トモイク株式会社、中央大学との共同研究による「ChatGPTを活用した母親コミュニティサービス」の実証実験を開始
共同研究の目的
本サービスの利用前後の育児中の母親の心理状態の変化ならびに、復職した保育士の専門性の向上を、標準化された心理測定尺度を用いて定量的に調べること、ChatGPT活用による潜在保育士の負担軽減を実現し、母親の育児不安低減、潜在保育士の社会参画意識向上、AIによる顧客満足度向上に有効性を示す「エビデンスに基づく育児支援環境」を構築します。
実証実験の概要
本サービスを育児中の母親に体験していただき、3つの項目を検証します。
実証実験 | トモイクコミュニティサービスの効果検証 |
検証項目 | ・母親の心理状態の改善 |
期間 | 2023/05/25~2023/09/24 |
母親対応人数 | 30人 |
本実証に用いる技術
本サービスでは、育児中の母親同士(母親コミュニティ)で子育ての悩みの解決や情報交換を実施します。また、ChatGPTを母親コミュニティのファシリテーターとして活用します。そして、潜在保育士が、各コミュニティにて、ChatGPTの機能ではカバーしきれない相談内容に対応します。
・母親コミュニティにおけるChatGPTの役割
炎上防止 | チャットルームの中で、人を傷つけたり不適切なコメントが発生しそうな場合は、未然にコメントし防止する。 |
話題提供 | コミュニケーションが少ない場合は、母親コミュニティに属している人たちの興味の持ちそうな子育ての話題を提供、もしくは特定の人物に対して話題を振る。 |
悩み相談 | 母親からの育児に対する悩みに対して回答する。 |
人格チューニング | 各コミュニティごとの育児価値観に対応した人格にチューニングを施す。 |
本実証で期待される効果
本サービスでは、母親の育児不安の軽減をメンタルヘルス専門家ではなく、子育て知識をもった保育士に担当させることで、産後うつ発症には至らない未病の状態の母親の、子育て不安の軽減とメンタルヘルス改善の両方にアプローチすることが可能となります。また、ChatGPT活用により相談員の対応時間軽減や、対応スキル向上も予測され大幅な業務負担軽減の効果が期待できます。
AIと子育てプロによる子育て支援環境を構築することで、女性が活躍する社会の実現を目指します。
トモイクの今後の展開
「もう子育ては独りでしない、独りでさせない。喜びを分かち合える育児を共に創る第三の家族。」になる、というミッションのもと、トモイク株式会社は2022年4月に設立しました。
変化の激しい現代社会の中で、育児のハードルは依然として高いままです。元来ヒトは自身の子供を信頼できる仲間に託し、共に育て生きてきました。心から信頼して託児や相談ができる環境、それを「トモイク環境」と呼んでいます。私たちは、「トモイク環境」を実現することこそが、母親のwell-beingに繋がり、延いては様々な社会課題を解決する、大きな第一歩であることを確信しています。
今後も「共に育児する×IT」フェムテック領域で事業及びサービスを展開していきます。
【会社概要】
会社名 トモイク株式会社
設立 2022年4月5日
所在地 東京都中央区築地7丁目2-13 RINGOビル
代表者 代表取締役 竹村 由賀子
事業内容 保育士・助産師による相談サービス事業、子育て支援プラットフォーム開発
URL https://tomoiku.co/
【運営サービス】
保育士・助産師 ともいく子育て相談サービス
URL https://tomoiku.online/
【お問い合わせ先】
本件に関するお問い合わせは下記にて承ります。
電話番号 03-6264-1028
窓口 https://tomoiku.co/contact
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