Verkada、AIによる「動物検知」機能を提供開始
— 自治体、農林、観光地の獣害対策への新たな可能性 —

2025年12月5日 東京 - AIを活用した物理的なセキュリティテクノロジーのリーディングカンパニーであるVerkada Inc.(本社:米国カリフォルニア州)は、AI技術を活用した 「動物検知」機能を新たにリリースしました。この新機能により、Verkadaカメラは従来提供してきた「人」「車両」「動き」の検知に加え、動物をリアルタイムに検知・通知できるようになりました。
これにより、近年深刻化している獣害対策や、熊(ツキノワグマ・ヒグマ)を含む野生動物の出没状況の把握に活用できる可能性が広がります。
市街地、観光地、農林業を中心に、夜間の安全確保や敷地管理の負担軽減が課題となる地域にとって、新たな選択肢となる機能です。
AIによる「動物検知」機能 (Animal Detection) とは
本機能は、AIの活用により、Verkadaカメラの画角に映り込む動物(鳥類・小動物・中型動物・大型動物など)を自動で検知・解析し、ほぼリアルタイムでのアラート通知などを可能にするものです。さらに録画映像を効率的に検索でき、日中から夜間まで継続的に敷地状況を可視化できます。
主な特徴:
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画角内での動物の動きや任意のラインの横断などを自動検知し、通知(VerkadaスマートフォンアプリやEメールなど)
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過去の映像から動物検知イベントを検索することも可能
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基本機能として標準実装されており、追加デバイスやシステムは不要
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赤外線(IR)LEDを使用したナイトモードにより、暗所での動物検知にも対応
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Verkadaスピーカーホン(BZ11)との連携も可能
注意点:
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現時点では、動物の個体や種類を判別、限定して検知することはできません。
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動物検知機能は、2025年11月13日(米国西海岸時間)より全てのVerkadaコマンドオーガナイゼーションでご利用可能になりました。
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検知精度は設置環境等により影響を受けます。


商業施設での検証:従業員の安全対策にも期待
今回の機能提供に伴い、Verkadaは長野県の商業施設において実証的に運用を行いました。
施設の担当者は次のようにコメントしています。
「これほど多くの野生動物が、夜間に敷地内へ出入りしていたとは思いませんでした。キツネやイタチの通り道も把握できましたし、暗闇にいたツキノワグマも検知できたため、今後はお客様、従業員の安全対策としても活用できそうだと感じています。」
このような感想から、観光業・宿泊業など、人の出入りが多い場所における害獣対策、安全対策にも役立つことが期待されます。
Verkadaカメラに基本機能として標準実装されているため、防犯目的と併用でき、導入のハードルを下げられることも強みです。


Verkadaについて
Verkadaは「シンプルさ」を追求した設計思想のもと、セキュリティカメラ、入退室管理、環境センサー、アラーム、ワークプレイス、インターホンの6製品ラインを、統合されたクラウドベースのソフトウェアプラットフォーム上で提供しています。
現在、世界93か国・33,000社以上の組織(Fortune 500企業のうち96社を含む)が、Verkadaを自社の物理セキュリティ基盤として採用し、より効率的な運用とスマートな管理、そして柔軟に拡張できる環境を実現しています。
詳細は www.verkada.com/jp をご覧ください。
【本件に関するお問合せ先】
Verkada Japan 株式会社
jp-marketing@verkada.com
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