プラグテック、プレシリーズAで約3.1億円の資金調達を実施
次世代駐車場サービス「Lott」のプロダクト開発・事業開発を加速
株式会社プラグテック(本社:東京都千代田区、代表取締役:舩本 俊隆、以下「Pragtech」)は、グローバル・ブレイン株式会社が運営する三井不動産株式会社のコーポレートベンチャーキャピタルである31VENTURES Global Innovation Fund 2号を新規リード投資家として、株式会社ゆうちょ銀行とSpiral Innovation Partners株式会社が共同で設立したゆうちょ Spiral Regional Innovation Fund、SMBCベンチャーキャピタル株式会社、そして既存投資家であるANRI株式会社、D4V合同会社を引受先とする第三者割当増資により、プレシリーズAラウンドにて総額約3.1億円の資金調達を行ったことをお知らせします。
◾️資金調達の背景・目的
Pragtech は、「駐車から、社会を動かす。」をミッションに掲げ、次世代駐車場サービス「Lott」の開発・提供に取り組むスタートアップです。テクノロジーの活用により、利用者を車移動・駐車場利用に伴う全ての煩わしさから解放すると同時に、駐車場運営事業者のコスト構造・収益性を抜本的に改善する仕組みを開発しています。これにより、駐車体験のデジタル化・キャッシュレス化の推進に留まらず、少子高齢化による労働人口の減少、次世代型モビリティへの対応、地域経済の活性化など、日本の産業・社会全体が抱える課題解決への貢献を目指します。
今回調達した資金を用いて、準創業メンバーの採用・組織強化を図り、国内複数の駐車場運営事業者と共に「Lott」の実証実験・テスト導入を進めます。さらに、本格導入に向けたソフトウェア開発およびハードウェア量産化を加速するとともに、「Lott」のエコシステムを構築する様々な事業者とのパートナーシップ強化を進めてまいります。
◾️次世代駐車場サービス「Lott」について
「Lott」は、駐車場運営・利用における摩擦をなくすハード・ソフト融合型のプラットフォームです。AI、IoT、ブロックチェーンをはじめとするテクノロジーの社会実装を推し進め、駐車場の運営負担を限りなく減らしながら、次世代のストレスフリーな駐車体験を利用者に提供します。
大型駐車場のイメージ図
ナンバープレートを認識するAIカメラによって自動決済が可能になります。
簡易駐車場のイメージ図
パーキングセンサーと決済用QRコードを掲載した看板の設置という最小限の設備で駐車場運営が可能になります。
「Lott」が実現する駐車システムの在り方
一つのサービスへの登録で、すべての駐車場で自動決済を実現します。
◾️引受先コメント(アルファベット順)
31VENTURES 三井不動産株式会社 執行役員 ベンチャー共創事業部長 高波 英明氏
三井不動産はPragtechが掲げるミッション「駐車から、社会を動かす。」に共感し、Pragtechが有する次世代駐車場システムの構築に必要な専門性や技術力、優秀な経営陣、そして三井不動産グループとのシナジーを評価して、出資を決定いたしました。Pragtechとの共創により駐車場事業におけるイノベーションを推進し、人手不足を解消できる駐車場運営のDX化やこれまでにないユーザー体験が実現できるように、当社グループ一丸となって支援させていただきます。
ANRI株式会社 プリンシパル 丸山 太郎氏
先日とある有名観光地でコインパーキングに駐車したところ、自分の不手際で駐車券を無くしてしまい見つかるまで15分かかりました。やっと見つけて精算機に向かったら千円札と小銭の現金でしか精算できませんでした。現金を持っていなかった私は精算機の前で「Pragtech!!!」と叫び、最寄りのコンビニまで走りました。生成AIが動画を作れる時代にこんなアナログな体験はもうしたくありません。「駐車券」が何かを知らない子供たちが世の中に増えるその日まで、ANRIは全力でPragtechを応援・支援していきます。
D4V合同会社 パートナー 太田 明日美氏
創業期からご一緒しているPragtechが、同社を支える強力なパートナー・投資家陣を新たに迎え、次世代駐車場サービスの拡大を加速させていくことを大変喜ばしく思います。駐車場の利用者と運営事業者、双方の課題に着目し、地域や規模に応じたソリューションを提供するというPragtechならではのアプローチによって、駐車周りの不便は着実に解消してきています。「駐車から、社会を動かす。」というミッションの実現に向け、D4Vとして変わらぬ期待と共に、今後も全力で支援を続けてまいります。
SMBCベンチャーキャピタル株式会社 投資営業第四部 副部長 竹内 基紘氏・平野 健太郎氏
駐車場は運営事業者が分散しており、デジタル化・キャッシュレス化を進めるには、ソフトウェア・ハードウェアのみならず事業開発を掛け合わせた高度なケイパビリティが求められるがゆえに、これまではこれを実現できる事業者がおらず、鉄道・高速道路等と比して変革が遅れていたと認識しています。
Googleでスマート駐車場向け技術提供を手掛けていた舩本社長をはじめとするプラグテックの経営陣は、まさにこれらのケイパビリティを持ち合わせて、業界関係者の多くに待望される事業者となっており、強力なパートナーを引き入れて変革を起こそうとする取り組みに期待感しかありません。
ゆうちょ Spiral Regional Innovation Fund
Spiral Innovation Partners 株式会社 ジェネラル・パートナー 鎌田 和博氏
プラグテックのさらなる事業成長に向けて、Spiral Innovation Partnersが運営する「ゆうちょ Spiral Regional Innovation Fund」より出資させていただくこととなりました。今後、「Lott」を全国各地の駐車場に導入し、特に地方を中心とした駐車場問題の解決に貢献できることを期待しております。舩本CEOのリーダーシップのもと、次世代駐車場システムが日本全国に広がることを楽しみにしており、Spiralのチーム一同も引き続き全力でサポートしてまいります。
◾️会社概要
【会社名】株式会社プラグテック / Pragtech Inc.
【設立日】2022年8月31日
【代表者】舩本 俊隆
【所在地】〒101-0041 東京都千代田区神田須田町一丁目3番33号 Bizflex神田 9階
【URL】https://pragtech.jp/
◾️本件に関するお問い合わせ
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