世界的医療課題に挑む株式会社GramEye、タイのマヒドン大学にて実証実験を開始予定
本研究を通じて、東南アジアの医療現場におけるグラム染色をAIとロボティクスでアップデートした装置の導入とその精度検証を実施します。
また、本実証実験は第12次締切で採択された令和元年度補正・令和3年度補正 ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(グローバル展開型)を活用いたします。
【薬剤耐性菌の問題について】
抗菌薬の不適正利用により発生する抗菌薬が効かない菌(薬剤耐性菌)が世界的に増加しています。薬剤耐性菌に感染すると抗菌薬が効く菌による感染症と比べて治療がしにくく、重症化率及び死亡率が上がると言われており、世界レベルで取り組むべき医療課題とされています。
【東南アジアにおける薬剤耐性菌ついて】
世界的な課題とされている薬剤耐性菌は東南アジアでも深刻な問題となっています。イギリスからのレポートでは2050年には世界で1,000万人が薬剤耐性菌によって命を落とすこと、また約半数(4,730,000人)はアジアで亡くなることが報告されています。原因の一つとして微生物検査技師の不足により適切な精度と数の微生物検査が行われていない事が考えられています。*1
*1:Antimicrobial Resistance: Tackling a crisis for the health and wealth of nations The Review on Antimicrobial Resistance Chaired by Jim O’Neill December 2014
【GramEyeについて】
GramEyeは2020年に大阪大学発スタートアップとして創業いたしました。人工知能(AI)とロボティクスの技術を応用し、最も一般的な微生物検査のグラム染色を自動化・迅速な細菌分類報告を提供する医療機器の開発・販売を通して、世界の医療現場で抗菌薬が適正に処方される世界を目指します。
【タイ王国マヒドン大学について】
タイで医学関連の分野における学士号を授与する、最も歴史の古い国立大学です。研究機関としての積極的な活動は、国内外での高い評価を受けています。
【ものづくり補助金について】
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金は、中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行うための設備投資等を支援する補助金です。
https://portal.monodukuri-hojo.jp/common/bunsho/ippan/12th/saitaku12ji_g.pdf
【採用情報】
株式会社GramEyeでは、現在、営業担当やハードウェア設計開発担当、臨床研究担当、品質管理担当等のさまざまなポジションで積極的な採用を実施しております。
医療機器の販売および開発による商品力の強化のために強力に事業を推進できるメンバーを探しております。詳細は下記をご覧ください。
HPリクルートページ:
【会社概要】
会社名:株式会社GramEye (GramEye Inc.)
設立日:2020年5月18日
代表取締役/CEO:平岡 悠
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