会議・イベント開催時のトータルなCO2排出量を簡単に算出!温室効果ガスの排出量を可視化・管理するツール「イベント炭素簿」、提供開始!

「イベント炭素簿」は、会議・イベント開催時のCO2排出量をWEBシステムで算出・管理できるツールです。高額な料金でコンサルタントに依頼せずとも、複数のイベントでの排出量を簡単かつ網羅的に管理できます。

株式会社テックシンカー

株式会社テックシンカーは、2022年9月1日、CO2算出ツール「イベント炭素簿」の提供を開始いたします。「イベント炭素簿」は、会議・イベント開催時のCO2排出量を可視化するツールです。開場前の受付開始時点から会議・イベントの閉会(開催終了)に至るまで、各段階において排出量を算出・管理することができます。これまでのように高額なコンサル費用をかけることなく、WEBシステムで簡単に算出・管理できる点も、大きな特徴です。
▼イベント炭素簿_紹介:https://www.offemission.com/eventemissions 

■開発背景
近年、気候変動リスクの高まりなどにより、カーボンニュートラルへの取り組みは世界的に注目されています。その一方で、消費者は自分の生活行動によるCO2排出量を知る機会が少なく、現状ではまだまだ地球温暖化が「自分ごと化」しているとは言えません。
こうした状況を受けて経済産業省は、2021年2月から8月にかけて「世界全体でのカーボンニュートラル実現のための経済的手法等のあり方に関する研究会」を実施しました。この研究会は、カーボンニュートラルの実現に向けて具体的な対応の方向性を検討すべく実施されたものです。

 

同研究会では、カーボンクレジットを活用した製品・サービスによる行動変容の促進について、方向性を提起しています。未だカーボンクレジット化がなされていない日常生活/地域レベルの低炭素活動については、クレジット創出および製品などでのオフセット活用を推進することで、低炭素に対する個人・地域の行動変容を促進すべきであると示されました。

                                                         出典:経済産業省「カーボン・クレジット・レポート」2022年06月

また同研究会では、会議・イベントの開催におけるカーボンオフセットやCO2ゼロなどの取り組みについても、重要性が示唆されました。主催者・参加者の双方が炭素排出削減に向け主体的に努力することで、低炭素化社会のさらなる促進が期待できるためです。
そのため、会議・イベントの主催者・企業側には、カーボンニュートラルの推進が特に推奨されています。カーボンオフセットの取り組みには、会議・イベントの社会的価値や企業の社会的評価を向上させる利点もあるため、積極的に行う企業は急増しています。


カーボンオフセット・脱炭素・削減貢献の取り組みを効率的に発信する際には、温室効果ガス排出量の可視化が欠かせません。排出量を明確かつ定量的に発信すると、参加者の参加意欲向上も期待できます。こうしたオフセットによる行動変容を推進するため、弊社は今回「イベント炭素簿」を開発するに至りました。

■従来、CO2排出量の算出には高額なコンサル費用が必要
CO2排出量計算やカーボンオフセットに企業が取り組む際は、これまで専門のコンサルタントが必要でした。CO2排出量の算出ではこの傾向が特に顕著であり、イベントについては開催する度に高額なコンサル料を支払い算出を依頼してきた企業も少なくありません。

近年はCO2ゼロイベント(イベントのカーボンオフセット)のニーズが高まっているため、今後はコンサル料がさらに高額となり大きな負担となる可能性も出てきました。この負担を軽減し、企業や主催者がスムーズにCO2排出量算出に取り組める環境を整備することも、「イベント炭素簿」を開発した大きな理由です。

▼イベント炭素簿_紹介:https://www.offemission.com/eventemissions
  • 「イベント炭素簿」概要
  • 「イベント炭素簿」では、排出活動の範囲をなるべく広く設定することで、網羅的な温室効果ガス排出量の算定を実現しました。具体的には、イベント開催中の「参加者の移動」「会議室で使用される電気・水道」などから発生するCO2を算定します。オンライン会議についても、開催中の「オンライン配信機材で使用される電気」「参加者のPC・スマートフォンなどの消費電力」から排出量の算定が可能です。
  • 会議・イベントにおけるCO2排出量の算出や情報管理の多くは、これまでイベントごとに実施されていました。しかし、企業が扱うイベントの量が膨大になった場合、部門内でも連携にタイムラグが生じたり、業務が分断されたりしかねません。こうした問題を回避すべく、「イベント炭素簿」ではデータの一元管理を実現。企業の部門間でも円滑に情報が共有できるため、CO2排出量の算出や管理における労働生産性を向上できます。
  • 「イベント炭素簿」利用企業に向けて弊社は、企業それぞれの業務プロセスや個別仕様に合わせたツールも開発いたします。データ処理を実際に担う社員の利便性を考慮する形で、簡単に情報収集・算出ができるカスタマイズツールを提供し、算出の手間を大幅に軽減。また、汎用的な算定ロジックやシナリオを提供すると共に、タイムリーな情報共有システムも構築し、簡単な排出量算出を支援します。
  • 「イベント炭素簿」は、WEBシステムで構築されております。そのため、利用者はネット回線さえあればどこでも使うことが可能です。OSやデバイスを問わず利用できるので、ユーザーは今ある端末からすぐアクセスすることができます。また、WEBシステムは同時に多くの人が使うことができるという利点があるため、大企業での利用にも最適です。
  • イベント炭素簿_紹介:https://www.offemission.com/eventemissions

■算出事例


■カーボンオフセット取組流れ
これまで企業がカーボンオフセットに取り組む際には、「購入クレジットが少ない」「手続きが煩雑」といった問題が生じていました。これらを踏まえて弊社は、以下のステップで少量でも簡単にカーボンクレジットが購入できるプラットフォームを提供しています。

Step1: 「イベント炭素簿」でCO2排出量を簡単に可視化
「イベント炭素簿」に、会議・イベントの活動から得られるデータを入力し、排出される温室効果ガスの量を速やかに算出します。

Step2: 情報開示レビュー
お客様が高い信頼性と共に算出結果を外部に公表できるよう、弊社が算定結果を客観的に評価し、第三者としてレビューを実施いたします。

Step3: カーボンクレジット購入
会議・イベントの温室効果ガス排出量をオフセットするために必要なクレジット、すなわちカーボンクレジットを購入します。弊社では、国際認証機関Gold Standardによる検証・登録済みのカーボンオフセットを提供中です。

Step4: 証明書(無効化通知書)の発行
カーボンクレジットの購入後3営業日以内に、証明書(無効化通知書)を発行します。証明書とは、お客様が購入したカーボンオフセットの総量と、オフセットが実施された場所などを報告するものです。

■「オフ・エミッション」について
株式会社テックシンカーは、CO2排出量計算「商品炭素簿」、「イベント炭素簿」及びカーボンオフセットのプラットフォーム「オフ・エミッション」を運営しております。これまでの消費者や企業は、CO2排出量計算やカーボンオフセットに取り組む際に「プロセスが不透明」「手続きが煩雑」「専門知識が必要」といった課題に悩まされてきました。弊社は、こうした課題の解消を目指して、サービスを提供しております。企業や消費者など全ての関係者にとって、透明性のあるCO2排出量計算/カーボンオフセットのプラットフォームを提供し、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

 

イベント炭素簿_紹介:https://www.offemission.com/eventemissions
 

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会社概要

株式会社テックシンカー

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URL
https://www.offemission.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都品川区東五反田5-25-18
電話番号
-
代表者名
洪偉豪
上場
未上場
資本金
-
設立
2022年03月