レーザー大手HGTECH、日本の特約代理店にサキノ精機。中小企業の設備投資を後押し

― 直契約による適正価格で、高性能レーザーを日本のものづくり現場へ ―

株式会社サキノ精機

2025年11月7日 10時00分

　中国を代表するレーザー総合メーカー HGTECH（華工科技）は、兵庫県明石市の株式会社サキノ精機（代表取締役社長：﨑野雄生）と、日本国内における特約代理店契約を2025年9月3日に締結しました。

　サキノ精機は、ファイバーレーザー溶接機「SMART-HW 2000Wシリーズ」をはじめとするHGTECH全製品の販売・導入支援・メンテナンスを行う日本唯一の正規パートナーとして、直契約による中間コスト削減を通じて高性能×適正価格の提供を実現。
現場を知る鉄工所が導入から保守までを一貫支援し、中小製造業の設備投資を現実解に変えます。

　中小企業の設備投資ハードルを下げる“直契約モデル”とは

　日本の製造業、とくに中小企業では、人手不足や後継者不足に加え、設備投資コストの高さが大きな経営課題となっています。
　高品質な設備を導入したくても、価格や流通構造の問題から踏み切れない企業も多いのが現状です。サキノ精機は、世界3兆円規模のレーザー装置メーカーであるHGTECHと直接契約を結び、商社マージンを排除し、適正価格での導入を可能にしました。
これは「安さ」ではなく、流通構造の見直しによる価格の適正化です。

「HGTECHの製品が安いわけではなく、当社が直接契約を結ぶことで無駄なコストを省き、適正な価格で中小企業へ届けられるようになりました。投資をためらう企業の背中を押せる存在になりたいと思います。」

【HGTECH（華工科技）】

HGTECHは1999年設立、深圳証券取引所上場のレーザー業界リーディングカンパニー。レーザー発振器・光通信デバイス・センサーを三本柱とする垂直統合型のレーザーソリューションメーカーです。

年間売上高：約3兆円（※2024年時点）

従業員数：10,000名超

世界90か国以上に販売・研究開発拠点を展開

Appleをはじめ、自動車・造船・航空宇宙・医療機器分野に供給

中国国内レーザー装置市場シェア：約90％

特に、HG TECHはレーザー機器の“心臓部”である発振器を自社開発・内製化しており、

多くの海外製ファイバーレーザーにも同社製発振器が採用されています。

「発振器メーカーとしてのHG TECH＝業界最高峰の信頼性」を象徴しています。

※売上規模・国内シェア等の数値は、公開資料等に基づく当社整理。

【株式会社サキノ精機】

　株式会社サキノ精機は、産業機械・金属加工・建築金物の設計から据付まで一貫対応できる鉄工所です。「現場で実際に機械を使う側の視点」を持ち、導入後の運用やメンテナンスまでを考慮した提案を行っています。今回の契約により、サキノ精機は単なる販売代理ではなく、技術と現場をつなぐパートナーとして、導入前のヒアリングからデモ加工、設置、操作トレーニング、アフター対応までを一貫サポートします。

「私たちは鉄工所として日々溶接を行っています。だからこそ、“現場で本当に使えるファイバーレーザー”を届けたい。」