こども家庭庁・福岡県・福岡市・北九州市後援「多胎シンポジウム in FUKUOKA 2025」7月19日に開催、虐待死率2.5倍の多胎育児家庭に支援の手を

多胎育児世帯の孤立解消へ行政・専門家・当事者など700名規模で支援体制を議論

一般社団法人tatamama

2025年6月30日 10時00分

一般社団法人tatamama（福岡市、代表理事：牛島智絵）は、2025年7月19日に天神FFGホールにて「多胎シンポジウム in Fukuoka 2025」を開催いたします。

こども家庭庁、福岡県、福岡市、北九州市の後援を得て実現する本シンポジウムでは、虐待死率が単胎育児の2.5倍から4倍に上る多胎育児の現状について、日本多胎支援協会理事や児童虐待防止機構理事長など専門家が登壇し、多胎育児の現状や虐待の課題、必要な支援体制について700名規模の参加者とともに議論します。

また、多胎世帯同士の交流会も同時開催し、当事者の実践的な情報共有の場も提供いたします。1日18時間に及ぶ育児負担や社会からの孤立という深刻な課題を抱える多胎家庭への理解促進と、支援の輪の拡大を目指します。（公式サイト：https://tatamama.org/tatai-symposium-fukuoka-2025/）

「多胎シンポジウム in FUKUOKA 2025」開催背景

「産後1ヶ月間、まとまった睡眠が取れず、いつ休めるのか分からない不安で押し潰されそうになった」

これは、双子を育てる母親の実際の声です。双子や三つ子などの多胎児出産は、日本全体の1%、年間約8,700組が誕生する「100分の1の奇跡」と呼ばれる一方で、深刻な課題を抱えています。

【データで見る多胎育児の現実】

多胎児の7割が低出生体重児で医療的ケアや発達支援が必要な子が多い

双子の1日の育児時間は18時間に及ぶ

多胎世帯の離婚率は1.5〜2倍

多胎育児の虐待死率は単胎育児の2.5〜4倍

3から4割の多胎の親が「虐待しているかもしれない」と感じている

2023年の設立以降、多胎育児支援に取り組んできた一般社団法人tatamamaは、孤立する多胎育児当事者に具体的な支援を届け、社会全体の理解を促進するために第2回『多胎シンポジウム in FUKUOKA 2025』を開催します。こども家庭庁や自治体の後援を得て実現する本シンポジウムでは、多胎育児の専門家、児童虐待防止の第一人者、行政担当者が一堂に会し、多胎育児の現状や虐待、必要な支援体制について議論します。

「多胎シンポジウム in Fukuoka 2025」開催概要

日時：7月19日（土）13:00〜15:00（12:30受付開始）
会場：天神FFGホール（福岡銀行本店地下）
参加方法：事前申込み（公式サイト）
参加費：無料
定員：692人（車いす専用席7席）
主催：一般社団法人tatamama
後援：こども家庭庁・福岡県・福岡市・北九州市

※当日の様子はYoutube Liveで配信予定です。

【登壇者】

【プログラム】

【ご協賛のお願い】

「多胎シンポジウム in FUKUOKA 2025」は企業の皆様からのご協賛を募集しております。

詳細は「お申込ページ」にてご覧いただけますと幸いです。

「多胎育児の現状を知っていただき、みんなで考えるきっかけをつくりたい」主催者メッセージ

一般社団法人tatamama 代表理事牛島智絵

団体設立から2年が経過し、開催した相談会や交流会は30回を超えました。また、保育士や助産師などの資格を活かして多胎育児をサポートする「tatamamaサポーター」には、80名以上の方々にご登録いただいております。今回のシンポジウムを通じて、より多くの方々に多胎育児の現状や課題を知っていただくことで、ご参加いただく皆さま自身が多胎育児支援にどのような形で関われるのかを考えるきっかけになれば幸いです。当日は多胎育児世帯の生の声も聴いていただける予定です。ぜひお待ちしています。