ニューコムが「dbSheet EX11」を3月21日から発売開始

～ Excelを活用したDXツール / Excel業務の変革（Excel Transformation）への挑戦～

株式会社ニューコム

2025年3月7日 10時00分

　株式会社ニューコム（代表取締役・西木勝陽、本社・さいたま市）は、Excelの画面・操作・機能をそのまま活用した主力製品「dbSheet」について、開発生産性や性能を向上するための機能強化・改善をした最新版「dbSheet EX11」を3月21日から発売を開始いたします。

　Excelは多くのお客様が日頃、事務の効率化のために活用されているツールです。個人用のツールとしては、最強のツールですが、複数の人が関わる業務での活用となると、部門を越えた情報共有、複数のブック集計、ブック管理等で業務の煩雑さや効率の悪さが指摘されます。従って、DX推進となると目の敵にされがちです。でも、現場にとっては、自分たちの思っていることが、自分達で日々改善して使えるので捨て難いツールでもあります。それに洗練されたExcel業務のシステムへのリプレイスは、Excelの表が複雑になっている場合が多く、現場が納得するものを安価に提供するのは困難です。

　何故そうなのか、弊社はこの問題の本質に迫ってみました。Excelが問題視されるのは、ネットワーク機能がなくDB機能もないこと、また、セキュリテイの確保もできないことがあげられます。「dbSheet」は、システムの画面作成はExcelがそのまま使え、そこに、シームレスにネットワーク機能とDB機能、セキュリテイ機能を付加できます。これにより、現場も納得でき、DX化にも比較的安価に対応できるソリューションの提供が実現できます。

　特に、Excelの表が複雑であればあるほど、有効なツールになります。予実見込管理やPSI管理（製品・資材の最適需給見込・在庫管理）等で多くの導入実績をもっております。その他、ERP等に搭載しにくい管理業務でも幅広く使われており、昨今のクリーンコア戦略（ERPのカスタマイズを最小限に抑えること）で、各種ERPとの連携需要が高まっております。

　尚、現場でExcel同様普及しているAccessについても、dbSheetのオプション機能（Access対応コンポーネント「Access対応版」）を使って、DBの堅牢化、セキュリテイ機能付加、WAN対応、ADP資産の活用（救済）などが可能になります。

　dbSheet（前バージョンまでの製品名：dbSheetClient）は、2007年にVer.1をリリースしてから、今回が11回目のメジャーバージョンアップになります。「dbSheet EX11」では、お客様からご要望をいただいた各種機能の強化も図りました。Excel/Accessの現場業務のDXツールとして是非ご検討ください。

※今回の製品から「dbSheetClient」から「dbSheet」に製品名（商標名）を変更して

　「dbSheet EX11」と命名しました。

※ニューコムは、Excel業務の変革（Excel Transformation）に挑戦を続けます。

■dbSheet EX11の製品構成について

　dbSheet EX11は「サーバー版」「実行版」「開発版」の3種類で構成されます。「サーバー版」では、DBアクセス制御、認証管理、権限管理、ログ管理、セッション管理などを行います。物理サーバーは、自社サーバーでもクラウドサーバーでも可能です。「実行版」には、各PCにExcelやAccessが必要ですが、プログラム情報であるロジック定義ファイル、Excelブック、Accessファイルは実行時にサーバーから自動ダウンロードされます。「開発版」では、定義編集、SQL編集、Excel編集、Access編集などを行い、デバッグを実行、その結果を「サーバー版」にアップロードして運用を行います。

■dbSheet EX11の特徴について

　Excel、Accessそのものを活用（画面・操作・機能）して、柔軟なシステム開発・運用が可能です。

　・データはDB（SQLやOracle）で一元管理

　・Excelのテンプレートもサーバーで一元管理

　・サーバーのクラウド利用が可能

　・ローコードによる開発

　・APIを活用してWebブラウザで入力可能

　・他システムとシームレスに連携可能

■dbSheet EX11の新機能について

　dbSheet EX11は、開発生産性や性能を向上するための機能強化・改善をした新製品です。

　具体的には、

　・64ビットアプリケーションによる速度向上

　　使用できるメモリ空間が増え、処理できるデータ範囲が増えるのでデータ量や計算量が多いプロジ　　

　　ェクトなどでは、パフォーマンスの向上に貢献します。また、複数人が同時に大量のデータを読み

　　込むことでサーバーでのメモリエラーが発生してしまう場合も、64ビット化によってメモリエラー

　　が解消される可能性があり、より高速なデータのやりとりが可能になります。

　　※ただし、パフォーマンスの向上にはほかの要因もあるため、結果として向上がみられるとは限り

　　　ません。

　・バージョン管理による複数人開発の対応

　　今回搭載されたバージョン管理機能を利用することで、管理工数が削減されます。また、変更履歴

　　が確認しやすくなるので、複数人での開発もスムーズに行えるようになります。なお、この機能は

　　Gitの管理システムを利用するため、別途、Gitリポジトリをホスティングするサービス（GitHub、

　　GitLab、Bitbucketなど）のアカウントが必要になります。

　・システムDBにMySQLを追加

　・ログインパスワードの省略機能、タスク・関数選択時のインクリメンタルサーチ、マクロ起動

　　タスクの複数パラメータ利用、プロジェクトのお気に入り登録などが追加されています。

　　その他、操作性の向上やお客様のご要望に対応した機能強化・改善を行っています。

　※dbSheet EX11の新バージョン紹介資料は、下記（PDF）をダウンロードしてご確認ください。

d100999-6-dc5b9b938aa3cd07ae928fa911adb100.pdf

■dbSheet EX11の製品価格

【基本製品】

※英語対応の製品、およびサブスクリプション製品による年間契約があります。

※価格は税別価格です。

製品名	内容	価格
サーバー版［SS］	スタンダードサーバーシステム ※1	100万円
サーバー版［ES］	エンタープライズサーバーシステム ※1 下記、サーバー版機能アップオプションを含む	160万円
実行版［ULJ］　　　　（日本語版）	ユーザーアカウントライセンス（10CAL） ※2 dbSheetサーバーへ登録できるユーザーアカウントの数です 10個までユーザーアカウントが登録でき、10人が利用できます	15万円/ 10CAL
実行版［FLJ］（日本語版）	フローティングライセンス（50CAL） ※2 同時接続ライセンスです登録できるユーザーアカウトは無制限です 50CALからの販売となります追加は10CAL単位（45万円）です	225万円/ 50CAL
開発版［1L］	開発用システム（シングルユーザーライセンス）	20万円
開発版［5L］	開発用システム（5ユーザーライセンス）	60万円

※1. サーバー版には実行版自動配布機能（クリックワンス）および複数プロジェクト同時起動機能　

　　（マルチプロジェクト対応）を搭載しています。

※2. 実行版（英語版）の価格は20％割り増しとなります。

○DR用サーバー版（オプション含む）は、定価の50％（開発版、実行版は無償提供）年間サポート

　費用は不要です。

【サーバー版機能アップオプション】

オプション製品名	内容	価格
Active Directory対応	Active Directory対応またはポータルリンク機能	40万円
MS-Access対応コンポーネント	MS-Access 対応（専用API）	20万円
WebAPI	WebAPIおよびWebPortalサイト作成ツール付き※3	50万円