【福岡証券取引所と共催!福岡で初開催】国内初の法人が<コーポレート・ガバナンスの“カナメ”の人材向け>学びと交流の場「ベンチャー監査役の会」を6月18日に実施
新興企業の常勤監査役の「孤立」防ぎ、「上場後の成長」「不祥事の防止」推進へ

ベンチャー企業の常勤監査役の交流や学びを促す国内初の法人(※1)「一般社団法人ベンチャー監査役協会(※2)」(代表理事:黒坂 卓司(※3)、所在地:大阪府吹田市、運営:マルコ・ポーロ合同会社(※4))は、恒例の勉強会を初めて福岡県内で企画し、6月18日(水)14時から「ベンチャー監査役の会 第1回 福岡会」と題して福岡証券取引所(福岡市中央区)で開催します。
福岡県は、上場会社の本社の増加数が直近の5年間で東京都に次ぐ2位になるなど(※5)、地域経済は活気づいています。株式公開(IPO)を巡っては、企業経営を管理監督するコーポレート・ガバナンス(企業統治)と、その体制づくりの要となる監査役の重要性が一層高まっています。しかし、IPOを目指す各社の常勤監査役は、職務について気軽に相談できる場が社内外で十分になく、孤立しがちといった課題もあるのが現状です。
そこで当協会は、福岡証券取引所(理事長:長 宣也)と、健全なIPOの普及啓蒙を行う「IPO協会 轟 一般社団法人」(代表理事:加藤 広晃、所在地:東京都港区)と共催して催しを実施。つながりづくりや知見の共有を促し、関係各社の持続可能な経営環境の構築に貢献します。
一般社団法人ベンチャー監査役協会のHP:https://marcopolo.work/auditor/

■開催の経緯■連携の輪広がる
ベンチャー監査役協会は、関西周辺企業の株式公開(IPO)への関与率が過去15年間で約7割の専門家が代表のマルコ・ポーロ合同会社(代表社員:黒坂 卓司、大阪府吹田市)が、関係各社の常勤監査役からの要望に応えて創設。大阪を拠点に勉強会と交流会を組み合わせた催し「ベンチャー監査役の会」を定期的に開催しています。
会員数(2025年5月28日現在)は上場40社、未上場100社と増加。他の機関との連携の輪が広がって東京や名古屋でも開催しています。取り組みは、全国紙や地方紙など新聞各社に掲載されたほか、代表理事はコーポレート・ガバナンスの専門家として討論番組にも出演するなど、メディアからもご注目いただいています(※6)。
今回、上場準備企業や上場準備に従事する経営幹部を会員とし、健全なIPOの普及啓蒙を行うIPO協会 轟 一般社団法人(代表理事:加藤 広晃)に呼びかけ、初めて福岡での開催が決まりました。

■常勤監査役を巡る課題■「相談相手がいない」環境
国内では、スタートアップ(新興企業)振興策が整備され、上場支援も活発化。その中で、上場後も持続的に成長していくためには企業統治をどう築けているかがポイントの一つとなり、年々監査役の役割が重視されてきています(※7)。
上場時には、監査役は3人必要で、このうち2人は「社外監査役」、1人は「常勤監査役」と会社法で定められています。ただ、ベンチャー企業は、初めて「常勤」を設けるケースが多く、選任された常勤監査役には、専門的な知識や経験が不足している場合も少なくないのが現状です(※8)。
自身が社内で初めての常勤監査役のため、社内で引き継ぎを受けられず、質問できる相手もいません。社外で気軽に相談できる機関も十分に整備されていないため、孤立しやすい状況です。

■常勤監査役の業務のポイント5つ■ベンチャー監査役の会が学び提供
近年、テレビ局から製薬会社まで不祥事によってコーポレート・ガバナンスの在り方が問われる事態となっています。常勤監査役が取り組む業務については、以下のようなポイントがあり、その理解を深めてもらうのがベンチャー監査役の会の主要な目的です。
(1)経営者に対する独立した牽制機能の実行者
(2)コンプライアンス風土の醸成支援
(3)「現場感覚」を持った内部通報の窓口
(4)監査役会や社外取締役との橋渡し役
(5)内部監査部門との連携による監査網の強化
■「ベンチャー監査役の会 第1回福岡会」の概要■
開催日:2025年6月18日(水)14〜20時
開催場所:福岡証券取引所 大会議室(福岡県福岡市中央区天神2-14-2 福岡証券ビル3階)
参加費用:初回参加は無料、懇親会(希望者のみ)は1人3,000円
プログラム:勉強会、監査役による座談会、懇親会を実施
〈14時00分~14時15分〉代表理事挨拶、スポンサー紹介、オブザーバー紹介
〈14時20分~15時50分〉第1部:勉強会
【講帥】IPO協会 轟 一般社団法人 代表理事 加藤広晃 氏
テーマ「ベンチャー企業における常勤監査役の役割」
〈16時10分~17時40分〉第2部:監査役座談会
【ファシリテーター】一般社団法人ベンチャー監査協会 代表理事 黒坂卓司
【登壇者】株式会社Fusic 常勤監査役 栗林絹江 氏
(2023年3月31日福証Q-Board上場/東証グロース上場)
株式会社ヌーラボ 常勤監査役 岡崎真吾氏
(2022年6月28日 東証グロース上場)
株式会社QPS研究所 取締役監査等委員 古村克明氏
(2023年12月6日 東証グロース上場)
〈18時00分~20時00分〉懇親会
申込方法と問い合わせ先:マルコ・ポーロ合同会社のホームページ「お問い合わせ」(https://marcopolo.work/contact/)からお願いします。今回は監査役以外の方もご参加頂けます。
■日本全体のベンチャーエコシステム(生態系)強化に■
マルコ・ポーロ代表社員兼ベンチャー監査役協会代表理事
黒坂卓司のコメント
日本経済の発展において、福岡は非常に重要なポジションを占めています。九州全域の経済・文化の中核都市としてのみならず、アジアに最も近い国際都市として、スタートアップ企業の成長拠点として注目されています。
そのような福岡で、本会を開催する意義は極めて大きいと考えています。IPOを目指す企業が集まるこのエリアにおいて、企業統治の中核を担う「常勤監査役」が地域に根ざしたネットワークを構築し、知見を共有し合うことは、持続可能な企業成長に直結します。九州から質の高いガバナンスが発信されることで、日本全体のベンチャーエコシステムが更に強くなっていくと確信しております。
今回の福岡開催は、あくまで第一歩です。今後も福岡の地で、毎年の恒例行事として継続開催していきます。地域企業とのつながりを深化させ、福岡発の上場企業やガバナンス先進企業が次々に誕生する未来を皆様と共に築いてまいりたいと考えております。

※1)「国内初」について
設立した2022年、ベンチャー企業の常勤監査役に特化して交流や学びを促す組織は、「飲み会」形式の交流会を運営するケースは見られても、一般社団法人といった法人が手掛けているケースは、商標関連で独自に調査した中では確認できませんでした。
※2)「一般社団法人ベンチャー監査役協会」と「ベンチャー監査役の会」について
■一般社団法人ベンチャー監査役協会の概要■
〈代表理事〉黒坂卓司
〈住所〉大阪府吹田市桃山台3-39-10
〈電話〉090-3062-8467
〈メール〉kurosaka@marcopolo.work
〈URL〉https://marcopolo.work/auditor/
〈登記日〉2022年5月6日
■ベンチャー監査役の会の経緯■
ベンチャー監査役の会は2019年8月、任意団体として第1回を参加者6人でスタートしました。
最初はただ交流するだけでしたが、第3回からは勉強会も実施。黒坂が上場時の審査の留意点を伝えたりしたほか、その後も弁護士や公認会計士が登壇。上場を経験した常勤監査役や社長が体験談を披露したりもしてきました。
会員は、常勤監査役に絞り、社外監査役を入れていないのは特徴の一つです。常勤監査役が、専門家の前で気負わずに安心して参加できるようにするのが狙いです。
こうした場が整備されていないため、口コミで参加者が増え続けたのを受け、2022年に一般社団法人ベンチャー監査役協会を設立。運営を本格化させました。
定例の開催形式
・大阪は年6回(リアルとオンライン)、東京は年4回(リアル)、名古屋は年1回(リアル)、福岡年1回(リアル)
会費(税込)
・入会金 11,000円
・正会員 月額3,300円
・オンライン会員 月額2,200円
※3)代表理事・黒坂卓司について

■略歴■
◇1998年に都市銀行系列の信託銀行(現三菱UFJ信託銀行)に入社。
・法人融資2年
・プライベートバンキング(含む事業承継)2年
・企業年金(人事制度及び資産運用に関するアドバイザリー業務)3年
・証券代行(主にIPOコンサルティング▽資本政策▽コーポレート・ガバナンス-のアドバイザリー業務)17年
→銀行員時代の大半をベンチャー企業の成長支援業務に従事
2004年に証券代行業務の担当となり、独立までの17年間はベンチャー企業の成長支援業務に取り組みました。2009年大阪転勤後の12年間でIPOを実現した企業への関与率は約7割に迫ります。
担当していたのは、近畿、四国、中国地方の全府県と北陸2県です。資金調達の支援やコーポレート・ガバナンスに関する助言といった関与を行いました。
◇2021年に退職。設立したマルコ・ポーロ合同会社で代表社員に就任。
同社は、ベンチャー企業のIPOコンサルティングや、企業の成長を目指した総合的な支援サービスを提供しています。
◇2022年には、ベンチャー企業の常勤監査役を対象に交流や学びを促す「一般社団法人ベンチャー監査役協会」を発足。
常勤監査役をはじめ、2024年だけでも下記企業がスポンサーになるなど注目を集めています。
・公認会計士専門の転職エージェント「株式会社ピー・シー・ピー」
・資格スクール「CPA会計学院」運営の「CPAエクセレントパートナーズ株式会社」
・高収入層に特化した転職エージェント「株式会社ジェイ エイ シー リクルートメント」
・株式会社三菱UFJ銀行
・人事労務サービス運営「株式会社ミナジン」
・監査役、会計士の転職エージェント「サニーキャリア合同会社」
◇2024年には、スタートアップを中心にした内部監査担当者の交流や情報共有を図る「一般社団法人ないかんMeetup(ミートアップ)」を設立。
・一般社団法人設立後、催しは東京3回(リアルとオンライン)、大阪3回(リアルとオンライン)開催。名古屋(リアル)と福岡(リアル)も年1回実施する方針です。

■保有資格■
認定上級IPOプロフェッショナル
1級ファイナンシャル・プランニング技能士
1級DCプランナー
宅地建物取引士試験合格者
■社外役員・顧問、他■
株式会社NEXT STAGE 社外取締役
(2025年5月23日に東京証券取引所 TOKYO PRO Marketに上場)
BABY JOB 株式会社 社外取締役 監査等委員
(2024年12月19日に東京証券取引所 TOKYO PRO Marketに上場)
空き家活用株式会社 社外監査役
株式会社バイオーム 社外監査役
株式会社大都 社外監査役
株式会社レスタス 社外監査役
宝印刷株式会社 顧問
一般社団法人ベンチャー監査役協会 代表理事
独立行政法人中小企業基盤整備機構 中小企業アドバイザー(経営支援)
※4)マルコ・ポーロ合同会社について
〈会社名〉マルコ・ポーロ合同会社(Marco Polo LLC.)
〈代表者〉黒坂 卓司
〈本 社〉大阪府吹田市桃山台3-39-10
〈電 話〉090-3062-8467
〈メール〉kurosaka@marcopolo.work
〈企業理念〉挑戦する企業の羅針盤として、その成長を支え続ける。
〈事業内容〉
・IPOコンサルティング事業 ・顧問事業・アドバイザリー事業 ・社外役員就任
・ベンチャー監査役の会運営事業 ・ベンチャーeco倶楽部運営事業
※5)福岡県内に本社がある上場企業の数について
会社四季報オンライン編集部:https://shikiho.toyokeizai.net/news/0/856088
※6)ベンチャー監査役協会の掲載・出演実績
・2022年7月12日:毎日新聞
・2022年9月13日:読売新聞
・2022年9月23日:日本経済新聞
・2022年9月23日:大阪日日新聞
・2023年4月20日:中部経済新聞
・2023年5月30日:日本経済新聞
・2024年4月12日:中部経済新聞
・2025年1月20日:TOKYO MX『堀潤激論サミット』
※7)監査役の職務と、年々高まる重要性について
■監査役とは■
監査役は、株主総会で選任され、取締役の職務の執行を監査し、監査報告を作成するのが職務です。
監査には、業務監査と会計監査があります。業務監査は、取締役の職務の執行が法令・定款を順守しているかを監査します。会計監査は、定時株主総会に計算書類が提出される前に行います。
そして株主総会の招集通知時に、会計監査と業務監査の結果が記載された「監査役会の監査報告」が株主に提供されます。
■独立性を強化■
2021年6月から、コーポレートガバナンス・コード(企業統治指針)が改訂され、監査役については、原則4-4で「監査役及び監査役会の役割・責務」に「監査役の選解任」が追記されました。監査役の独立性を実効的に担保する狙いがあります。
■上場審査でも重視■
2020年1月から、東京証券取引所の上場審査の際、社長説明会に常勤監査役の同席が求められるようになりました。IPOでの常勤監査役の重要度合いが高まっています。
※8)社外監査役と常勤監査役について
社外監査役は、就任前の10年間に、その会社や子会社の業務執行取締役などに就いていない、社外出身の監査役のことです。弁護士や公認会計士、専門性の高いコンサルタントらが就任するケースが多いです。
常勤監査役は、会社の営業時間は原則その会社の監査役の職務に専念し、他の業務は行わない立場の人です。社外監査役と比較して会社への知見がある半面、最初から社外監査役のような専門性を持ち合わせていないケースが見られます。
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