パーキンソン病への理解と支援の輪を広げる
~神戸市でパーキンソン病啓発イベント「PD変装カーニバル」開催、約200名が参加~
2024年11月9日(土)、神戸市しあわせの村において、NPO法人コントロールPD主催のパーキンソン病啓発イベント「PD変装カーニバル」が開催されました。当日は14都道府県や海外から、パーキンソン病当事者やそのご家族、一般の方、医療関係者、ボランティアなど約200名が参加し病気への理解促進と、交流を深める貴重な機会となりました。
今年も個性豊かな変装で参加
パーキンソン病(PD)のイベントに参加してみたいけど、PD当事者だと知られたくないと思っている人が多いのが現実です。そこで、変装する事で普段の自分とは違う自分を演出し、顔バレNGの人も気軽に参加できるイベントを準備しました。そしてこのイベントはPD当事者だけではなく、一般の方や子供たちも含めて誰もが参加できるので、誰が当事者か分かりにくいのも特徴です。このように、PD当事者や家族も気軽に参加できるように変装という条件をつけたイベントとなっています。
心響く和太鼓の音色から始まる感動のオープニング
オープニングでは、地元の神戸市鈴蘭台高等学校和太鼓部による力強い演奏が披露されました。若い世代の真摯な演奏は、会場全体に活力を与え、参加者の心に深い感動を呼び起こしました。
楽しみながら学び、つながる多彩なプログラム
午前中前半は、和太鼓とコラボしたストレッチ、パーキンソン病に関する理解を深めるクイズ大会、参加者が一つになるダンス、啓発ウォーク。後半は、館内でパーキンソン病のリハビリ要素を取り入れた8つのゲームでチーム対抗が行われ、子供も大人も学生も共に笑顔の時間となりました。参加者は自然な形で交流し、病気への理解を深め加えて啓発活動も行う事ができました。
特にダンスは、参加申し込み者へ事前にダンス動画を送り、当日を目指して練習して頂いたこともあり、当日のダンスの一体感は本当に素晴らしかったです。
実践的な学びと交流の場を提供
午後からは「パーキンソン病と共に学ぼう」をテーマに以下のような多彩なブースが設けられました。
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日常生活をサポートする便利グッズの展示・体験コーナー
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パーキンソン病当事者による俳句の展示や著書の販売コーナー
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専門家によるパーソナルストレッチ指導
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鍼灸によるセルフケア相談
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当事者と家族のための対話の場 「どない屋」と「ファミリ屋」
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当事者の俳句の会
昨年若い世代のパーキンソン病患者が立ち上げた「どない屋」と呼ばれる当事者間の対話の場に加えて今年は介護に携わる家族のための「ファミリ屋」を企画しました。ここでは、同じ立場の方々が互いの経験や思いを共有し、明日への希望につながる貴重な対話が行われました。
本イベントは、パーキンソン病に対する社会の理解を深めるとともに、パーキンソン病当事者とそのご家族が前向きに生活していくための supportive community づくりに大きく貢献する機会となりました。
【イベント概要】
名称:PD変装カーニバル
主催:NPO法人コントロールPD
日時:2024年11月9日(土)
会場:神戸市しあわせの村
参加者数:約200名(パーキンソン病当事者、ご家族や友人、一般、医療関係者、ボランティア等)
【お問い合わせ】
NPO法人コントロールPD
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