精神疾患を経験した鍼灸師「渕崎紅」のリカバリーストーリーを音楽で届けるクラウドファンディングを開始
物語はいつか誰かの役に立つ
精神疾患当事者のリカバリーストーリーをアートで表現するNFTプロジェクト「100 Papageno Story(https://papageno.co.jp/100-papageno-story/)」を運営する株式会社パパゲーノは2022年8月1日、うつ病、パニック障害、自律神経失調症、双極性障害等の当事者で鍼灸師として活躍する「渕崎紅(フチザキコウ)」とミュージシャンの「brightwaltz」と共同で、『物語はいつか誰かの役に立つ』という音楽作品として制作するプロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングを開始しました。
- 『物語はいつか誰かの役に立つ』
2022年8月時点で、作詞、作曲が完了し、レコーディング、ミキシング作業を進めております。
- クラウドファンディングについて
【うつ病、パニック障害、双極性障害の体験を歌にして届けたい!】
https://camp-fire.jp/projects/view/610230
- 渕崎紅について
三重県出身。はりきゅう処ここちめいど院長。オンラインサロンここちめいどサロンオーナー。
厚生労働大臣認可はり師、きゆう師。産業カウンセラー。全日本鍼灸学会 会員。静岡大学ケア情報学研究所 教育研究支援員。
2022年3月武蔵野大学通信教育部人間科学部人間科学科心理学専攻。
卒業中学時代の不登校、就職後の原因不明の体調不良、20歳頃からはうつ病、パニック障害、自律神経失調症、双極性障害等を発症。投薬療法を始め8年が過ぎた頃に鍼灸と出会い、一時は1日30錠以上になっていた薬を自然と断薬。なぜ自分に鍼灸が効いたのかを知りたく、鍼灸専門学校に入学。
整骨院・病院勤務後にまな鍼灸堂、後のはりきゅう処ここちめいどを開院。自身の経験を元にメンタル鍼灸を掲げ、患者に寄り添った施術を行いつつ、全国の鍼灸師が心に寄り添えるよう、オンラインサロンここちめいどを運営している。
2015年:まな鍼灸堂開院。
2017年:日本健康創造研究会「うつと鍼灸治療」講演 他年間全5件
2018年:人工知能学会学術大会 コモンセンス知識と情動研究会「元うつの鍼灸師が内省するからだとこころの変容」講演 他年間全9件
2019年:「うつ病心のケア合宿」講演 他多数
2020年:鍼灸師向けメンタル鍼灸オンラインサロン「ここちめいど」開始。
2021年:治療院名をはりきゅう処ここちめいどに改名。
2022年:論文 多施設の開業鍼灸院における精神的愁訴に対する鍼灸治療:5症例報告 -Patient Health Questionnaireを用いて- 米倉 まな, 松浦 悠人, 加藤 久仁明, 岩澤 拓也, 大杉 美奈, 大沼 竜也, 小坂 知世, 杉山 英照, 小泉 直照 全日本鍼灸学会雑誌 72(1) 91-100 2022年2月
<ここちめいど|女性に生き方は自分で選べると知ってもらい、毎日楽しく安心に過ごす為のセーフティーネットを作ります>
https://cocochimade.me/
<四日市市で女性鍼灸師が行う女性の為のメンタル鍼灸院 - はりきゅう処ここちめいど>
https://mana89.jimdo.com/
<私のメンタルストーリー(鍼灸師:まな名義)>
https://note.com/mana89000/n/nc1d2cc5e41b0
- brightwaltzについて
2010年から活動を開始。
【作曲】
ピアノメインの曲を中心に作曲しており、アドリブ要素を大事にした曲作りを心がけています。Webで公開中。
【ライブ演奏】
ジャズ・ポップス・クラシックの即興ピアノ独奏に加え、Ableton LiveとLaunchPadを用いたJazzHop曲を制作・ライブしています。
【主な楽曲提供先】
落合陽一公式YouTubeチャンネル「落合陽一録」大分県立美術館(美術展:アート&デザインの大茶会)新潟県公式YouTubeチャンネルほか多数。
特定国立研究開発法人 理化学研究所革新知能統合研究センター社会における人工知能研究グループ分散型ビッグデータチーム特別研究員1988年長野県生まれ。2017年静岡大学創造科学技術大学院自然科学系教育部情報科学専攻修了。博士(情報学)。同年、一般社団法人みんなの認知症情報学会事務局調査研究部長、2021年より現職。パーソナルデータ利活用による高齢社会デザイン、認知症情報学に関心を持つ。
<brightwaltzのHP>
http://brightwaltz.com/
今回のプロジェクトに先駆けて、渕崎紅とbrightwaltzで「線香花美」というユニット名で、『ハリネズミのジレンマ』という曲を制作し公開しています。
【線香花美について】
ピアノ(brightwaltz)とヴォーカル(渕崎紅)の二人組ユニット。
LIVE:2022.07.17 Last waltz 歌姫ライブ出演
<線香花美(@senko_hanabin) | Instagram>
https://www.instagram.com/senko_hanabin
<線香花美|YouTube>
https://www.youtube.com/channel/UCsDoNZht7juYEjwH7lCxRsA
- 『100 Papageno Story』とは?
100人の「生きててよかった物語」を世界中に届けることで、精神疾患に対するスティグマの解消や「生きててよかった」と誰もが実感できる社会の実現に貢献します。
また、自殺を踏みとどまった人の物語に触れることが自殺の抑止効果を持つかもしれないという「パパゲーノ効果」を実証し、拡充することを目指しています。
【100 Papageno Story】
https://papageno.co.jp/100-papageno-story/
- 制作チームの想い
今回、ご縁があってこのようなプロジェクトに参加させていただく事になりました。
私はもともと子供の頃から朝が起きれない子で、中学では不登校も経験しました。社会に出て、環境に適応出来ず当初は検査入院するも何も異常がありません。その後、8年ほどの間うつ、パニック障害、双極性障害と名前を変えて病と付き合ってきました。
今でこそ寛解し、薬も飲んでいませんが当時はこの先どうなってしまうのだろうかと生きてく事が辛かったのを覚えています。
また、当時は人とか関わりたくなくなりどんどん内に引きこもってしまって、流行っていたmixiもコメントが読めなくなり中断していた事もありました。
そんな経験から、精神疾患を乗り越えた今、音楽の力で当時から今どうして寛解出来たのか?を詩にして曲へする事を試みました。これなら、字が読めない当時の私でも聴く事が出来ると思います。
作曲は私が個人的にファンなbrigthwaltzさんにお願いしています。
とてもかっこよく素敵な曲に仕上がっているので、ぜひいろんな方に聴いていただきたいなと思います。
どうぞよろしくお願いいたします!
追伸。オンラインサロンここちめいどメンバーへ。
今回このように形になり前に進めたのは、みんなと対話し、お互い成長し、安心出来る環境があってこそだと実感しています。今回のプロジェクトがここちめいどメンバーにとっても、何かの勇気になれば嬉しいです。
brightwaltz
当事者として体験を歌にして届けたい!と今回のお話をいただいたとき、渕崎紅さんらしいなと思いました。(いつもは本名のまなさんと呼んでいます)もともとはケア高度化のための共同研究で一緒に仕事/研究をしていたのですが、あるときに好きな音楽について渕崎紅さんと話した際、好きな音楽が似ていることや私のピアノ即興に関心を持ってくれたことで、とても近い音楽性の方なんだなあ、音楽面でもなにか一緒にできたらなあと感じた記憶が思い浮かびました。
これまですでに2曲一緒に制作しましたがスムーズに意思疎通でき、あっという間に出来上がったので作曲者としてありがたいなと思います。渕崎紅さんは通る声で女性らしい綺麗な響きで歌われるので、一音が長めのフレーズなども入れて歌手の魅力が皆さんに伝わるよう意識的に作りました。
渕崎紅さんの美しい歌声に私の作曲性を重ね合わせた楽曲は、私たち線香花美が美しいと感じる音楽になっていると思います。そんな音で創り上げた「線香花美の世界観」が皆さんに届くことで少しでも良い感情・心持ちになっていただけたら、音楽をやっていて本当に良かったと心から嬉しく感じます。
- パパゲーノについて
https://twitter.com/Papageno_jp
・パパゲーノ公式サイト
https://papageno.co.jp/
・Papageno DAO公式Discordコミュニティ
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・パパゲーノ公式YouTubeチャンネル
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・事業に関する問い合わせ先
info@papageno.co.jp
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