ビジョンインキュベイトが核医学ベンチャーのAMS企画株式会社に出資

株式会社ビジョンインキュベイト

2025年6月30日 16時00分

　株式会社ビジョンインキュベイト（本社：石川県金沢市角間町、代表取締役：松本邦夫、以下「当社」）は、AMS企画株式会社（本社：東京都港区、代表取締役：菅原雄一郎、以下「AMS」）に対し、2025年5月に出資を実行したことをお知らせいたします。

　AMSは、放射性同位元素（RI）を用いた核医学診療領域で事業開発を行っている北海道大学発ベンチャーです。2011年3月の福島第一原子力発電所事故を契機に、日本の原子力産業を変革し、新世代の核医学技術を開発しています。同社は、世界初のベッドサイドフィルターシステムを開発することにより、核医学治療の提供における重大な障壁である放射性廃棄物の処理方法を変革し、核医学治療の未来を切り拓こうとしております。

　当社は、AMSの先進的な技術を高く評価し、今回の投資実行にいたりました。今後は、共同出資者であるみらい創造インベストメンツと協力し、支援してまいります。

AMS企画株式会社　代表取締役　菅原雄一郎

　このたび、核医学分野において長年にわたり深い知見と豊富な実績を有する金沢大学において設立されたビジョンインキュベイト様よりご出資を賜りましたこと、心より光栄に存じます。

AMSは、急速に進展する核医学という高度かつ専門性の高い領域において、課題の本質に迫る事業創出を目指し、「AMS Growth Flywheel」という独自のビジネスモデルを通じて、自社の成長と外部環境との好循環の実現を企図しております。

　今回のご出資を通じて、当社のビジョンとビジョンインキュベイト様の専門知見およびネットワークとの融合により、核医学分野におけるイノベーションを一層加速できるものと確信しております。

お預かりした資金は、臨床・研究現場で顕在化しているボトルネックの解消に資する事業開発に重点的に活用し、国内外において持続的かつ社会的インパクトの大きいソリューションの実装を推進してまいります。

株式会社ビジョンインキュベイト　取締役　武田泉穂

　このたび、AMS様へのご出資に、これまでリードされてこられた、みらい創造インベストメンツ様とご一緒できましたことを大変光栄に思います。

　AMS社が開発するベッドサイドフィルターシステムは、核医学医療のボトルネックとされてきた放射性廃棄物に対する問題を根本的に解決する破壊的インパクトのある製品です。特に我が国をはじめとして、核医学が提供される欧米諸国において、当社の事業によりさらなる核医学医療の普及とがん治療を受けておられる患者さんに貢献できると確信しております。今後もAMS社の皆様と菅原代表と共に、革新的な医療が社会に実装される近い将来に向けて尽力してまいります。