福祉の現場から“ちいさな革命”。(株)ARU、送迎記録の自動化で職員の時間を現場へ戻す
〜GASで月30時間の事務作業時間を削減。福祉現場に“小さなDX”を〜

背景
「人が足りない」「時間がない」——福祉の現場では、書類・記録・集計といった“事務の負担”がサービス提供の妨げになっています。
障害福祉事業を展開する株式会社ARUでは、送迎記録の作成・集計にかかる手作業を見直し、Googleフォーム×スプレッドシート×GASによる自動化を実現。
月30時間にのぼる事務時間を削減し、職員の時間を「現場へ戻す」取り組みを開始しました。
これまでの課題
・送迎担当からの報告をもとに、管理側が「誰が・どこへ・どれだけの距離か」を手作業で集計。
・月1,000件近いデータを2人体制で処理しており、確認・修正に多くの時間が必要。
・表記の揺れや距離の参照漏れなど、ヒューマンエラーによる再確認も多発。
ARUの取り組み(自動化の仕組み)
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報告=記録になるフォーム 送信内容がそのままデータベース化。書き写し作業が不要に。
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「行き先まとめ入力」に対応 複数の送迎先を「,」「、」で区切るだけで、自動で1行ずつ分割記録。
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距離を自動参照 既存リストから距離を自動取得。未登録の場合は「確認してください」と自動表示。
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往復設定の自動化 最も遠い行だけを自動複製し、往復距離の計算を自動化。
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進捗・エラーの可視化 処理状況・メッセージを自動で記録し、「今どこまでできたか」が一目で分かる。


効果(見込み)
時間削減:月30時間 → 約1時間へ
品質向上:表記ゆれ・距離未登録が可視化
継続性:現場主体で改善・保守が可能
コメント
■株式会社ARU CTO 増村 大輝(2025年10月就任)
「エンジニアとしての出発点から、エンジニアの教育・採用人事やエンジニアとしての独立経験を経て代表の薄田の理念に共感し、ARUに合流しました。福祉はITから遠い世界に見えますが、だからこそ無理な大改革ではなく、“少しずつ便利になる”体験を現場に届けたい。今回の自動化はその第一歩です。」
■送迎記録管理担当者 工藤
「毎月30時間規模で圧迫していた記録作業が軽くなり、利用者対応や現場サポートに時間を割ける見込みです。小さな改善でも、積み重ねれば全体の質は確実に上がります。」
今後の展開(外部への提供)
(株)ARUでは今後、福祉事業者・就労支援事業所向けに小規模自動化の導入支援を開始します。
・Google Workspace(フォーム、スプレッドシート、GAS)を活用した業務の自動化
・AppSheet・Webアプリなどを用いた柔軟な業務管理アプリ開発
・現場担当者と一緒に作る「内製化支援・伴走型サポート」
「自社の現場にも導入できる?」「送迎以外の業務も自動化できる?」 そんなご相談をお待ちしています。
問い合わせ窓口:株式会社ARU 増村
Mail:info@aru.inc
フォーム:https://forms.gle/QbVdhw4h6GqpRyreA
会社概要
会社名:株式会社ARU(アル)
代表者:代表取締役 薄田 夕侑
設立:2021年10月8日
本社所在地:大分県大分市長浜町2丁目12-10昭栄ビル303
事業:障がい者就労支援 等(スローガン「UPDATE福祉 – アイデアで福祉に革命を」)
公式サイト:https://aru.inc
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