【年賀状で国際協力】 日本最大規模!ハガキ等を回収して、1億円の資金を得るNGO
「飢餓のない世界」を目指すNGOで、ハガキ・切手などを回収するキャンペーンスタート
食料問題に取り組む国際協力NGOハンガー・フリー・ワールド(本部:東京都千代田区飯田橋4-8-13 山商ビル8階、理事長 原田麻里子)は、2023年12月から2024年5月末まで、書損じハガキや切手を集めるキャンペーンを実施。集まったハガキや切手は換金され、飢餓に直面する人々の自立支援のために活用されます。
【第23回 書損じハガキ回収キャンペーン】
期間:2023年12月1日(金)~2024年5月31日(金)
送付先・問合せ先:〒102-0072 東京都千代田区飯田橋4-8-13山商ビル8階
認定NPO法人ハンガー・フリー・ワールド 回収係
[電話] 03-3261-4700
詳細URL:https://www.hungerfree.net/whatyoucan/hagaki/
ハガキや切手で、1億円を超える資金調達を実現。ひみつは多くの協力団体。
「飢餓のない世界」をめざして活動する国際協力NGO、ハンガー・フリー・ワールド。その活動資金の大半を支えているのは、家庭に眠っているハガキや切手です。
ハンガー・フリー・ワールドは、毎年12月~翌年5月にかけて「書損じハガキ回収キャンペーン」を行い、全国の家庭から書き損じたハガキや未使用の切手を回収。集まったハガキや切手は換金され、アジアやアフリカで飢餓に直面する人々のために活用されます。昨年は、7万7953名の協力を得て、換金額は1億7142万3151円に達しました。ハガキや切手は、ハンガー・フリー・ワールドの収入の約8割を占めています。
書損じハガキを回収する慈善団体は少なくありませんが、換金額が1億円を超え、収入の大半を占めている団体は異例です。ハンガー・フリー・ワールドでこれほど多くのハガキの回収が実現している理由は、各地の生活協同組合、労働組合、新聞社、企業が組合員や購読者、顧客に回収を呼びかけているから。書損じハガキ回収キャンペーンには、20年以上の歴史があり、昨年は165の団体・企業から信頼と協力を得ました。さらに、全国から届いたハガキや切手を仕分けているのも、善意によるボランティア。1枚ずつの優しさが積み重なり、「飢餓のない世界」をつくる活動を支えています。今年も12月から、23回目となる「書損じハガキ回収キャンペーン」がスタート。東京都千代田区のハンガー・フリー・ワールド事務所には、さっそくハガキの入った封筒が届き、ボランティアが仕分け作業を行っています。
ハガキ3枚が、鶏1羽に。住民の「自立」を支援。
「飢餓をゼロに」を目標の1つに掲げるSDGsとは裏腹に、コロナ禍や気候変動などの影響により、飢餓人口は2019年から1億人以上も増えています。食料危機が深刻化するなか、ハンガー・フリー・ワールドは、ハガキや切手の換金額を使って、飢餓に直面する人々の「自立」を支援しています。自立のために行っている事業は、たとえば養鶏事業など。およそハガキ3枚分の約150円で、鶏のヒナ1羽を提供しています。ヒナが成長して産む卵は、食べれば栄養源として、販売すれば収入源として、住民の自立的な生活の支えとなります。ハンガー・フリー・ワールドによる支援の卒業後も、養鶏や栄養改善などの事業が持続するよう、事業の運営は住民を代表する有志が中心となって担っています。
4月からの手数料倍額の値上げで収入減の大打撃。
書損じハガキや切手の換金は、1枚ごとに手数料がかかります。2023年4月より、この手数料が42年ぶりに値上げされ、通常ハガキを100枚以上換金する場合の1枚あたりの手数料が5円から10円に上がりました。この改定により、以前と同じだけハガキをお送りいただいても、ハンガー・フリー・ワールドの活動資金は、およそ1000万円ほど減ってしまいました。これまで日本や世界のボランティアがつないできた成果を途絶えさせないために、ハンガー・フリー・ワールドはよりいっそうのハガキ・切手の送付や募金による協力を呼びかけています。
家計が厳しくても、余ったものやタンスに眠ったもので気軽に国際協力。そのほかに換金できるものは…
ハガキの余りや書損じが多く発生する、年賀状シーズン。ものを処分したい大掃除。家計が厳しくて募金はできなくても、不用品なら寄付できるという方もいらしゃるはず。ハンガー・フリー・ワールドは、ハガキをはじめとする多くの物品の回収を呼びかけています。回収できるものは、他にも切手、商品券、外国紙幣など。送り先は以下の住所です。
〒102-0072 東京都千代田区飯田橋4-8-13 山商ビル8階
認定NPO法人ハンガー・フリー・ワールド 回収係
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