コグニザントとマイクロソフト、企業における生成AI導入拡大と業界変革の推進に向けたグローバル・パートナーシップを発表
パートナーシップの拡大を通じてMicrosoft Copilotとコグニザントのアドバイザリー/DXサービスを活用し、従業員や企業顧客による生成AIの運用化、および戦略的ビジネス変革の実現を支援
【ティーネック発:2024年4月22日/PRNewswire】コグニザント・テクノロジー・ソリューションズ (Nasdaq: CTSH、以下、コグニザント)とマイクロソフト・コーポレーション(Nasdaq: MSFT、以下、マイクロソフト)は、企業のビジネスオペレーションの変革、従業員体験の向上、業界横断的なイノベーションの加速に向けて、マイクロソフトの生成AI/Copilotを数百万人のユーザーに提供することを目的としたパートナーシップの拡大を発表しました。
DXサービスの担い手であるコグニザントは、業界とテクノロジーの双方に特化した事業を展開しています。マイクロソフトの高度生成AIやCopilotと併用することで、このパートナーシップの相乗効果は企業顧客に多くのイノベーションをもたらし、今後10年間でAIが米国のGDPに与えるであろう1兆ドルの価値(※1)に大きく寄与することが期待されます。このパートナーシップは、インドにおけるAI導入とイノベーションを大きく加速させる可能性も秘めています。AIを通じて、2025年までにインドのGDPは、同国の5兆ドルというGDP目標の10%に相当する4500~5000億ドルまで増大すると見込まれています。(※2)
このパートナーシップの一環として、コグニザントは生産性の向上、ワークフローの合理化、顧客体験の変革に向けて、当社従業員向けに2万5000ユーザー分のMicrosoft 365 Copilotライセンスを、またSales Copilot / Services Copilotについてはそれぞれ500ユーザー分のライセンスを購入しました。さらに、11業種にわたるグローバル大手企業顧客の100万人規模のユーザー向けにMicrosoft 365 Copilotを展開する取り組みを進めます。当社の Synapse スキル向上プログラムを通じて、35,000人の開発者がGithub Copilot 研修を受講し、今後さらに40,000人が受講する予定です。
「生成AIは、あらゆる業界のほぼすべての企業にとって、イノベーション、効率化、ビジネス成長の新たな可能性を切り拓くゲームチェンジャーとなり得るものです」とコグニザント最高経営責任者(CEO)Ravi Kumar Sは述べています。「だからこそ当社は生成AIに今後3年間で10億ドルを投じ、クライアントやその従業員・顧客が利用できるよう、その可能性を探る新たな研究開発を主導しているのです。当社は、企業が全社規模で生成AI機能を活用できるよう支援することに全力で取り組んでいます。Microsoft Copilotは、変革的な利益をもたらし、想像の域を出なかった方法で人材や可能性を引き出せる、実績あるツールです」
マイクロソフト、エグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高商務責任者(CCO) であるJudson Althoff氏は次のように述べています。「コグニザントとのパートナーシップ拡大は、企業における生成AIの活用を支援するものです。これにより、各社のビジネスオペレーションを変革し、従業員体験を向上させ、さらには顧客に対する新たな価値提供を実現します。コグニザントの業界知識とマイクロソフトのCopilot 機能(Copilot for Microsoft 365やGitHub Copilotなど)を組み合わせることで、そのネットワーク全体で数百万人のユーザーに対するAI導入とイノベーションの推進に貢献します」
業界に特化した変革の推進を本パートナーシップの主たる目標とし、ここ数十年間目覚ましい変革を経験していないセクターにおいてそのオペレーションの再構想を支援することに注力します。例えば、コグニザントとオックスフォード・エコノミクスが最近発表した調査報告「New Work, New World」によると、生成AIを用いて救急医の業務の最大3分の1まで自動化できると見込まれています。これにより人員配置の課題に対処し、サービスの質を向上させ、医師は患者の体調管理に注力できるようになります。生成AIを活用して、これまで数日かかっていた処置の承認時間をわずか数分に短縮することで、遅延を解消し、患者の転帰を改善することが可能となります。コグニザントではすでにTriZetto プラットフォームを用いてマイクロソフトの生成AI技術の活用を始めており、米国における医療保険事業者の潜在的なコスト削減、何百万人もの患者の転帰の改善に貢献しています。
こうした機会を有効に活用するべく、コグニザントとマイクロソフトは、Copilot Studio プラットフォームを用いて、業界に特化したソリューションの提供に向けて協業することとなりました。このプラットフォームは、生成AI大規模言語モデル、ビジネスアプリケーション、企業データの活用を通じて、業界やビジネス機能に特化した独自のCopilotの作成・カスタマイズを可能にします。ヘルスケア業界にとどまらず、小売・消費財、金融サービス、ライフサイエンス、製造、通信・メディアなど幅広い業界における適用を最優先課題として取り組む予定です。
開発中のユースケースとして、当社は現在次のような案件に対応しています。
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メディア企業向け:マイクロソフトの技術を活用して正確な字幕、吹き替え、文化的適応を可能する、映像コンテンツの翻訳/ローカライズ用の生成AIソリューションを開発
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製造業向け:遠隔による技術的診断を改善するべく、生成AIを使用し、現場技術者による主力製品のメンテナンス上の問題の特定、分析、解決を支援
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教育サービス事業者向け:生成AIを活用し、教師や生徒の嗜好やニーズに合わせてパーソナライズされたデジタルコンテンツを制作・配信できるよう、同社の運用モデルを再構築
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通信事業者向け:顧客体験や業務効率を高めるべく、生成AIを活用して、販売、サービス提供、保証など、中核となるビジネスプロセスを合理化・自動化
コグニザントがこのほど発表したAdvanced AI Labでは、イノベーションや独自ツール/AI実現技術の開発を通じてAI分野の「科学」と「実践」を推進することに主軸を置き、こうした取り組みを支援します。また、マイクロソフトの生成AI技術を紹介するための設備を整えたAIイノベーションスタジオを、ロンドン、ニューヨーク、サンフランシスコ、ダラス、ベンガルールに開設しています。この拠点間ネットワークは、クライアントが共同イノベーションを行い、革新的な業界ソリューションを構築できる場として機能します。
コグニザントはマイクロソフト Responsible AI Councilのメンバーとして、安全性、セキュリティ、プライバシー、透明性、包括性などを重視し、責任ある倫理的なAI活用に向け最高基準の維持管理に努めています。生成AIの導入が責任を持って管理され、信頼を醸成する形で進められるよう、Synapseをはじめとする当社のスキル向上プログラムが、エンタープライズAI時代に活躍できる近代型ワークフォースを育成する重要な役割を果たし、テクノロジーが仕事のあり方変えていく中で、役割の変化に伴う摩擦を軽減するための一助となります。
コグニザントは、Microsoft Specialization におけるグローバルリーダーとして認知されています。Modern Work および Security Specialization を取得し、直近では GitHub Copilot Specialization も取得しました。Microsoft Specialization には、マイクロソフトが設定した厳しい基準を満たすことに加え、厳格な第三者機関の審査が必要です。コグニザントとマイクロソフトのパートナーシップの詳細についてはこちら をご覧ください。
コグニザントとオックスフォード・エコノミクスによる生成AIに関する調査レポートの詳細についてはこちら をご覧ください。
コグニザントについて コグニザント(Nasdaq: CTSH)は、企業の近代化を実現します。お客様がこの急速に変化する世界で競争優位性を発揮できるよう、テクノロジーの近代化、プロセスの再構想、CXの実現に向けてご支援いたします。当社はすべての力を結集し、日々の生活向上に貢献します。詳細な会社情報につきましては www.cognizant.com または@cognizant をご参照ください。
マイクロソフトについて マイクロソフト(Nasdaq "MSFT" @microsoft)は、インテリジェントクラウド、インテリジェントエッジ時代のデジタルトランスフォーメーションを可能にします。「地球上のすべての個人とすべての組織が、より多くのことを達成できるようにする」ことを企業ミッションとしています。
1 Cognizant and Oxford Economics. (2023). New Work, New World, pg. 3.
2 Ministry of Electronics & Information Technology, Government of India. (2023). India AI 2023, pg. 5.
本プレスリリースは、Cognizantによるプレスリリースをコグニザントジャパン株式会社にて翻訳したものです。
原文 (英語)はこちら:
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