「カイコ(蚕)」研究開発型スタートアップのMorus,令和4年度「みどりの食料システム戦略実現技術開発・実証事業」昆虫(カイコ)テクノロジーを活用したグリーンバイオ産業の創出プロジェクトに採択
Morusは立ち上げ二年目に突入、農水省の委託プロジェクトに初参画へ
高タンパクでありながら環境負荷が低く、また有用成分の基礎研究が進んでおり食品や飼料等での活用が期待される「カイコ」活用の研究開発を通じ、「タンパク質危機」などの世界的課題を解決することを目指します
Morus株式会社(本社:東京都渋谷区・代表取締役CEO:佐藤亮、以下Morus)は、農林水産省が委託する「昆虫(カイコ)テクノロジーを活用したグリーンバイオ産業の創出プロジェクト(以下、本プロジェクト。代表機関:国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構)」において、コンソーシアムメンバーとして参画することが決定いたしました。
Morusはこれまで、日本でも有数のカイコ研究がなされている国立大学法人信州大学とタッグを組み、カイコを原料とした製品開発及び、カイコの高速品種改良と量産化の研究開発を通じた事業化を目指してきましたが、委託プロジェクトへの参画は、今回が初めてのことです。
本プロジェクトは、高タンパクでありながら環境負荷が低く、また有用成分の基礎研究が進んでおり食品や飼料等での活用が期待されるカイコについて、利用効率を高めた品種の開発・実証を通じ、世界的に需要の見込まれる革新的な新素材としての市場創出を目指すものです。Morusは、本プロジェクトへの採択により、自社での研究開発を加速するほか、コンソーシアムに含まれる企業・研究機関と連携して事業化を推進します。
- 昆虫(カイコ)テクノロジーを活用したグリーンバイオ産業の創出プロジェクトについて
本プロジェクトでは、繊維を初めとした様々な素材・原料を生み出す国産カイコを用いて、桑や食品副産物など、人の食料と競合しない国内資源を余すことなく活用したグリーンバイオ産業を創出し、持続可能な物資の生産・供給体制の実現を目指します。
また、ITや最新の昆虫改良技術を駆使した革新的なカイコや高機能シルクの開発により競争力を高め、世界の人口増加とともに需要が高まる繊維の市場を新たに獲得することで、この生産・供給体制を拡大させることを目指します。
- Morus株式会社について
カイコはタンパク質が高含有であることはもちろんのこと、他の昆虫では確認されてない有用成分の研究が進んでいます。加えて、人類の長い歴史を通じ家畜化された昆虫であり、逃げない・共食いをしないなど量産に適した性質を備えていると同時に、昆虫の中でも長く研究が行われてきたため、今後も研究開発が円滑に進むことが予想されます。食分野でも日本発で世界的な健康課題も解決しうる、可能性に満ちた昆虫です。
社名 | Morus株式会社 |
代表者 | 代表取締役CEO 佐藤亮 |
本社所在地 | 〒150-0002 東京都渋谷区渋谷2-6-6 Good Morning Building 201 |
HP | https://morus.jp/jp |
事業内容 | カイコ原料の製品開発、研究開発 |
- Morus 代表取締役CEO 佐藤 亮からのコメント
既出の通り、カイコは他昆虫と比較しても特徴的な性質をもち、無限大の可能性を秘めています。
また、スタートアップ領域としては、日本が世界に先行しており、グローバルでの需要もより高まっていることを日々事業を行う中で実感しております。
本プロジェクトによりカイコ研究の一層の発展に寄与し、日本発のカイコとサイエンスの力で世界に貢献できるようチーム一同邁進いたします。
- 本件に対するお問い合わせ
https://morus.jp/contact
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