ガラスのような透明度。ほぼ木からできたサスティナブルな透明素材「酢酸セルロース」を用いた3Dプリント・インテリアを発表。
〜高機能素材Week 東京展@幕張メッセ(2023年10月4日〜6日)にて初公開〜
積彩がデザインしたデスクライト。3Dプリント独特のテクスチャを活かし、水面のように広がる陰影を演出。3Dプリント製造により1時間で完成する。
今回積彩が目指したのは、サスティナブルを前提としつつ、いかにデザイン的な付加価値を加えることができるかどうかという点です。
株式会社ダイセルが開発した酢酸セルロース素材「CAFBLO®」は天然由来かつ生分解性を持った環境にやさしい素材ですが、それに加え、ガラスのような高透明度を持った美しい素材であることが特徴です。
この美しさを活かし、「ガラスの工芸品」のようなラグジュアリーなインテリアをデザインしました。
ガラスのような質感を持ちつつ、ガラスの欠点である「割れやすさ」を回避した新しい製品は、空間を彩るための新しい選択肢として期待されます。
酢酸セルロース素材「CAFBLO®」について
酢酸セルロースは、植物由来の「セルロース」と自然界に存在する「酢酸」を原料として製造される、天然由来かつ生分解性を持った環境にやさしい素材です。
使用後の酢酸セルロースは、最終的に水と二酸化炭素に生分解されます。また、非可食性の素材を主原料としているため、将来懸念される食糧問題に対して影響を与えません。
株式会社ダイセルは長年培ったセルロース化学技術を応用し、より生分解しやすい分子構造を見いだし、従来製品の品質を保ったまま、特に海洋での生分解速度をさらに高めた新製品「CAFBLO™」を開発しました。
(株式会社ダイセル・プレスリリースより抜粋)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000071.000035577.html
製品詳細ページ
ガラスの工芸品のような質感
テーブル、スツール、デスクライトの3種類をデザイン。
それぞれ編み込みのテクスチャとグラデーションの色彩が特徴となっています。
3Dプリントによるデザイン
今回制作したインテリアは全て3Dプリントによって作られています。
切削や射出成形と異なり、必要な分だけ材料を積み上げていく3Dプリント製造はモノづくりにおいてゴミが出づらいため、サスティナブルな製造方式として注目を集めています。
さらに積彩は、3Dプリントでしかできないような意匠表現を探求し、今回のインテリアのような「美しさ」が先立つサスティナブルなモノづくり社会の実現を目指しています。
高機能素材Week 東京展について
機能性フィルム・プラスチック・セルロース・炭素繊維複合材・金属・セラミックスなどの最先端の素材技術が一堂に出展する世界最大規模の展示会です。
また、材料だけではなく、材料の製造加工機械、検査測定分析機器など素材産業に関わるあらゆる技術が出展しています。
各業界の研究・開発・設計・製造担当者が来場し、出展社と活発な商談が行われています。
開催日時:2023年10月4日(水)~6日(金)
会場:幕張メッセ
展示ブース:(株)ダイセル ブース内にて展示
株式会社積彩について
3Dプリンティング専門のデザイン事務所として、2022年に設立。 コンピュテーショナルデザインを得意とし、3Dプリントの特性を活かした有機的なデザインプロダクトを設計している。 富山デザインコンペティション2020グランプリ受賞、Innovative Technologies 2022受賞など、研究開発とデザインを地続きに活動を続け、評価を得ている。
ホームページ : https://sekisai.com
メールアドレス : info@sekisai.com
Instagram : https://www.instagram.com/sekisai.design
X(Twitter) : https://twitter.com/sekisai_design
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