EPSホールディングス株式会社とロゴスサイエンス株式会社の戦略的パートナーとしての資本提携に関するお知らせ
メンタルヘルス領域におけるソリューションサービスの提供を共同で推進
EPSホールディングス株式会社(本社:東京都新宿区、代表取締役:厳 浩、以下「EPSHD」)と、ロゴスサイエンス株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:種村 秀輝、以下「ロゴスサイエンス」)は、メンタルヘルス領域におけるソリューションサービスの提供を共同で推進していくことを目的とした戦略的パートナーとしての資本提携を行いましたので、以下のとおりお知らせいたします。
1.資本提携の目的
EPSHDは、CRO*1、SMO*2、CSO*3をコアに医薬品・医療機器開発におけるアウトソーシングビジネスを展開してきました。2021年にMBO(マネジメント・バイ・アウト)を実施し、従来の枠を超えたヘルスケア産業全体のソリューションカンパニーを目指して新領域にも活動の場を広げています。ロゴスサイエンスは、メンタルヘルス領域の新たなソリューションサービス提供を目的に、イグノーベル賞を受賞した種村秀輝が2022年に設立し、現在、早稲田大学 総合研究機構 応用脳科学研究所との共同研究に基づいて、ストレス関連疾患に伴う問題や困り感の解決をサポートするメンタルヘルスセルフケアアプリ「Dr.アプリⓇ」*4の開発を手掛けています。
「Dr.アプリⓇ」は、実用化の実現可能性を検証する臨床研究(フィージビリティスタディ)において、使用感や安全性が評価され、アウトカム指標の有意な改善も含め良好な結果を得ました。
EPSHDとロゴスサイエンスは資本提携関係にとどまらず、戦略的パートナーとして、EPSHDが医薬品・医療機器開発事業で培ったヘルスケア領域における知見と、ロゴスサイエンスの「Dr.アプリⓇ」がベースとしている心理療法プログラムを融合させることで、メンタルヘルス領域のセルフケアアプリ開発とそのエビデンス構築、マーケティング活動を推進し、これまでに無かった新たなメンタルヘルス領域のソリューションサービスを展開していくことで、社会課題の解決に寄与してまいります。
2.詳細
近年、精神疾患の患者数は増加傾向にあり、2017年に厚生労働省が行った患者調査では約420万人にのぼりました。そのうち、ストレス関連疾患である「うつ病」は127万人と最も多くを占めており、特に、若年層の自殺、企業におけるプレゼンティーイズムによる労働生産性の低下、昨今のコロナ禍における漠然とした不安の蔓延などが社会問題となっています。
厚生労働省がストレスチェック等の職場におけるメンタルヘルス対策、過重労働対策を講じるなど、ストレス関連疾患を早期発見し予防することが重要視されていますが、予防の具体策やセルフケア方法についての認知は広がっていません。
現在、ロゴスサイエンスが早稲田大学 総合研究機構 応用脳科学研究所との共同研究のもとで開発している「Dr.アプリⓇ」は、臨床心理場面で専門家によって実施されているアクセプタンス&コミットメントセラピー(ACT)を含む認知行動療法等の心理療法をアプリプログラムで再現しており、臨床研究(フィージビリティスタディ)において実用化の実現可能性が確認されました。
(関連プレスリリース)
ストレス関連疾患に伴う問題や困り感の解決をサポートするアプリ「Dr.アプリⓇ」を開発し臨床研究(フィージビリティスタディ)を終了
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000105323.html
そのようなロゴスサイエンスの「Dr.アプリⓇ」をベースとした心理療法プログラムと、EPSHDが医薬品・医療機器開発事業で培ったヘルスケア領域における知見を融合させたメンタルヘルスのセルフケアアプリを開発し、メンタルヘルス不調の早期発見と質の高いセルフケア方法を企業や個人に提供することで、メンタルヘルス不調の予防に繋がることが期待されます。
EPSHDとロゴスサイエンスは、特に企業・労働者向けのメンタルヘルスセルフケアアプリを2023年に実用化させることを目指して、ともに取り組んでまいります。
創業から 30 年を経て、新たなソリューションプロバイダーのステージへと飛び立つEPSグループの新たな取り組みと、メンタルヘルス領域における新たなソリューションサービス提供のための研究開発に挑戦するロゴスサイエンスの取り組みとのシナジーにより、社会イノベーションに通じる価値創造を目指してまいります。
3.資本提携の内容
EPSHDは、メンタルヘルス領域における共同事業の推進を目的として、ロゴスサイエンスが発行する普通株式[90,000]株を取得致します。
4.出資契約日
出資契約日 2023年3月3日
【EPSホールディングス株式会社】
1991年CROのパイオニアとして創業以来、開発から育薬、マーケティング、販売、コンサルテーション等のソリューションに加え、ビッグデータ&AI、再生医療などへの取り組みで製薬、医療機器関連企業、病院・クリニック、アカデミアへ新しい価値を提供するヘルスケア・ソリューション・プロバイターです。2021年より創薬事業を立ち上げ、アカデミア及び国内外のバイオベンチャー発シーズの臨床開発支援及び国内外でのマーケティング支援事業を開始致しました。
【ロゴスサイエンス株式会社】
2022年創業、ストレス関連疾患やメンタルヘルスケアのアプリ/システム開発事業に取り組んでいます。言葉を科学することでウェルビーイングを実現することを目指し、ストレス関連疾患やメンタルヘルスケアのアプリ/システム開発事業を通じて社会課題の解決に寄与することで、苦悩のない社会の実現に貢献します。
*1:CRO(Contract Research Organization(医薬品開発業務受託機関))
*2:SMO(Site Management Organization(治験施設支援機関))
*3:CSO(Contract Sales Organization(医薬品販売業務受託機関))
*4:「Dr.アプリⓇ」はロゴスサイエンス株式会社の登録商標です。
【本件に関するお問い合わせ先】
EPSホールディングス株式会社 広報室
E-mail:pr@eps.co.jp
https://www.eps-holdings.co.jp/
ロゴスサイエンス株式会社 広報担当 下川
E-mail:info@logossjp.com
https://logossjp.com/
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