨店業界全体のICT改革とDXに貢献したいと考えています。
・IMSについて
株式会社三越伊勢丹システム・ソリューションズ(IMS)は、三越伊勢丹グループのIT基盤を全面的に支え、グループ全体の戦略遂行に関わるシステムの企画・開発・運用・活用推進を手掛けています。そこで培った技術力、ノウハウ、ソフトウェア資産などをソリューションとしてグループ外のお客様にも提供しています。
Web:https://www.ims-sol.co.jp/index.html
*本文中に記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
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