Olive、感情推定AI基盤「LaCause v2」を公開
〜人の状態データ基盤の進化、生体反応から社会インフラへ〜
Olive株式会社(本社:愛知県名古屋市、代表取締役:竹内精治)は、表情解析ではなく、生体反応を起点に人の感情・覚醒・集中・ストレスなどの「状態」を非接触で可視化するHuman State Platform「LaCause(ラクーズ)」を提供する企業です。
当社はこのたび、感情推定AI基盤「LaCause」の社会インフラ化をさらに加速するため、「LaCause(ラクーズ)」の新バージョン「LaCause v2」を公開しました。
本リリースは、2026年1月30日に発表した資金調達に続く取り組みとして、人の状態データ基盤の進化および社会インフラ化に向けた基盤強化の一環です。
■ 人の状態データ基盤とは
人の意思決定や体験価値は、その瞬間の「人の状態」によって大きく変化します。
しかし従来:
・アンケート
・行動ログ
・結果データ
など間接的な情報でしか評価されてきませんでした。
Oliveは、生体反応を起点に人の状態をリアルタイムにデータ化する「人の状態データ基盤」を構築し、「人の状態を社会の共通データとして扱う」ことを目指しています。

LaCause
LaCauseは、人の状態をリアルタイムにデータ化し、体験・サービス・意思決定を最適化する感情インフラです。
■ なぜ今アップデートなのか
これまで、人の状態を定量的に扱うための技術は、研究段階に留まるものが多く、実環境での継続的な運用や大規模な実装には高いハードルが存在していました。
LaCauseはこれまでにも実環境での運用を通じて、
・実装の柔軟性
・高効率な処理
・エッジ環境での運用
を実現してきました。
LaCause v2では、これらの特長をさらに強化し、よりスムーズな導入と運用の最適化を実現するとともに、人の状態データの活用領域をより広範な市場へ拡張します。
■ LaCause v2 の主な進化
1. API統合の大幅改善(Streamlined API Integration)
新たに設計された合理的なAPIにより、既存の製品・サービスへの統合が大幅に容易になりました。
開発者は複雑な実装を必要とせず、既存のシステムやアプリケーションに感情推定機能をスムーズに組み込むことが可能です。
これにより、
・人の状態データの取得
・生体反応ベースの状態推定
・リアルタイム分析
などを短期間で導入でき、LaCauseの技術が既存プロダクトに新たな価値レイヤーを追加します。
2. 最新研究に基づく新アーキテクチャ(State-of-the-Art Modeling)
搭載モデルを全面刷新し、最新研究に基づいた新しいアーキテクチャを採用しました。
特に顔検出機能(Face Detector)では、新設計のモデルにより、
・検出精度の向上
・処理効率の最適化
・軽量化
を同時に実現しています。
これにより、Raspberry PiやiOSなどのエッジデバイス環境においても、高速なフレームレートでの処理が可能となり、より幅広い実装環境で人の状態データを扱えるようになりました。
3. 計測環境の自動判断(Intelligent Environment Detection)
正確な計測に不可欠な環境条件をシステムが自動的に判断します。
具体的には:
・光量の自動検知(計測に適した明るさかを即時判定)
・顔向きや姿勢状態の検知(Face downなど)
を行い、測定条件が適切かどうかをリアルタイムで把握します。
これにより、計測品質を安定させ、再現性の高いデータ取得を支援します。
■ なぜOliveはこの領域に取り組むのか
現在の社会や産業では、「感情」「集中」「ストレス」「疲労」といった人の状態を、アンケート・表情・行動ログなどの間接的な指標で推測するしかないという限界がありました。
しかし実際には、人の感情や覚醒、緊張や回復といった多くの状態変化は、表情に現れない、あるいは本人が意図的にコントロールできてしまうことも多く、本質的な変化は十分に捉えられていません。
この「人の状態が測れない」という制約は、
・本当に快適な空間設計ができない
・サービス改善が勘と経験に依存してしまう
・ウェルビーイングや生産性が定義・最適化できない
といった構造課題を社会に生んでいます。
Oliveは、人が意図的に操作できない「生体反応」こそが、人の状態を理解するための基盤情報であると考え、感情・状態データを社会が利用可能な基盤へと引き上げる取り組みを進めています。
■ Oliveのソリューション:Human State Platform「LaCause」
「LaCause」は、日常空間に設置されたカメラ等の映像情報から心拍変動・体動・皮膚変化などの生体反応を推定し、AI解析によって人の状態を非接触で可視化する感情推定AI基盤です。
本技術は、笑顔・怒りといった表情分類を目的とするものではなく、以下のような「状態指標」を中心に提供します。
・覚醒度(Arousal)
・集中・注意状態(Attention)
・ストレス・安定状態
・感情状態(複数カテゴリ)
・状態遷移・揺らぎ・回復傾向
これにより、「どの空間で」「誰が」「いつ」「どのような内的状態に変化したか」を、連続データとして定量化することが可能になります。
■ 実装が行われている領域・ユースケース:
「LaCause」はすでに、以下の領域で実環境への実装および事業導入が進んでいます。
商業施設・小売店舗
来店客の興味・迷い・没入・快適度を可視化し、売場設計・導線・演出改善に活用
観光・MaaS・エンターテインメント施設
体験前後における感情・覚醒・回復状態の変化を計測し、体験価値設計・演出評価に活用
オフィス・研修・会議空間
集中度・疲労・活性度を可視化し、空間設計・研修効果測定・組織改善に活用
教育分野
学習中の注意・理解状態を推定し、教材設計・指導改善の基礎データとして活用
ヘルスケア・ウェルビーイング領域
覚醒・ストレス・回復傾向を可視化し、生活環境・サービス評価に活用
■ LaCauseでできること
状態の変化を時系列で把握
Before → During → After の遷移を分析。
・コンテンツ効果
・空間体験
・施策影響
を「結果」ではなく「影響」として可視化。
傾向分析
・セグメント比較
・部署別分析
・商品別反応
・空間評価
「聞く」から「観測する」へ
従来:主観アンケート
LaCause:行動中の無意識データ取得
■ 今後の展望
Oliveは、人の状態データを社会インフラとして扱う未来を目指し、
・市場別ユースケース拡張
・海外展開
・パートナー連携
を進めていきます。
■ Olive株式会社について(https://www.01ive.co.jp)
Olive株式会社は、表情解析ではなく、生体反応を起点に人の感情・覚醒・集中・ストレスなどの「状態」を非接触で可視化するHuman State Platform「LaCause(ラクーズ)」を提供する企業です。
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