スマートフォンを活用した迅速な道路復旧支援”GLOCAL-EYEZ”による調査について

 このたびの令和6年能登半島地震により亡くなられた方々に哀悼の意を表しますとともに、被災された皆様へ心よりお見舞い申し上げます。

 能登半島地震による土砂崩れや落石により、道路が完全に寸断され、緊急の復旧作業が展開されています。通行可能な道路においても、地割れや隆起が複数箇所で発生し、通行時の危険性が懸念されています。こうした状況を踏まえ、道路管理者様のご要望に応じ、迅速かつ大規模に情報収集できるスマートフォンによる道路調査クラウドシステム”GLOCAL-EYEZ”による道路調査をご提供しております。

 GLOCAL-EYEZは、一般車に取り付けたスマートフォンで道路を撮影し、AIにより舗装路面の亀裂、ポットホールや段差などの損傷状態、道路付属物の傾き、ならびに区画線の擦れ等の位置を簡単かつ迅速に把握・診断することができるクラウドシステムです。本システムは東京大学大学院工学系研究科長山智則教授の開発したAIによる路面評価技術の基本ロジックと株式会社スマートシティ技術研究所のAI・システム開発、ニチレキ株式会社の舗装管理・舗装補修技術を融合することにより開発されました。

図 GLOCAL-EYEZ概要

 今回の地震においては、道路状況をいち早く確認したい道路管理者様に対して、スマートフォンで取得した路面の状況(路面亀裂、路面陥没、マンホール隆起)、道路沿道の倒木や法面崩壊などの画像データを迅速にご提供しております。今後とも、インフラメンテナンス業界におけるDXの推進を目指す企業として、1日も早い被災地復興のために、地震被害からの速やかな情報収集、復旧に微力ながら貢献してまいりたいと思います。

図 GLOCAL-EYEZ画面(石川県羽咋市における計測データ)
図 GLOCAL-EYEZ画面(石川県羽咋市における計測データ)

■ 関連リンク

• スマートフォンによる次世代の道路管理プラットフォーム「GLOCAL-EYEZ」

• 「GLOCAL-EYEZ」の開発実績

■ 株式会社スマートシティ技術研究所について

株式会社スマートシティ技術研究所は、インフラ維持管理分野における最先端の研究成果を社会に還元することをミッションに、2019年に設立された東京大学発のベンチャー企業です。
・事業内容:社会インフラ維持管理、DXサービス事業

・設⽴:2019年8月

・所在地 :〒113-0023 東京都文京区向丘2丁目3-10東大前HiRAKU GATE 402号室

・代表者:代表取締役社⻑ 趙 博宇(チョウ ヒロタカ)

・URL:https://www.smc-tech.com/

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会社概要

URL
https://www.smc-tech.com/
業種
情報通信
本社所在地
東京都文京区向丘2丁目3−10 東大前HiRAKU GATE, 402号室
電話番号
03-6283-0885
代表者名
趙 博宇
上場
未上場
資本金
-
設立
2019年08月