【地域創生】江戸時代に栄えた鳥取の宿場町・智頭宿に新たな甘味処とギャラリー「智頭宿 因」オープン
"巡るものづくり"と智頭の風土に出会う場所

地域や施設、店舗等、場に紐づくプロデュース事業を展開する、VOID株式会社(本社:東京都渋谷区、代表:井上雅之)は、鳥取県八頭郡智頭町の備前街道沿いに残る国登録有形文化財「旧塩屋出店」に、甘味処とギャラリーを併設した新拠点「智頭宿 因(いん)」を2025年9月24日にオープンいたしました。「智頭宿 因」は、かつて因幡街道の宿場町として栄えた智頭宿に由来する名を持ち、旅人の休息や交流の場としての歴史を現代に引き継ぎます。
<建物 - 江戸から続く歴史を受け継ぐ場>




「智頭宿 因」が入るのは、備前街道沿いに残る国登録有形文化財「旧塩屋出店」。
 林業で栄えた石谷家の分家として、問屋業や雑貨商、宿屋を営んだ歴史を持ちます。主屋は大火後の1897年に再建された木造二階建てで、近代商家風町家の特徴を残す佇まいが今も息づいています。
内部の窓には、当時のまま残された「波打ちガラス」も使用されており、光が差し込むとゆらめきが生まれ、往時の面影を感じさせます。隣には1935年頃に建てられた洋館も残り、現在は西河克己記念館として公開されています。建物全体が、智頭宿の歴史を物語る貴重な文化財です。
<空間 - 四季を映す日本庭園と、旅の記憶>


建物の座敷からは、約300坪の日本庭園を望むことができます。夏には緑、秋には紅葉、冬には雪景色と、四季ごとに異なる表情を楽しめるのが魅力。かつて参勤交代の旅人が行き交った宿場町の記憶を感じながら、訪れるだけで“旅の目的”になるような空間を目指しています。
<喫茶 - 智頭の風土を味わう甘味と飲み物>




「智頭宿 因」では、智頭町で採れた黒文字茶や、夏には大山の伏流水で作ったふわふわかき氷など、地元の素材を使ったメニューをご用意しています。(※かき氷は夏季限定)食器は山陰のさまざまな窯元による民藝のうつわを使用しています。(写真・袖師窯)
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コーヒー 
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黒文字茶(智頭の山で採れた黒文字の花茶) 
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抹茶ラテ 
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あんみつ 
※ 時期により変動あり。
<智頭の森や文化をめぐるツアーの拠点>


「智頭宿 因」は、智頭町の森と文化を巡る体験型ツアープログラム「Hands-on Heritage Chizu」の拠点としても機能しています。参加者はこの場所を起点に、森林作業や木工、古民家修復、郷土料理づくりなど、地域の職人や住民と共に学ぶ体験へと出発します。
このツアーは、単なる観光ではなく“地域の営みへの参画”を目的とした「参加型体験」を重視しており、その成果は町の景観や建物の保存・再生につながっています。訪れる人が地域の未来づくりに貢献できる仕組みとして、智頭の新しい文化継承のかたちを提案しています。
詳しくは公式サイトをご覧ください。
<開業の背景>

「智頭宿 因」という名には、ふたつの意味が込められています。
 ひとつは、かつて因幡街道沿いの宿場町として旅人が行き交い、休息した智頭宿の歴史に由来すること。もうひとつは、“因果応報”の心を表し、ものごとが巡りめぐる循環や、食と工芸のつながりを象徴しています。
この場所を訪れること自体が旅の目的となり、智頭の風土や文化、ものづくりに出会える拠点として育てていくことを目指しています。
店舗概要
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店舗名:智頭宿 因(ちづしゅく いん) 
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運営:VOID株式会社 
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所在地:鳥取県八頭郡智頭町(旧塩屋出店内) 
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営業日:instagramでお知らせいたします。 
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営業時間:10:00〜17:00 
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内容:甘味処・ギャラリー 
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